海未ちゃん、誕生日おめでとう。
バミューダ強化のエクストラブースターの発売が楽しみです。
アニメも楽しく視聴しています。(パストラーレの5人……いや6人か。みんな可愛い)
それではどうぞ。
「はぁ……」
放課後でのファイトを終え、そのまま帰路に着き、自室にて、園田海未は溜息を吐く。
どうして彼女は溜息を吐いているのか?
これには理由がある。それは……
「晩御飯……どうしましょう……」
そう。晩御飯もとい夕飯である。
いつもなら母が作ってくれるのだが、今日は違った。何故なら彼女の両親が2~3日程、家を留守にしてるのである。それも今日から。
「コンビニ弁当……は駄目ですね。とりあえず買い物に行きましょう!」
一瞬、コンビニ弁当でもいいんじゃないかと考えた海未だが、栄養が偏ってしまうと思ったので、とりあえずスーパーに行ってから考えようと思ったのであった。
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(何を買えばいいんでしょう……?)
意気込んで、スーパーに来たのはいいが何を買えばいいか1つも浮かばなかった。
家から持って来た金額は、両親が置いて行った2~3日分のお金と、自身のお小遣いが少し。後は精々、家の鍵とスマホとデッキケース位である。
「と、とりあえず、お肉を買いましょう……」
何故その様な発想に至ったのか、自分でも分からない海未だったが、買い物籠を持ちながら精肉売り場に向かう事にした。
精肉売り場に着くと、夕飯の時間帯もあってか、家族連れの親子や年配の奥様方でごった返していた……。
(あっ、3割引きの牛肉が残り1つみたいですね。これを買いましょう)
そう思った海未は、商品に手をかける。
すると、ほぼ同時に隣から別の人物の手が彼女の手と重なろうとしていた……
「「あっ、すみませ……」」
お互いに謝ろうとした時、海未は、その人物の顔を見て驚愕した。
何故なら……
「……あっ。みーちゃんだ」
「ゆ、悠里君っ!?」
買い物籠を持ち、キョトンとした表情でこちらを見る水無月悠里だったのだから。
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「それにしてもこんな偶然ってあるんだね?」
「そ、そうですね……悠里君と悠里君と悠里君と……ふ、二人きり……」
話の流れで一緒に買い物をする事になった2人。
悠里は何気ない言葉に対し、海未は顔を俯きながらも返事をする。顔は真っ赤で頭からは蒸気が出ている。
その様子を見ていた奥様方からは『あらあら♪』や『若いっていいわぁ~♪』等の言葉がちらほら。
「悠里君はよくここに買い物に来るんですか?」
「…今日は偶々。缶コーヒーが特売だって聞いたから、材料を買うついでに来た」
これだよと言いながら悠里は海未に籠を見せる。
籠の中には、10本は軽く超えたくらいの本数の缶コーヒーが入っていた。
(か、買い過ぎでは……?)
他にも微糖やらブラックやら入っていたが気にしない事にした。
「後……買うのは……猫缶と犬缶かな?」
「猫缶と犬缶……? 悠里君は猫と犬を飼ってるんですか?」
悠里の呟きに海未が質問をする。
「……ん? あぁ、飼ってるよ? 去年からかな……2匹共、子猫と子犬で段ボール箱に捨てられてたから、病院に連れて行った後に僕が引き取ったんだ。なんか懐かれちゃって……話を戻すと、今日2匹に朝からお留守番をさせちゃったから、お土産に少し高めのものを買って行こうかなって」
缶詰コーナーに移動しながら、海未に説明する悠里。
「んーっと……あったあった。そういえば、みーちゃん家って今日の献立はなんなの?」
「わ、私の家ですか? えっと……その……」
悠里の問いかけに何て答えていいか分からなくなる海未。
それもその筈。両親が出掛けていなくて、夕飯は何にするか決まってないから、こうしてスーパーに来た。悠里に会えるとは思って無かったが……
(悠里君なら穂乃果やことりみたいに笑ったりしませんし、話しても大丈夫ですよね……)
そう思った海未は……
「じ、実は……」
自分が言いづらい理由を話す事にした。
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「……なるほどね。それでとりあえずスーパーに来たと……」
「は、はい……」
一連の理由を話すと悠里は、大変だったねと言いながらセルフレジに並ぶ。
とりあえず海未も簡単に作れそうな料理の材料を買って、悠里と同じレジに並ぶ。どうしてセルフレジに並ぶのかと聞いたら……
「セルフレジが主流の時代になったら、直ぐに使えるように慣れる為の予行演習。後は店員さんの負担軽減……」
との事だった。
そして海未も悠里にセルフレジのやり方を教わり会計を済ませる。
そして2人がスーパーから出ると……
「……あれ? 雨?」
パラパラと小雨だが雨が降っていた。
(どうしましょう……傘なんて持ってきてません……)
出かける時は、ほんの少しだけ曇ってたが、まさか雨が降るなんて予想はしていなかった。
傘なんて当然、海未は持って来てない。
このまま走って帰ろうかと思った時だった……
「…僕の傘に入る?」
悠里が折り畳み傘を開きながら海未に訊ねてきた。
「えっ?」
「みーちゃん、傘ないんでしょ? だったら僕の傘に入りなよ」
「で、ですが……それって悠里君と……きゃっ!?」
困った顔をする海未を見た悠里は、そんな海未をよそに彼女を抱き寄せる形で自分の傘に入れる。
突然の事に海未は変な声を上げてしまう。
「……でもも何も、みーちゃんが風邪をひいたら大変」
「あ、あの……悠里君、ちょっと、ち、近い……ですぅ……」
今の海未は悠里にこれでもかというくらい密着状態。更に言うなら、彼女が雨に濡れないように、抱き寄せてる形となっており、海未は嬉しさ半分、恥ずかしさ半分そして驚きがちょっとという複雑な気分なのであった。
「……あ。肝心な事を聞き忘れた」
海未が真っ赤になってるのをよそに、悠里は思い出したとばかりに彼女の方を向く。
「みーちゃん」
「な、なな……なんですか?(まさか私の家に行ってもいい……いや、そんな都合のいい事なんて……)」
そんな事あるわけないですよね……と内心思っていた時。彼の口から……
「
彼女の予想もしなかった答えが返ってきたのだった。
読んでいただきありがとうございます。
間に合って良かったです。
変な終わり方になってしまい申し訳ありません……(土下座)
実はちょっとこれには理由があります。
次回の投稿は氷川姉妹の誕生日の3月20日なんですが、紗夜ちゃん単体での誕生日回はやってなかったので、今年はそれをやりたいと思ってます。
それだけでなく、紗夜ちゃんと海未ちゃんを絡ませたいなと……(にぱ~☆)
連載当初からやりたかった事なので、頑張って書きます。
本日はありがとうございました。