明けましておめでとうございます。
あと少ししたら、『竜牙独尊』の発売ですね。
神崎s……いえ、ユウイチロウのCM宣伝がインパクト強すぎて毎回笑っています。
サブタイは思いつきですので、ご了承くださいませ。
それではどうぞ。
「「「「「…………」」」」」
「「…………((く、空気が重いです))」」
水無月家のリビングにて。
海未と紗夜は正座していた……いや、させられたという表現が正しいか。
目の前の5人……穂乃果、ことり、友希那、リサ、燐子の視線での圧が物凄く響く。ことりと燐子の2人に至っては、笑っているが目が笑っていなかった。
「寒かったでしょ? お茶どうぞー」
「悠里、どういう事か説明して頂戴」
お茶を持ってきた悠里に対し、開口一番に友希那が真顔で尋ねる。
他の4人も一斉に悠里の方に顔を向ける。
「…まぁ、ハーブティーでも飲んで落ち着いてよ。ちゃんと質問には答えるし、説明するからさ? ねっ?」
「「「「「…………」」」」」
その言葉に5人は、出されたハーブティーを飲む。
助かったとばかりに少し安心した海未と紗夜は、一安心の溜息を吐いた。目の前の5人にバレないように。
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「…5人がとりあえず落ち着いたところで、質問ターイム……」
「いえーい♪」
「いえ~い♪」
落ち着いたところを見計らい、悠里が言う。そして合わせるかのように、花怜と瑠菜がノリに乗っかる。
「…質問がある人は手を挙げてね?」
「はい」
「はい。ことちゃん」
ことりが手を挙げたので、悠里は彼女を指名する。
「海未ちゃんに連絡したんだけど、出れなかったのはどうして?」
「…えっ?」
ことりの言葉に海未は慌てて携帯を取り出し確認する。ところが、彼女からの連絡どころか、不在着信すら入ってなかった。
「…あー……その事か。この学校のセキュリティで、外部からの通信手段を干渉を遮断してるんだ」
「「「「「「「…………えっ?」」」」」」」
悠里の言葉に唖然とする海未、紗夜を含めた7人。
「…正確には、
「えっ? じゃあ海未ちゃんと連絡できなかったのって……」
「…そういう事。ここに来る前に花怜ちゃんが、行けば分かるみたいな事、ほのちゃんとことちゃんに言ってなかった?」
「「そういえば……」」
その言葉に、穂乃果とことりは花怜が言ってた事を思い出す。
あの時、行けば分かるという意味はこういう事だったのかと納得した。
「じゃあ、アタシ聞いてもいいかな?」
「どうぞ、リサちゃん?」
「凄く根本的な質問になるけど……紗夜が悠里の家にいるのって…どうして?」
一番気になる疑問をリサは悠里に尋ねる。
すると彼はこう言った。
「その質問ね。紗夜ちゃんと日菜ちゃんの両親が今日から旅行で家に居ないんだって」
「えっ!? 紗夜、そうなの!?」
「はい……私も知ったのは日菜からの電話で初めて知ったんです。ちゃんと聞いてなかった私も悪いんですが……」
「ちなみに、みーちゃんも同じ理由だよ」
「海未ちゃんそうなの!?」
「はい。とりあえずスーパーで買い物をしてたら偶然、悠里君に会って今に至る……という訳なんです」
「そうだったんだ……」
紗夜と海未の理由を聞いたリサとことりは、ようやく納得した。
「あ。そうだ。花怜ちゃん、花怜ちゃん……」
「ん? 何かな? 何かな?」
「ティアちゃんがさ、かくかくしかじか……」
「まるまるうまうま……ふんふん……」
「「「「「「「…………(((((((何を話してるか全然分かんない……)))))))」」」」」」」
何かを思い出したとばかり、悠里は花怜に声を掛ける。
幼馴染み同士、ツーカーで話す2人。
それを見ていた7人は、何の話をしているか全然解らない。試しに瑠菜に視線を向けて見るが、悠里と花怜の会話が解ってるのか、時々相槌を打っていた。
それでもやっぱり解らなかった……
「…あんまりティアちゃん怒らせない方がいいと僕は思う」
「うんうん。解るよそれ。でも、ゆうり君? バレなきゃ……」
犯罪じゃないんですよーと花怜が言おうとした時────
「あら。バレなきゃ何なのかしら? 是非とも教えて欲しいわね」
「えっ?」
花怜の言葉を引き継ぐかのように彼女の背後に見知った声が響く。
「…あ。ティアちゃんいらっしゃいー」
「やほ~♪ ティアちゃ~ん♪」
悠里と瑠菜が先程の声の正体……ティアに挨拶をする。
「「えっ!? ティアちゃん!?」」
「ホノカ、コトリ。久しぶり。で? カレン? 何か言い残す事は?」
「ゆ、ゆうり君ー……」
「ユーリに助けを求めない!!」
そう言うと、ティアは花怜にアイアンクローをかますのであった。
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「ごめんなさいね。また急に押しかけて」
「僕は構わないけど、急にどうしたの? なんか頼み事?」
「ええ。ユーリにお願いがあって来たの。ちょっと待ってて?」
花怜へのお仕置きを終えたティアは、悠里の質問に答え一度、玄関に戻る。
そして再びリビングに戻ってくると……
「「こ、こんばんは……」」
「あれ? ちーちゃんと花音ちゃん。まぁ……いらっしゃい」
「「「…………(((また知らない人が!?)))」」」
「「「「…………((((ま、まさか……))))」」」」
2人の少女、千聖と花音を連れて戻って来た。
穂乃果、海未、ことりは声には出さないが、謎の焦りと誰!?という心境になるのであった……
そして友希那、紗夜、リサ、燐子は、この後の展開がなんとなくだが予想できた。
「そういう訳でユーリ。チサトとカノンを泊めてあげてくれない?」
「ふえぇ!? ティアちゃん!?」
「…ん。分かった。全然オッケーだよー」
「悠里!? ちょっとは否定して!? お願いだから!!」
「…えー? だって泊まる人数が1人2人増えても、そんなに変わんないし僕は全然構わないんだけど……」
そう言うと悠里は、『さーて来客用のお茶の用意だ』と呑気に言いながらキッチンに移動する。
その背中を見た千聖と花音を含めた彼の幼馴染みは、これはもう自分達が何を言っても絶対に聞かないなと思ったのであった……
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千聖と花音の2人が加わり、賑やかになった水無月家のリビング。
賑やかなのは良いことだと思いながらも自分用に梅干し紅茶を淹れる。
「にゃ~~」
「はっ!? にゃーんちゃんの声!」
何処からか聞こえる猫の鳴き声。
そして真っ先に反応したのは猫好きな友希那だった。そんな彼女を見た悠里は、リビングの窓まで足を運び、カーテンを開ける。
そこには1匹の猫……悠里の愛猫のメルの姿があった。
「にゃ~~♪」
「お帰り。お散歩は楽しかった?」
悠里が家の中に入れると、メルは悠里の肩に飛び乗り、甘えた声で主人に頬をすりすり。その光景を見た9人の少女達は、可愛いと思ったそうな。
「わんっ! わんっ!」
すると今度は犬の鳴き声。
リビングへの入口のドアの隙間から、悠里の愛犬のメラルが駆け寄って来た。そして構ってと言わんばかりに、悠里の足元に擦り寄る。
「可愛ーい♪ ゆうちゃん、穂乃果にも撫でさせてー♪」
「悠里、その……にゃーんちゃん……抱っこさせて……?」
穂乃果と友希那が触りたそうだったので、悠里は2匹を渡す。
しばらく2匹は、2人に任せても大丈夫だろうと思いながらも悠里は部屋の時計を見る。
「そろそろかな……」
そう呟く彼を見て、一体何の事なんだろうと思った時────
「お兄ちゃーん♪ ただいまー♪」
バーンという音を立てながら、リビングのドアが開く。
その正体は、悠里の妹の涼香だった。
「お帰り涼香。今日はいつもより遅かったね?」
「うん。大会が近いからなのか、ちゅーもんが多かったの!」
「…だからか。時期が時期だから、しょうがないのか……あ。涼香、お客さんが来てるから挨拶してね? 見知ったお客さんもいるけど」
「うゅ……?」
悠里に言われた涼香は、まだ会ったことない人物……穂乃果、海未、ことり、燐子、花音の5人に向かい……
「こ、こんばんは……は、初めまして……水無月涼香です……7歳です……」
「「「「「…………(((((か、可愛い)))))」」」」」
恥ずかしがりながらも丁寧に挨拶。
その仕草を見た5人の心境は、満場一致だった……
「やっぱりいつ見ても、涼香ちゃんは可愛いわね?」
「…いや、ちーちゃんだって妹ちゃんいるじゃん」
「そうだけど……なにか違うのよ、この前だって……」
「…そういうお年頃なんじゃないの?」
同じ妹を持つ者同士、悠里と千聖との愚痴りあいが始まった。
そしてそこに紗夜も加わり、お互いこういうところが苦労するという話題になったとさ。
こうして更に賑やかな夜になりそうだなと悠里は、頭の片隅で思うのであった……
読んでいただきありがとうございます。
ファイト回は、もう少しお待ちください。
対戦カードはある程度決まってますので、お楽しみください。
次回、第29話『藍音学院をご案内』
サブタイは仮です。場合によってはサブタイを変えるかもしれません。
本日はありがとうございました。