『
その前に、バンドリのコラボブースターパックがあるんですが(デッキは組めたら組みます……組めたら嬉しいんですけどね……)
そしてお待たせいたしました。友希那ちゃんと穂乃果ちゃんのファイト回です。
サブタイも語呂がいいのが浮かんだので、この様な形にしました。
ファイト回を書くのは久しぶりですので、楽しんでいただけると幸いです。
それではどうぞ。
小さい悠里の発言?から数十分後、瑠菜と璃夢に連れられて友希那達が戻ってきた。
「「…………」」
よく見ると海未と紗夜は疲れた表情をしていた。
……2人は一体、どんなお話を受けたんだろうか?
『続いてのファイトは、黄色の選手です。選手は位置に移動してください』
すると4回戦目……先程のエクストラファイトを含めたら、5回戦目の合図が鳴った。
今度は黄色……友希那と穂乃果だった。
そしてお互いにデッキをシャッフルし、ファーストヴァンガードをセット。サイコロでどちらが先攻を決めた結果、友希那が先攻という形になった。
『ファイト……スタート!!』
「「スタンドアップ・ヴァンガード!」」
実質、第5回戦がスタートした。
「『桃園の乙女 エルミ』」
穂乃果はネオネクタール。当然ながら友希那は……
「『凛然の騎士 ネーサ』」
シャドウパラディン。友希那が先攻なので、ターンに入る。
「ドロー『竜刻魔導士 イーニッド』にライド。ネーサは中央後列に移動。ターンエンドよ」
先攻はアタックができないので、そのままターンを終了する。
「穂乃果のターン。ドロー、『
ここで観客席にいた海未とことりがある事に気づく。
「? ディアンって……スキル持ちでしたっけ?」
「持ってないと思う……」
そう。穂乃果がライドしたディアンにスキルが付加されていたのだ。しかもシールド値が5000ではなく、10000に変わっていた。
「えーっと……メインフェイズをスキップして、バトルフェイズ! エルミのブースト、ディアンでヴァンガードにアタック」
「ノーガード」
トリガーは出ず、1ダメージを友希那に与える。ダメージチェックをするが、こちらもダメージトリガーはなかった。
「私のターン。スタンド&ドロー、『彗星の魔女 サーバ』にライド。メインフェイズ『哀慕の騎士 ブランウェン』を右前列にコール、ブランウェンのスキル、山札から5枚見て、グレード3を探すわ」
「友希那はさっきと同じ、グレード3をサーチかぁ~」
「ゆきちゃんのデッキを見た感じ、圧縮も必要なんだろうね。トリガーの確率を上げられるし……って、なんで僕はリサちゃんの膝に座ってるのかな? かな?」
「え~? なんていうか落ち着くから? あと可愛いし♪」
「…………」
2人の盤面を見て推察するリサと小さい悠里。
何故か、リサの膝にちょこんと座らされてる理由を訊ねると、尤もらしい理由が返ってきた。
解せぬ!という表情をする小さい悠里……
「ルアードを手札に。引き換えに、代わりのカードをドロップするわ。フィアーソード・ドラゴンをドロップ」
「ブランウェンでヴァンガードにアタック」
「ボリスでガードだよ!」
SLD 5000、ガード成功
「ネーサのブースト、サーバでヴァンガードにアタック」
「……ここは。ノーガード!」
ドライブチェックを友希那が行うと、クリティカルトリガーが引かれ、穂乃果は2ダメージを受ける。
1点目『理想の乙女 トゥーリア』
2点目『快音の乙女 イマルート』
「ターンエンド」
「穂乃果のターン、スタンド&ドロー、『
すると穂乃果のGゾーンから、2枚のカードが右前列と左前列に、チューリップを模した可愛い植物が出現したではないか。
「「うわぁ~♪ 可愛い~♪」」
花音とことりは、プラント・トークンを見てこの反応。
「なんですかアレは!? ケラ自体は、昔デッキに穂乃果が入れてたのは知ってますが、スキルは持ってなかった筈ですよ!?」
海未の驚きは他のみんなの代弁でもあった。
ケラもスキルなんて持ってないのである。ところが、穂乃果が使ってるケラは完全にスキルを発動させていた。
「あれはね~、ネオネクタールの新しいギミックだよ~?」
「そうそう。ほのちゃんとゆきちゃんの手札の枚数を見てみるといいよー?」
「? 手札を……っ! 高坂さんの手札があまり減っていない?」
瑠菜と小さい悠里の言葉に紗夜が疑問に気づく。
「これが意外と厄介なんだよねー。グレード0でパワーは5000のブースト付き、おまけに元々のクリティカルが1だから、アタッカーにも活用できるんだよねー。手札の消費を抑えられるスペリオルコールって便利だよねー」
小さい悠里の呟きに瑠菜と璃夢を除いた全員が驚く。
パワーが低いとはいえ、1体ではなく、2体を別の領域から飛び出してくるのだ。同名ユニットの強化のネオネクタールの弱点を完全に補っているのは明白だった……
「『
今度はパドミニが出現。
ブランウェンと同じ、グレード3をサーチにいく穂乃果。
「アーシャを手札に。引き換えに、イーネスをドロップするよ」
自分の分身ユニットを手札に加える穂乃果。
しかも公開されたアーシャを見て、海未とことりは驚いた。
何故なら……
「あのアーシャ……ギフトアイコンが付いてましたよね……」
「うん……ここに来る前は、ギフトアイコンなんて付いてなかったのに……」
ギフトアイコンが付いていたのだ。
しかも先程コストで捨てたイーネスもギフトアイコンが付いており、2人は穂乃果のデッキは完全に変化していると確信した……
「パドミニのスキル、トークンユニットが2枚以上なら、穂乃果のターン中、パワー+5000!」
「…という事は、パドミニのパワーラインは、18000……」
これは友希那にとっても厄介だった。
おそらく穂乃果は、リアガードをアタックしてくるかもしれないのだ……
「バトルフェイズ、エルミのブースト、ケラでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
1『花園の乙女 マイリス』☆
「クリティカルトリガー! ヴァンガードにクリティカル、左前列のプラントにパワー+10000」
クリティカルを引かれ、2ダメージを受ける友希那。
2点目『覚醒を待つ竜 ルアード』
3点目『竜刻魔剣士 ダグザ』
「次、左のプラントでリアガードにアタック!」
「ノーガードよ」
予想通り、リアガードを狙ってきたので、友希那はノーガードを選択する。
「パドミニのブースト、プラントでヴァンガードにアタック!」
「ダークサイド・トランぺッターでガード」
SLD 15000、ガード成功
「これで穂乃果はターンエンド」
「私のターン、スタンド&ドロー、『覚醒を待つ竜 ルアード』にライド。メインフェイズ、『兇変の魔女 エマー』を右前列、『彗星の魔女 サーバ』を左前列にコール。エマーのスキル、私のリアガードが登場したから、自身にパワー+5000」
V『覚醒を待つ竜 ルアード』
中央後列『凛然の騎士 ネーサ』
右前列『兇変の魔女 エマー』
左前列『彗星の魔女 サーバ』
「バトルフェイズ、私から見て、サーバで右前列のプラントにアタック!」
友希那から見て、右前列……つまり、穂乃果から見たら左前列のプラントを狙ってきた。穂乃果はノーガードを選択。プラントはドロップゾーンに行かず、Gゾーンがあった領域に戻っていく……
「ドロップゾーンにも行かないのね……」
「トークンユニットだから」
「でも……退却した扱いにはなるんだよね……?」
「なるよー。プラントはトークンユニットとはいえ、ユニット扱いには変わりないもの」
千聖と燐子の疑問に小さい悠里が答える。
「ネーサのブースト、ルアードでヴァンガードにアタック!」
「ダメージはまだ2だし……ノーガードだよ!」
1『覚醒を待つ竜 ルアード』
2『瞑目の短剣 プレデリ』☆
「クリティカルトリガー。ルアードにクリティカル+1、エマーにパワー+10000」
友希那も負けじとクリティカルトリガーを引き返す。これで穂乃果に2ダメージが入る……
3点目『開花の乙女 ケラ』
4点目『矢車菊の花乙女 イーネス』
「エマーでヴァンガードにアタック!」
自身のスキルとトリガーによるパワーアップで、エマーのパワーは、25000まで上がっていた。
ここで穂乃果は、手札を確認したが、ここは敢えてノーガードを選択した。何故か
5点目『萌芽の乙女 ディアン』
「ターン……エンド(これで高坂さんは5ダメージ……)」
ターン終了を宣言する友希那。
しかし何故か嫌な予感がした。このフィールド全体がピリピリすると言えばいいだろうか?
そう思う中、穂乃果のターンになる……
「穂乃果のターン、スタンド&ドロー、煌めく蕾よ……新たな未来に咲きほこれ! 『ラナンキュラスの花乙女 アーシャ』にライド!」
「ホノカ、呼んだ?」
穂乃果の分身ユニット、アーシャがフィールドに降り立つ。
しかも喋ってる……
「イマジナリーギフト・フォース
ギフト効果で、アーシャのパワーは23000まで上がる。
ストライドステップをスキップし、メインフェイズに入るのかと友希那達は思ったが……
「アーシャのスキル。ヴァンガードかリアガードに登場した時、カウンターブラストを1枚払う事で、プラント・トークンを
「今度は2枚!? それにパワーアップも!?」
驚く友希那。
プラント・トークンを先程と違い、左列にスペリオルコールする。
そしてアーシャにパワー+10000される……
穂乃果のターン中とはいえ、ヴァンガードがパワー33000とか堪ったもんじゃない。
「メインフェイズ、アーシャのもう1つのスキル発動。コストで
プラント・トークン2体、エルミが花びらのように散っていく……
しかも穂乃果はスキル発動のコストと言った。今から何が起こるのかと友希那は冷や汗をかきながら身構える。
「共に咲きほこれ!
穂乃果の隣にアーシャ?を模した妖精が出現した。
その妖精は、アーシャとお揃いの武器を手に持っていた……
「な、なんですか……あれ……さっきのトークンとは違った見た目をしてますが……」
「アタシも初めて見る……パワーは……13000!?」
紗夜とリサが言う。
すると小さい悠里がこんな事を口にした。
「あの花妖精はね、一言で表現するなら、『私はアーシャだ!と思い込んでる精神異常者』かな」
「というか、精神異常者妖精よね。正確には」
「何よ、その例え……」
千聖の言葉にまぁ見れば分かるよ、あの花妖精の恐さが……と小さい悠里と璃夢は答える。
V『ラナンキュラスの花乙女 アーシャ』
右前列『プラント・トークン』
右後列『開墾の戦乙女 パドミニ』
左前列『アーシャの花妖精』
「バトルフェイズ、パドミニのブースト、プラントでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
4点目『赤閃の騎士 フェルディア』
「アーシャでヴァンガードにアタック!」
「手札を1枚捨てて、『
完全ガードの為、ガード成功
「ツインドライブ!」
1『ハッピー・ラッキー』☆
「クリティカルトリガー、効果は全てヴァンガードへ!」
「完全ガードでヒットしないのに……?」
2『ハッピー・ラッキー』☆
「ダブルクリティカルトリガー!?」
「こっちも効果は全てヴァンガードに!」
これによって、アーシャのパワーは33000から53000、クリティカル3まで上昇するが、友希那は穂乃果が何故トリガーを全てヴァンガードにつぎ込んだのか分からないでいた。
「穂乃果……ここでプレイングミスをするんですか……」
「あ、あはは……偶にやるよね、穂乃果ちゃん……」
海未は頭を抱え、ことりは苦笑い。
確かに傍からみれば、プレイングミスにも視えるだろう。
「みーちゃん、ことちゃん。ほのちゃんはプレイングミスなんてしてないよ?」
しかし小さい悠里は穂乃果はプレイングミスはしてないと言う。
寧ろびっくりするかもよ?と付け足した。
「アーシャの花妖精でヴァンガードにアタック! スキル発動、アタックした時、アーシャを含むヴァンガードを選んで、そのバトル中、花妖精のパワーとクリティカルを同じになるまで
『はい…………?』
その言葉を聞いた悠里と璃夢を除いた全員が間の抜けた声を出した。
「じゃ、じゃあ……あの花妖精のパワーは……」
「アーシャがさっきアタックした時、パワーいくつだったかしら……」
「ご、53000で……クリティカル3……だった筈です……」
ことり、千聖、燐子が言う。
綺麗な薔薇……とうか、花には棘があるよねーと小さい悠里がのほほんと呟いた。
「の、ノーガード……するわ……」
「あ。友希那がガードできない事を悟った顔をしてるわね。同情するわ……ねぇ? リサ?」
「あはは……あれは……アタシでもノーガードって言うよ」
友希那の表情を見て、何かを察した璃夢とリサ。
そして今からダメージチェックを3回行わなければならない友希那。
5点目『哀慕の騎士 ブランウェン』
1回目はノートリガーだった。
しかもここから、2回連続でヒールトリガーを引き当てなければならない。
「セカンドダメージチェック……」
2回目のダメージチェックを行う友希那。
6点目『ハウルオウル』引
ヒールトリガーではなく、ドロートリガーだった。
「…私の負けね」
勝者は穂乃果という形になった。
負けたのが悔しくないと言えば嘘になるが、友希那は何かを掴めたような気がした。その何かはまだ分からないし、これから見つければいいと思った。
余談だが。
「リサ、いつまで悠里を膝に乗っけてるの。私にもさせなさい」
「友希那ちゃんだけズルイー、穂乃果もやりたーい」
「…………あるぇ~(・3・)」
この後、小さい悠里を誰が膝に乗っけるかで盛大なじゃんけんが勃発したのは言うまでもない。
読んでいただきありがとうございます。
最終的に穂乃果ちゃんの勝利になりましたが、友希那ちゃんも今後は無双タイムができる回を書きたいと思ってます。
……8月28日(金曜)発売の『
次回は花音ちゃんと燐子ちゃんのファイト回になります。
────次回、第36話『極光の歌姫と白き竜』
サブタイは仮です。場合によってはサブタイを変えるかもしれません。
自分なりに頑張りますので、次回もよろしくお願いします。
本日はありがとうございました。