月の少年の休日日記   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
穂乃果ちゃん、誕生日おめでとう。
前回の予告通り、今回で第2章最後の話になります。
かなり短い……かもです。

それではどうぞ。


特別編 穂乃果の誕生日

「(……なんか今日はみんなに怒られてばっかな気がする)」

 

穂乃果とのファイト終了後。

トレインの車内の運転席にて。悠里は溜息を吐いていた。

あの後、説明が大変だった……

 

何が大変だったのかというと……

 

『デートってどういう事!? ちゃんと説明して(ください)!!』

 

セレナを除いた5人のマーメイドの少女+9人の美少女……計14人の美少女に凄い覇気で悠里は迫られ、懇切丁寧にセレナとのデートの件を説明をした……のだが……

 

『わ、私だってまさかユーリにオッケーしてくれるなんて思わなかったんだぞ!? そ、それにソナタだって、昨日、夜中にユーリの部屋に忍び込んで一緒に寝てたの知ってるんだぞ!?』

『えっ!? な、なんでそれを……!?』

『『『『ソッナッタッ!!!(ちゃん!!!)』』』』

 

セレナの爆弾発言に余計な説明を増やされる事になってしまったのだ。

そして9人の機嫌を治してもらおうと、ちょっと危険な遊園地に向かう事になったのだ……

 

「え~……次の停車駅は、某ゲームを再現した"はやしエリア"になります~」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

はやしエリア駅に到着した一行はトレインから降りる。

相変わらずの小雨だが、降りる際に悠里が傘を9人に渡しておいた。

 

「ここって前着たところですよね……」

「海未ちゃん、ここに来た事あるの?」

 

ことりの疑問に海未が粗方の事情を説明する。同じく、紗夜も友希那にあの小さい建物は何かと訊かれたので、カードショップだと教える。

 

「ユーリが遊園地って言うからまさかとは思ったけど……」

「わ~い♪ "ウィッチわーるど"だ~♪」

「私もここに来るのどのくらい振りだろ、息抜きにピッタリだし!」

『ウィッチわーるど?』

 

ティア、瑠菜、花怜が遊園地というのはここかと呟くと同時に、初めて聞く単語に穂乃果達9人は首を傾げる。

 

「某ゲームを再現した遊園地なんだけど、新しくレストランとカフェができたみたいだから、ちょうどいいかなと思って」

 

どういう場所か気になるなら、そこに看板が3つ立ってるでしょ?それを読んで見るといいよと付け加える。

 

先ずは左端の看板を読む。

 

『ウィッチわーるどの中でのスリ等の盗難については、当パークは責任を持ちません』

 

次に真ん中の看板。

 

『全てのアトラクションにチャレンジして、生き残った人は、「ウィッチわーるどファンクラブ」のメンバーになれます。現在までのメンバー数、10人です。』

 

最後に右端の看板。

 

『ドキドキのテーマパーク、「ウィッチわーるど」はサイアクの安全性の為、お休み中です。役人に賄ro……入場料を上手く渡せたら、またオープンします。どうもです。』

 

……と書かれていた。

これを読んだ9人は結構危ないのでは?と思った。

最後に書かれていた看板通り、入口と思われる鉄のフェンスのドアは完全に閉まっており、寧ろどうやって中に入るのか疑問だった。

 

「ゆうちゃん、ここってどうやって入るの?」

「あーそれは……ルーちゃん、お願い」

「は~い♪」

 

穂乃果に聞かれ、悠里は瑠菜に開けるのお願いと言う。

一応、自分でも開けれない事はないが、どちらかと言うと、瑠菜にやってもらった方が早い……

 

「そ~れ~♪ ど~ん!」

 

その華奢な身体とは思えない腕力で、ウィッチわーるどの入口のドアを壊さずに器用にこじ開けた。

 

「開いたよ~♪」

「「「「いやいやいやいや!?」」」」

 

ことり、リサ、燐子、千聖が声を揃えてつっこむ。

 

「ルナの馬鹿力は相変わらずね。ドアが木端微塵になってないだけマシだけど」

「それにしたって……瑠菜はどんな握力をしてるんですか……」

「ルナの握力? そうね……握力測定器が跡形も残らないくらい?」

「如月さん。それは最早、測定不能って事ですよ……?」

 

それもそうね。と海未と紗夜に答えるティア。

 

「…まぁ早く中に入ろうか。パン屋もあった筈……と言っても僕が作った余り物だけど」

「ゆうちゃんが作ったパン!? 食べたい食べたい! ゆうちゃん、ゆうちゃん早く行こうよ!」

 

悠里がそう言うと、穂乃果は目を輝かせながら、悠里の手を引っ張り、目にも止まらない速さで、ウィッチわーるどの園内に入って行ってしまった……

 

「…ホノカって相変わらず、パンの事になると行動が早くなるわね。その行動力を学業とかでも活かせたら……無理ね。そんな事が出来たら、ウミが苦労する筈がないもの」

「解ってくれますか……ティア。そうなんです……そのせいで毎回毎回、私は……」

「今日ウミが食べたい物……私奢るわ。カレンの件でも迷惑かけてるし」

「あれ? 私も?」

「当たり前じゃない。ウミの苦労を増やさないの」

 

海未の肩をポンポンと叩きながら慰めるティア。

それを見た他の一同は、あぁ……本当に苦労してるんだなと思った。

特に紗夜と千聖は海未が普段苦労してる気持ちが解ったそうな……




読んでいただきありがとうございます。
間に合って良かったです。

次回から第3章『4大高校対抗試合編』になります。

頑張って投稿しますので、次章からもよろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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