ヴァンガードGシリーズもクライマックスってなると寂しいですね。
今回はタイトル通りです。
ギーゼ様が降臨なされたら全ファイターはどんな反応するのやら……
「世界よ、沈黙せよ!!」
あぁ……ガスティール猊下も収録されてましたね(苦笑)
それではどうぞ。
「…燐子ちゃんがファイトをしない?」
「はい。そうなんです」
大会の参加受付を終えた翌日。
紗夜ちゃんから相談があると言われたので何だろうと思い、
聞かされた内容がこれである……
「私や千聖ちゃんも声をかけてみたんだけど……」
「図書委員の仕事があるって言われて逃げられちゃって……」
ちなみに、
この場には紗夜ちゃん以外に彩ちゃんとパスパレのベース担当で幼馴染みの
彼女達は通ってる学校が花咲川女子学園なのです。
「あれ? でも月に1度の花咲川女子学園でクラス対抗があったってティアちゃんから僕は聞いたけど……」
これはティアちゃんが転入した時に聞かされたのだが、
花咲川女子学園では月に1度、お祭り的なノリでヴァンガードの大会があったって言っていた。
「その時は自前のデッキを忘れた人用の為に学校側が用意したレンタルデッキを使ったんですが……」
「…何か引っかかる事でもあるの?」
「白金さん…初見で使うデッキ…正確には
えっ? 何その情報……
「レンタルデッキを用意してた先生も驚いてたよねー……」
「ええ。デッキの特性を最大限に活かしてたもの」
彩ちゃんと千聖ちゃんが言う。
確かに燐子ちゃんはRoseliaの中では友希那ちゃんに次いでカードの知識が豊富なのは本当である……
(…やっぱり気にしてるんだなぁ)
僕は知っている。
どうして燐子ちゃんが自前のデッキを使わないのか……
これは3人にも話しておこうかな。
「…燐子ちゃんにもあるよ? 自前のデッキ」
「「「えっ?」」」
僕がそう呟くと3人は鳩が豆鉄砲を食ったような表情になった。
それにしても彩ちゃんはともかく、紗夜ちゃんと千聖ちゃんがこういう表情になるのは、なんかレアだなぁ……
「今回の大会では流石に自前のデッキを使う筈だけど……」
今回の大会……『ヴァンガード 3大高校対抗試合』では、原則ルールとして"自前のデッキ"を使用する事と書いてあったので燐子ちゃん自身も
「何か問題でもあるんですか?」
「問題っていうか……燐子ちゃん自身のトラウマっていうか……」
「それが白金さんが自前のデッキを使わなくなった理由と関係ある……と?」
「そう聞かされたからね」
何せ初めてのオフ会で燐子ちゃん本人から聞かされたしね……
「ねぇ悠里? 1つ質問してもいいかしら?」
「…ん? 何?」
「もしかして自前のデッキを使った燐子ちゃんとファイトした事あるの?」
いやー……ちーちゃん鋭いなぁ……
「うん、あるよ。ていうかなんで分かったの?」
「思い切り、そう聞かされたって今言ってたじゃない……」
思い返せば確かについさっき自分で言ってたよ。
……年かな? かな?
「それで理由だけど、カードショップで行われた大会で質の悪い相手に言いがかりをつけられたって言ってたよ」
「「「言いがかり?」」」
「…『反則だ。イカサマしたろ』だってさ……」
僕がそう言うと3人は顔を曇らせていた。
やば…思い出したら僕も腸が煮えくり返ったよ……
「…これを言われた事が切っ掛けで自前のデッキを使うのを止めたんだって。イカサマも何もそういう動きをするクランなんだし……」
彼女が人見知りで引っ込み思案になったのもこの事が原因だ。
だから僕やあこちゃんとファイトする時だけ自前のデッキを使う……
「…まぁ人によるけど、燐子ちゃんの使うクランは"精神崩壊"を起こすやつだしなぁ」
「そうなの?」
「…大事だから2回言っておくけど、人によるけどね?」
暗い雰囲気になっちゃったので、
僕の奢りで3人にケーキを近くにいた店員さんに頼んだ……
(そういえば燐子ちゃん……
紅茶を飲もうとした際に、
少し気になったが結局は燐子ちゃん次第なので、
その考えは直ぐに消した……
読んでいただきありがとうございます。
りんりんのデッキの中身はファイト回になったら明かします。
まぁ…どういうクランかは今回の話で、分かってしまう方もいらっしゃるかと思いますが……(苦笑)
本日はありがとうございました。