月の少年の休日日記   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
リサちゃん、誕生日おめでとう。
もうすぐ『虚幻竜刻』の発売日ですね?
収録されてるカードリストの公開が待ち遠しいです。

それではどうぞ。


特別編 リサの誕生日

────これは悠里が虹ヶ咲学園駅に到着した同時刻の話である。

 

「は~い♪ ここが藍音学院のデパートにある食品エリアでーす」

「こ、ここ全部……?」

「ひ、広い……です……」

「う、うん。どこまであるんだろ……?」

「ねぇ花音? 悠里に案内された時より広くなってないかしら……?」

「う、うん。ま、迷子にならないかなぁ……」

 

瑠菜に案内され藍音学院のデパートにある食品エリアに買い出しに来た5人の少女……リサ、燐子、ことり、千聖、花音は店内を見て唖然とする。

 

ちなみに友希那、紗夜、穂乃果、海未は花怜とティアと一緒に先に悠里の家に帰ってもらってる為、ここにはいない。

 

「それじゃあ役割分担ね~。千聖ちゃんと花音ちゃんは、1回ここに来た事あるって、ゆうくんから聞いてるからリサちゃんと一緒ね~」

「えっ!? ちょっと瑠菜!? 私と花音もこの場所は完全には把握してないのよ!?」

「そう~? 千聖ちゃんなら大丈夫だと思うけど~?」

「信用されてるのは嬉しいけど、そういう意味じゃなくって……」

「「「「…………」」」」

 

2人のやり取りを見て、ポカンとする4人。

瑠菜と話す時は何故か微妙に会話の論点がズレるので、傍から見たらこんな感じなのかな?と改めて実感した。

 

「えっと~瑠菜? 千聖が言いたいのは、案内地図みたいなものが欲しいって事だと思うよ? そうでしょ千聖?」

「そう。それ………」

「あ~! そういう事か~」

 

リサの補足説明に納得する瑠菜。

気づかなくてゴメンね~と千聖に謝る彼女に対して、慣れてるから大丈夫よと苦笑いする千聖。

 

「う~ん、そうなると~……ちょっと待っててね~?」

 

そう言うと瑠菜はデッキケースを取り出し、手慣れた手付きで操作する。

数分後、ピロン♪と音が鳴り画面を見た後、デッキケースをしまう……

 

「ゆうくんに説明したら許可取れたよ~♪」

 

どうやら悠里にメッセージを送っていたようだ。

しかし許可とは、一体何の事だろうか? リサ達にはさっぱりだった。

 

「ふんふん~♪」

 

そう思ったのも束の間。

瑠菜が普段愛用してるポーチから何かを取り出した。

その正体は……

 

「じゃーん♪ 寝そべりゆうく~ん♪」

 

悠里を模した手のひらサイズのぬいぐるみだった。

藍音学院の制服を着用しており、表情はディフォルメされており何故か寝そべり状態で瑠菜の手の上で鎮座していた。

 

「「「「「か、可愛い……」」」」」

「えへへ~♪ わたしの自信作なんだよ~♪ これリサちゃん達に渡しておくね~?」

 

そう言うと瑠菜はリサに寝そべり悠里を渡す。

あとこれ買い物リストね~?と言うと、ことりと燐子を連れて店内に行ってしまった……

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「瑠菜から渡されたのはいいけど……」

「これをどうすればいいのかしら? 凄く凝ってるし……可愛いけど……」

「ほんとだよね~♪ 私も瑠菜ちゃんに頼んで作ってもらおうかな……?」

 

花音の言葉にそれもいいなと頷くリサと千聖。

そんな時だった……

 

『さて。僕らも買い物を済ませるよ?』

「「「えっ?」」」

 

どこからか悠里の声が聞こえた。

辺りを見渡す3人だが、どこにもいない……

 

『ここだよ。ここ。リサちゃんの手のひらに乗ってるでしょ?』

 

まさかと思い、渡された寝そべりぬいぐるみに視線を移すと、やっと気づいてくれたとばかりにプカプカと宙に浮いた……

 

「えっ!? ちょ……うぇっ!?」

『リサちゃん。僕、悪いぬいぐるみじゃないよ?』

 

驚きの表情になってるリサに近づく寝そべりぬいぐるみ。

 

「もしかして……悠里?」

『そうだよ。今、目的地の駅に着いて、ルーちゃんから連絡があったからさ。このぬいぐるみを介して、3人を案内しようと思って』

 

千聖の疑問に答える悠里。

なんでもこの寝そべりぬいぐるみには、超高性能のビデオカメラ機能が内蔵されており、お互いが許可した場合のみ作動できる仕組みらしい……

 

なのでプライバシーはかなり安全との事。

 

「そ、そうなんだ~……急に悠里くんの声がしたからびっくりしちゃった」

『まぁ……()()()()()達からしたら、表情が固定されたぬいぐるみが喋ったら驚くのも当然だけど』

「ふえっ!?」

 

急に昔の渾名で呼ばれ戸惑う花音。

 

『ま。そういうわけでリサちゃんの肩に鎮座させてもらうよ』

 

そう言うと寝そべりぬいぐるみは、リサの右肩にチョコンと鎮座した。

千聖と花音はそれを見て可愛いし自分にもやってくれないかなぁと思った。

 

「聞きたかったんだけどさ? このぬいぐるみって……瑠菜の手作り?」

 

買い物リストを見ながら店内を回る3人と1体。

 

『うん。高1になってちょっとくらいかな……? なんかルーちゃんが作ってもいい?って聞いてきたから。リサちゃんとちーちゃんは知ってるでしょ? ルーちゃんが大のぬいぐるみ好きって事』

「「あー……」」

 

リサの疑問に答える悠里。

それを聞いたリサと千聖は納得した。瑠菜は昔からぬいぐるみが大好きで、どのくらい好きかと言うと、小学生でプロ顔負けのぬいぐるみを自作してしまうくらいだった……

あぁ。だからこの寝そべり悠里もクオリティが高いのか。

 

『まぁ欲しいぬいぐるみがあったら、ルーちゃんに聞いてみるといいよ? 画像とか分かりやすいものだったら作れると思うし』

「へぇー。ちなみに悠里の寝そべりぬいぐるみとかも作ってくれたりする?」

『頼めば作ってくれるんじゃない?』

 

そもそも僕のぬいぐるみなんて需要ある?と訊くと、リサ達は「あるよ!」と言い切った。

…そんなに欲しいのだろうか?

 

「あと買う物は……フルーツの缶詰と……ナタデココ?」

「ナタデココって、四角形のアレかしら?」

「多分。でも誰のリクエストなんだろう……?」

『…僕だよ。ヨーグルトと一緒に食べるのが密かな楽しみだったりする』

 

悠里の一言にリサ達はえっ?ってなったそうな。

 

 

余談だが……

 

 

「悠里って、ほんと意外な物が好きだよね♪」

『…いいじゃん。美味しいんだから……』

「料理も上手だし」

『…冷蔵庫にある物で作ってるだけだよ』

「料理もできる悠里くんって、カッコいいと思うよ?」

『…褒めても料理がちょっと豪華になるだけだよ?』

 

3人の言葉に照れてるような仕草をしてるぬいぐるみがそこには居た。

買い物が終わって、瑠菜に寝そべり悠里を作ってほしいと頼むリサ達5人なのであった。

 

また悠里の家に戻って、寝そべりぬいぐるみを見た友希那達が自分達にも作ってと頼まれるのは余談である。




読んでいただきありがとうございます。
間に合ってよかったです……

今更ですが、藍音学院の制服イメージを書いておきます。
もし書いてあったらすみません(苦笑)

藍音学院制服イメージ:『D.C.Ⅲ』の風見学園の制服


次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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