月の少年の休日日記   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
ことりちゃん、誕生日おめでとう。
そういえば急遽、制限カード……というか、選抜カードが出ましたね。
悪用されちゃう組み合わせだって、発売前から分かってたでしょうに……

それではどうぞ。


特別編 ことりの誕生日

「それじゃあまた明日ね?」

「…悠里がもし寝てたら歩夢と起こすから」

 

時間も遅くなり、そろそろ帰るね?と言った歩夢と侑を見送る悠里。

もしそうなってたらお願いするよと頼む。

 

2人が自分達の家に入った合図であるドアの音を聞いた悠里は小さめのテーブルに置いてあるノートパソコンの前に向かう。

 

「そういえば……買い物の時、リサちゃん達が僕の寝そべりぬいぐるみをルーちゃんに頼めば作ってくれるとは言ったけど……どうなったんだろう?」

 

ふとした疑問が浮かぶ。

自分を模した寝そべりぬいぐるみが複数になった場合、会話出来る人数が増えるだけなのだが……何故か気になった。

なので、ノートパソコンと連動させ、ぬいぐるみと遠隔リンクを行うと……

 

『わっ!?』

「…あれ? ことちゃん?」

 

何故か画面の向こうには、ことりがいた。

 

『ゆ、ゆーくん!? な、ななな……なんで!?』

「ノートパソコンと寝そべりぬいぐるみを連動した遠隔リンク。ことちゃんから見たら、ぬいぐるみが映写機みたいな感じになってない?」

『ほ、ほんとだ。口から映写機の光が出てる。ちょっと怖いけど……』

「そこはご愛嬌という事で」

 

事実、ことりから見て、寝そべりぬいぐるみの口当たりから映写機の光が出て悠里の映像が現在進行形で映されてる訳で人によってはちょっとホラーな光景である。

 

「他のみんなは?」

『ことり以外もう寝ちゃった。それでなかなか寝れなくて……』

「今に至るって訳ね。僕てっきりみんな寝ちゃってたとばかり思ってた……」

 

まぁでもパジャマ姿のことちゃんが見れて役得だったよと付け足す悠里。

 

『そ、そういう問題じゃないよ~……うぅ~、なんか恥ずかしい……』

「映像越しなんだから、あんまり変わらないと思うけど?」

『そんな事ないもん!』

 

そう言いながら、ぷくっと可愛く頬を膨らませることり。

まぁ……あれだ。乙女心という奴だろう……

 

「なんかみんなに申し訳ないな。家主がいないのに、留守番とかを任せちゃって……」

『ううん。寧ろ新婚さんみたいで楽しんでるよ♪』

「…新婚かぁ。あながち表現的には間違ってないかも。増築も考えよっかな……」

『増築? えっと……お部屋を増やすの……?』

「うん。ことちゃん達の自室の写真を貰えれば()()()()()()を増築できるから……それもいいかなって思って」

 

何やら彼はとんでもない事を言ってる気がするが、ことりにはちょっと理解できなかった。

 

「自室の写真の件は、明日の朝でもいいから、みんなにも聞いておいてくれると嬉しいな」

『うん。分かった。ちゃんと伝えておくね?』

「助かるよ。それじゃあ僕もう寝るね? 明日も早いから」

『うん。ゆーくん、おやすみ』

「はいはーい。おやすみなさい」

 

お休みの挨拶を終えると同時に、寝そべりぬいぐるみから映写機の光が消える。

それと同時に、ことりも悠里と話していたお陰もあって急に睡魔が襲ってきたので、部屋に戻るのであった。

 

 

余談だが……

 

 

「────って、昨日ゆーくんが言ってたんだけど……」

 

翌朝。

ことりが昨夜の出来事を一同に話す。

一言一句、悠里が言ってた事を全てである。

 

「それにしても……どうして悠里君は急に増築なんて言い出したんでしょう……?」

「しかも私達の家の自室の写真なんですよね……?」

「そういう事を私達に聞く悠里って、何か企んでそうな気がするんだけど……気のせいかしら?」

「ち、千聖ちゃん。それは考え過ぎなんじゃ……」

 

海未、紗夜、千聖、花音が答える。

 

「ゆうちゃんの家って凄く広いし、落ち着くからこのままでもいいと思うけどなー?」

「あ。それ分かる。なんていうかこう……自分の家とはまた別の感じの落ち着きがあるっていうか。ね? 友希那?」

「そうね」

「わ、わたしも……ゆうりくんの家は凄く……落ち着きます」

 

穂乃果、リサ、友希那、燐子も答える。

 

「ゆうり君も大胆な事を言うよね~♪」

「そうだね~♪ でも、ゆうくんらしいよね~♪」

「そうね。何せ、察しが良いチサトですら気がつかないって事は、ユーリなりの意地悪ってところかしら」

 

花怜と瑠菜。そしてティアは悠里が言いたい事を解ってるのか、のほほんと紅茶を飲む。

 

「えっ? ティアちゃん、私でも気がつかない事ってどういう意味なの?」

「…ほ、ほんとに気がついてなかったのね。そうね……コトリ、ユーリは増築の条件はなんて言ってた?」

「えっと……私達の家の自室の写真だって……」

「そうそう。チサト、それだけだとどう思う?」

「悠里の事だから……私達が遊びに来た時に、自分達の家となんら変わりない感じにする為……かしら?」

 

ティアの問いかけに答える千聖に、合ってるけどちょっと違うとティアは言った。

花怜と瑠菜も残念。50点かな~と言った。

 

「ユーリが特定の増築なんて口にした理由は、()()()()()()()()()()()()()()()()()って意味よ」

「「「「「「「「…………えっ?」」」」」」」」

「まぁこんな遠回しな意味を完全に理解しろなんて普通の人には難しいけどね?」

 

ティアの解答に8人は衝撃の余り、顔を赤くし黙ってしまう。

みんなが良ければ一緒に暮らす。

つまり、そういう意味である……

 

「ま。ちゃんとユーリの気持ちも汲み取って考えてあげなさいよ?」

「そうだね。ゆうり君は鈍くないから。寧ろ、変わった方の察しが良い方だから♪」

「そういえば花怜ちゃん~、()()3()()は今でも、ゆうくんの事が好きなのかな~?」

「どーなんだろ? でも多分……ゆうり君の事、今でも好きなんじゃないかな……」

「これは私の予想だけど、あと1人くらいユーリに惚れる女子がいそうな気がするわ。ウミみたいな家柄が厳しそうな感じな女の子とか。具体的にはアニメ好き」

「ティアちゃん、そんな女の子いるわけ……ごめん。私の知り合いにいたよ(…そうだよ。菜々(なな)ちゃんがいるじゃん……元気にしてるかな?)」

 

未だに真っ赤になりながら黙ってる8人をよそに、花怜、瑠菜、ティアの3人は悠里に惚れそうな女の子について審議していた。

 




読んでいただきありがとうございます。
間に合って良かったです……
最近、エラッタや制限カード(急遽)が多いですね……
『蒼騎天嵐』でも起こらなければいいのですが……(苦笑)

次回は梨子ちゃんの誕生日に投稿すると思います。
本日はありがとうございました。
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