月の少年の休日日記   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今回は新しいオリキャラがでます。

※それともう1つ、大事な注意事項があります。以下を了承した上で、お読みください。

・今回はある人物の名前がでます(次回もそのキャラが出るので)

・連載開始当初はどうしようかと、かなり悩みましたが、出す事にしました

・人にとっては、そのキャラの名前を出すだけで不快になるかもしれません(自分は平気ですが……)

・そのキャラについては、主人公とオリキャラとの関係性も今後書く予定です(その点も書きたかったから)

・そのキャラも今後、時がきたら、ファイトします(使用クランは決まってる)

とりあえずは以上です。
自分は、読者の皆様がこの注意事項を読んでくださって上で納得したと信じてますので、今後ともよろしくお願いいたします。

それではどうぞ。


第43話 悠里の親友の帰還

「いやー、ここに来るのも久しぶりっすねー♪」

 

藍音学院の居住区にて。

1人の少女……否、少女にも見えなくもない中性的な少年が懐かしそうに、目的地に向かっていた。

 

少女にも見えなくもない中性的な少年、片瀬月灯(かたせつきひ)は慣れた足取りで藍音学院の居住区を歩いていた。

 

「ルーちゃんや花怜、ティアは元気っすかねー?」

 

ちなみに3人は今、悠里の家でお茶をしてると先程、花怜から返事があった。

なので、月灯も現在進行形で悠里の家に向かっているのだ……

 

「……とと。着いたっすね。にしても、悠里の家は相変わらず不思議な感じがあって、落ち着くっすねー……」

 

まだ家の中に入ってないっすけど……と内心思う月灯。

 

とりあえずインターホンを押す。

 

 

ーーピンポーン!ーー

 

 

「はーい」

「……?(この声……花怜っすか? いや、声の感じが違うっすね……て事は、空き巣?)」

 

幼馴染みの声じゃない事に即座に気づき、警戒しながら格闘の構えを取る月灯。

 

「はーい、えっと……どちら様……ですか?」

「それは寧ろ、こっちのセリフっすね。ジブンの親友の家に空き巣とか、いい度胸っすね?」

「えーっ!? 空き巣って……穂乃果違うもん!!」

 

来客が来たから出ただけなのに、何故か急に目の前の人物から空き巣扱いされた穂乃果。

 

「んー? 穂乃果ちゃん、どうしたのー?」

「あー、花怜ちゃん! 聞いてよー! この人おかしい事言うんだよー!?」

 

玄関が騒がしいので、様子を見に来た花怜。

 

「って……つきひ君じゃん!?」

「……とりあえず、久しぶりっすね、花怜」

「えーっと、もしかして怒ってる?」

「察してほしいっすね」

「せ、説明不足で、すみません……」

「え? どういう事?」

 

月灯と花怜が状況把握してる中、1人だけ状況が分からず首を傾げる穂乃果であった……

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「カレン。貴女、ツキヒになんてメールしたの」

「そ、それは……」

「「「「「「「「…………」」」」」」」」

 

水無月家のリビングに上がらせてもらった月灯。

そしてティアに正座をさせられている花怜。その光景を見て唖然としてる穂乃果、海未、ことり、友希那、リサ、紗夜、燐子、千聖、花音の9人。

 

「つーくん、は~い、紅茶だよ~♪」

「サンキューっす、ルーちゃん」

 

先程の玄関での件の事はちゃんと穂乃果に謝った月灯。

ジブンの勘違いですみませんと。それを聞いた穂乃果も月灯を許した。

 

「えっと、改めまして……片瀬月灯(かたせつきひ)っす。ここにいる3人と悠里とは幼馴染みで、藍音学院の生徒で高校2年生っす」

「「「「「「「「ど、どうも……」」」」」」」」

 

未だにティアに説教されてる花怜をスルーしながら、9人に自己紹介をする月灯。

 

「えーっと、月灯……だっけ? 質問したいんだけど、いいかな?」

「あ。全然いいっすよ?」

「その、月灯って……性別って……男?」

「そっす。ジブンは性別上、れっきとした男っすよ? よく悠里と女と間違われた頃が懐かしいっすね……」

 

リサの質問に答える月灯。

それを聞いたリサ達は彼が男だった事に内心、驚いていた。

 

ややくせのある茶色いショートヘアー、瞳の色はゴールド、男にしては珍しく八重歯が印象的だったので、藍音学院の制服を着ているとはいえ、『男装してる女子』にしか見えなかったのだ……

 

「つーくんはねー? ゆうくんの事になると、すっごく怖いんだよ~」

「そうね。中学の時にユーリが虐められてた時に、私が主犯格をリストアップしたら、真っ先にツキヒが動いてくれたもんね?」

「そうそう。私達だと変に言い訳に使われて動けないから、つきひ君が主犯格とかを潰してくれたんだもんね」

「潰しても噂の尾ひれは断ち切れなかったっすけどね? ティア達のお陰もあったから、速めに動けたんすけど」

「「「……」」」

 

先程の明るさから一変して淡々と答える月灯を見て、穂乃果と海未、ことりの3人は、悠里の事がどれだけ大事か理解できた。

自分達は最近まで知らなかったから……

 

「悠里から聞いたんすけど、ティアってアイドルバンドのマネージャーをやってるんすか?」

「そうよ。ユーリに頼まれてだけど」

「まぁ……悠里の事っすから、芸能事務所が無能で、上層部とか担当スタッフを抑える為にティアを選んだんだと思うっすけど」

「それでも当初は酷かったけど」

「あー……例の『口パク騒動』っすか?」

「そうね。というか……ツキヒ、チサトが目の前にいるのに、よく堂々と言えるわね……」

「ジブン、正直なところもあるんで」

「……」

 

2人のやり取りを聞いてた千聖はぐうの音もなかった。

何せ、事実なので。

 

「でもジブン、パスパレ自体が悪いとは最初から思ってないっす。事務所とスタッフが無能なだけだし、そんなに気を落とさないでほしいっす」

「えと……その、ありがとう……」

「いえいえっす。いつも楽しく曲を聴きながらクエストを行ってるんで♪」

「? ツキヒって、パスパレの曲、聴いてるの?」

「悠里がお気に入りの音楽のリストを整理してる時に、おすすめされたんす。音楽プレーヤーを買い替えるいい機会だったんで」

 

千聖にそんな気を落とさないでほしいと言う月灯。

パスパレの曲を彼が聴いてた事に驚くティア。花怜と瑠菜もだが。

 

「そういえば、悠里はどこか出かけてるんすか? さっきメールしたら、クエストだって言ってたんすけど?」

「ママから直々にクエストを頼まれたのよ……」

「正確には、ティナさんのうっかりミスが入ってなんだけど……」

「ティナさんの? どういう事っすか?」

「えっとね~?」

 

ティアと花怜の言葉に首を傾げる月灯。

そこで瑠菜が理由を説明すると……

 

「あー……納得したっす。ん? という事は……ちょっと悠里に電話かけてみるっす。確認したい事があるんで……」

 

皆さんの前なのに、すみませんっすと穂乃果達に申し訳なさそうに言う月灯。

それを見た9人は気にしないでいいよと返した。

 

「……あ。もしもし、悠里っすか?」

『今日はやけに電話がくるなと思えば……何? ()()()()?』

「「「「「「「「「(((((((((つっきーって何(((ですか)))!?)))))))))」」」」」」」」」

 

悠里の月灯に対しての呼び名……というか、渾名を言葉を聞いた穂乃果達は驚愕の表情になった。

友希那とリサに至っては、自分の聞き間違いか!?という感じで何度も月灯を見ていた。

 

「今、悠里の家に上がらせてもらってるっす」

『それは別にいいけど……今日、藍音学院に着いたの? 明日辺りじゃなかったっけ?』

「それについての質問なんすけど……悠里って今、クエスト中っすよね?」

『うん。今、ティナさんから頼まれた書類と荷物を纏めてるとこ』

 

それを聞いて、ほうほうと頷く月灯。

 

「ルーちゃんから聞いたんすけど、ティナさんから頼まれた書類って、どこまで届けるんすか?」

『虹ヶ咲学園。そこの理事長先生に渡してほしいって』

「……悠里、虹ヶ咲学園の理事長って誰だか知ってるっすか?」

 

あちゃーと頭を抱えながら、悠里に訊く月灯。

頼む、自分の考えと外れてくれと言わんばかりの表情を彼はしていた……

 

花怜と瑠菜、ティアの3人も月灯がそんな表情をするのは珍しいと思っていた。

穂乃果達9人に至っては、どういう意味かと首を傾げていたが。

 

『そういえば、移動中の電車でティナさんが虹ヶ咲学園の理事長は僕でも知ってる人だって言ってたなぁ……誰だか見当もつかないけど』

「……悠里、ご愁傷様っす。これ完全に、ティナさんが意図的に悠里にクエストに行かせたっすね……」

『? 意図的でも別にいいんじゃないの? 虹ヶ咲学園の理事長が知ってる人だったら、やりやすいし……』

「……(そういう意味じゃないっすけど)」

 

やれやれ。これから言う事に親友は一体どんな反応をしてくれるのだろうか?

 

「悠里が行く虹ヶ咲学園の理事長っすけどね……()()()()()()()()()っす」

『へぇー……ランジュの………………はぁ!!?』

「「「ええー!?(はぁ!?)」」」

 

月灯の言葉に、電話の向こうで素で驚く悠里、そしてこの場にいる花怜と瑠菜、ティアの3人。

ちなみに悠里の素の驚愕の声を聞いて、穂乃果達……特に千聖は珍しいなと思ったそうな……

 

『…つっきー……それってマジ?』

「漢に本気と書いて、漢本気(ちょうマジ)っす」

『じゃあ何? 理事長室に行ったら、ランジュがいる可能性があるとか?』

「それは分かんないっすね。ジブンが空港に行ったら、偶々なんすけど、ランジュを見かけたんす。なんか気持ち悪いくらい、浮き浮きした表情で日本行きのフライト便に向かってたので」

『ティナさんが代表選手の仕事関連をしてた時が、つっきーが言ってたのが時期的に合致するね………』

「……まぁランジュが昔と違って、不器用な割に自分を変えようとしてるのは、悠里が一番知ってるんじゃないっすか」

『…………』

「まぁジブンが言えるのは、悠里がその目で、ランジュを見てあげるといいっす。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()って悠里が言った事っすよ?」

『……よく覚えてるね?』

「悠里の親友っすから」

『……ありがと。とりあえず今から支度して行ってくるよ』

 

それじゃっすと言い、月灯はスマホの電話を切った。

 

「……という事なんすよ」

「ママったら……ユーリを行かせた理由って、そういう事を見越してたのかしら?」

「ティアは今でも苦手っすか?」

「……嫌いじゃないけど、疲れる。カレンとホノカとヒナ以上に疲れる……」

「「それってどういう意味!? 酷いよ!」」

 

月灯の言葉に溜息を吐きながら答えるティア。

軽く花怜と穂乃果、そしてこの場にいない日菜をディスりながら……

 

「ランジュが髪を短く切った日、3人は覚えてるっすか?」

「覚えてる! 覚えてる!」

「あ~、うん、わたしは覚えてるよ~。その日はびっくりして眠れなかったけど~……」

「私も。不謹慎だけど、一体何をトチ狂ったのかって思ってた……」

「ランジュなりの意思表示みたいっすよ。悠里に聞いたら、そう言ってたっす。あの時はその場しのぎじゃないかってジブン、疑ったっすけど……」

 

最後会った時、唯我独尊な感じは変わってないっすけど、昔とは比べられないくらい良い意味で変わってたっすよ、ほんと……と月灯は付け加える。

 

「まぁ後は悠里がどう見るかっすね。昔から人を見るのは長けてるっすから。気遣い上手っすからねー」

『それは分かる((ります))!』

 

月灯の言葉にうんうんと頷く穂乃果達9人。

 

「話は変わるっすけど、お腹空いてないっすか? 空いてるなら、ジブンが何か作るっすよ?」

「私、生姜焼きー♪」

「わたしは~、つーくん特製のだし巻き卵がいいな~」

「了解っす。ティアと皆さんは何がいいっすか?」

「……お任せでいいわ」

「「「「「「「「「お、お任せで……」」」」」」」」」

 

お昼の12時には大分早いが、そろそろ11時になるので、リクエストを一同に訊く月灯。

ちなみに余談だが……

 

「悠里もそうだけど……月灯って、女子力高いよね?」

「そうですね……見てください。卵を片手で割ってますよ……」

「皆さんは気長に座ってていいっすよ~?」

 

月灯の恐るべし女子力……もとい料理スキルを間近で見ていた9人は、悠里が帰って来た時は美味しい料理を作れるようになろうと思ったそうな。

 

 

 




読んでいただきありがとうございます。
前書きの注意事項の意味は、そういう事です。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。


※オリキャラの簡単なプロフィールです。


片瀬月灯(かたせつきひ)

容姿イメージ:『らき☆すた』の日下部みさお

誕生日:11月15日、さそり座

血液型:A型

一人称:ジブン、稀にオレ

使用クラン:???、???(作中で公開)
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