キリト「皆がヤンデレすぎて怖い」   作:エーン

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本編は下です


13話 キリトは怯え始める

キリト「ふぅ、ログインできたな」

 

今いるのは空都ライン。はじまりの街みたいなところだ。

なんでもあるから、皆の憩いの場だな。

 

キリト「さてと・・・なにしようか・・・」

 

少し考えてみる。すると落ち着いた声が聞こえてくる。

 

シノン「あら、キリト。居たのね」

 

キリト「あぁ、今ログインしたところだよ」

 

水色の髪、猫耳、しっぽ。ケットシー種族のシノンが居たのだ。

 

キリト「何か用かな?」

 

シノン「そうねぇ、なら、今持っている弓の強化素材。一緒に取りに来てくれないかしら?」

 

キリト「あぁ、いいよそれくらい」

 

シノン「ありがと。じゃあ行きましょ」

 

転移門にて、二人で移動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリト「こいつを倒せばいいんだな?」

 

シノン「そうね」

 

両刃を持ち、空中で浮遊しているモンスター。攻撃力は高いため、避けること重視で戦闘に望もうとシノンと会話した後だ。

 

キリト「いくぞ、俺が刃を引き付ける。動けるな」

 

シノン「えぇ、まかせて」

 

キリト「いくぞっ!」

 

正面に地を蹴って向かう。

 

モンスターが右手刃を上から振り下ろす。見極め、ウィングモード。

 

咄嗟に避け、空中を俺も浮遊する。

 

キリト「・・・くっ!早い!」

 

キンッ!キンッ!キンッ!

 

俺の刃とモンスターの刃が火花を散らしていた。

 

シノン「ふぅ・・・」

 

キリト「ハァァァッ!」

 

カキンッ!モンスターの刃を思いっきり退ける。

 

キリト「いまだ!シノッ・・・!?」

 

シノン「うふふふふ」

 

シノンが放った矢はモンスターではない、俺だったのだ。

グサッ。突き刺さると、矢のノックバック(弾き飛ばす)力が働き、俺は綺麗に吹き飛ばされる。パーティーにしなかったのはこのためだったのか。

 

キリト「うわぁっ!?」

 

バコンッ!小屋に俺は収納されたかのように入っていった。

勢いは小屋の中の壁で止まる。が、まるでピタゴラスの様に次々へと展開が変わる。

 

キリト「グフッ・・・」

 

倒れた俺は、立ち上がろうとする。しかし。

 

パリンッ!

 

キリト「!?」

 

上から黄色い液。これは前も見た。麻痺毒であった。

 

キリト(ま、まずいっ!)

 

よけきれず、すべて受けてしまっていた。

 

ビリビリ。

 

動けなかったのだ。

 

すると部屋のドアの向こうからシノンがゆっくりと入ってきた。

 

シノン「アハッ!アハハハハハハッ!まさかこんなにも上手くいくとわね・・・」

 

キリト「どういうことだ・・・?」

 

シノンは咄嗟にポーチからアイテムを具現化させる。

見せたのは耐久性の高そうな縄だった。

 

シノン「大人しくしててね・・・?まぁ・・・動けなかったわね・・・うふふ」

 

キリト「お、おい?シノン・・・」

 

ギギッ。腕、足、そこらじゅうを縛り、固定させてくる。

 

腕は両腕一緒に縛られ、足もそのような感じだった。

膝、腕部分は地面に固定され、起き上がれやしなかった。

 

行動不能。

 

俺はシノンの罠にかかった・・・というのか?

 

シノン「動けないわね・・・計画通りだわ。さぁ・・・待っててね、今すぐ最高の快楽を与えてあげるから・・・」

 

キリト「・・・は?どういうことだシノン、この縄を解いてくれよ!何もできないぞ!」

 

シノン「解いたらどうせ逃げ出すでしょ?解くわけないじゃない」

 

黒い笑みで近づいてくる。目に光はない。

 

シノン「さぁ、今からこの小さな小屋で・・・男女二人が・・・愛し合うのよ?うれしいでしょ?キ・リ・ト♡」

 

キリト「う・・・あぁ・・・・」

 

正直恐怖が脳を占めていた。今のシノンはおかしすぎる。こんなことする人じゃないことくらいGGOで分かっていた。なのにどうしてなんだ?

 

キリト「・・・や・・・やめてくれよ・・・」

 

シノン「うふふふうふふ」

 

恐怖におびえた男の顔と、黒く染まった怖い笑みの女の顔が互いに見合っていた。

 

 

 





シノン登場しました☆
落ち着いた彼女のヤンデレは少し変わった感じがよかったんですよね☆

次回もご期待ください☆

評価、感想、励みになるのでよろしくお願いします☆
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