本編は下です
※この作品に出てくるキリトの仕事内容は、原作とは一切関係なく、行っている行為もまた自分のご都合主義です。ので、それをあらかじめ分かった上でご覧ください。
和人「ふぅ」
溜息が出た。この難しい設計がかなり苦戦する。
手をまた休めて、しばらく画面を見る。
[皆それぞれのプログラムを作る]。ということで進められているが、俺の作っているプログラムは、何も特別というわけではない。
それは
[Proglam:Eugeo]
そう、名付けた。
この画面に残るフラクトライトが入ったライトキューブ。この水色に輝く、そう、まるで〈青薔薇〉の花びらの一枚一枚のように。
この中に、このライトキューブの中に、彼のデータが初期化されたものが眠っていた。
またいつか、彼と出会えてたなら・・・なんて考えが、すぐに俺を決断させた。
俺は再開を望むべく、今日も作業に入る。
和人「待っててくれ・・・頼む」
小声で言った声は、彼には届いたのだろうか。
どうか、そういてほしい。
女社員「あの・・・和人さん・・・」
和人「ん?」
女社員「これ・・・」
手に持っていたのは・・・BENTOだった。
和人「・・・」
フラッシュバックだ。スグのあの怖い眼・・・。
和人「だ、だれからか、わかるか?」
女社員「えっと・・・なんというか、落ち着きのある女性・・・。眼鏡かけていて、短髪。かなりクール系・・・というんでしょうか?」
和人「ありがとう。よ~くわかったよ」
この弁当を作ったのはきっと・・・。
詩乃「さて、今日の観察はもうやめようかしら」
ぱっぱと尻をはたいて、双眼鏡をバックに入れようとする。
詩乃「キリトはしっかり食べてくれるだろうし・・・それにしても・・・あの女・・・だれだろう・・・。随分と仲良かったし・・・本当、私・・・何しちゃうかわからないわ・・・」
黒い笑みを浮かべ、屋上を後にした。
和人「まぁ、今日は社内で食うか」
女社員「はい♪」
弁当を開ける。パカっと開いた弁当の中には、色とりどりの具材、ごはん、等々。
いたってシンプル。まぁ彼女ならこういう弁当だろうな・・・とは思っていた。
セブンほどバーンと♡を書いてなくてまだましだった。
女社員「もしかして和人さん・・・モテモテだったり・・・?」
聞こえるように質問する女社員に俺は慌てて答えた。
和人「いや、別に・・・そういうわけじゃ・・・」
女社員「怪しいですけどね」
などと言って、俺らは飯を食べ始めた。
しばらくして、俺はスグの弁当を手に取る。
和人「はぁ・・・」
女社員「どうして和人さんは弁当二つ持ってるんですか?」
和人「いや~なんというか・・・」
いうべきではないだろう。
それを察したのか、彼女から断ってくれた。
女社員「まぁいいですけどね」
和人「あはは・・・」
俺は必死に弁当を食った・・・。
午後17:32
胃の消化に悩まされながら、俺は画面を見る。
和人「・・・」
確か、彼の魂自体は〈青薔薇の剣〉という剣の中に入っている・・・というはず。
俺は今、あのアリシゼーションのこのデータほぼ全部を菊岡にもらい、今はその青薔薇の剣、今絶賛捜索中である。
多分だが、何か名前があるはずだ。その青薔薇の剣にかかわる名前が。
否、青薔薇・・・か・・・もしくは〈赤薔薇〉か・・・。
正直俺にはどっちかわからない。けれど、探して、彼の魂をどうにか再生したい。
俺は懸命に探した。
和人「はぁ~見つからないなぁ」
ぐっと伸びをする。しかし、彼のデータにかかわるであろう〈青薔薇の剣〉もしくは〈赤薔薇の剣〉が見つからない。
俺は予想を外してしまったのか。
その時だった。
和人「ん?これは・・・」
疲れた目で、文字を見る。データ名。
そこに乗っていたのは
[Sword of Blue roses]
そしてもう一つ。
[Sword of Red roses]
この二つのデータが、目に入っていたのだ。
和人「もしかして・・・これが・・・」
俺はしばらく固まっていた。
女社員「あの~大丈夫ですか?」
とんとんと肩をたたかれ、ハッと戻る。
和人「ごめん、ちょっと疲れててな」
女社員「もうお帰りになった方が・・・」
和人「いや、あと少しだけ。そっちも無理するなよ?」
女社員「今の和人さんが言っても説得力ありません」ぷい
和人「あはは」
調子が戻ってきた。
あと少し。
和人「落ち着け、ここまで菊岡、比嘉、彼らの手伝いがあってここまでできたんだ。絶対、このプログラムを成功させて見せる!」
俺はマウスを動かし、ファイル、それぞれを見て、データを再構築。
ライトキューブに初期化された彼の魂に、きっとこの〈青薔薇の剣〉にかかわるデータを流し込み、〈赤薔薇の剣〉のデータを流し込み、そこからが問題だ。
どうしたら・・・彼を戻せるのか。
俺は思考を動かし、習ったことを必死につかって、データを操作する。
きっと成功すると、そう信じて。
スグ「うーん、まだ会社みたいだけど・・・なんか遅いなぁ・・・」
メッセージの返信がなかった。
スグ「どうして・・・なんだろ・・・」
誰もいない家に帰ってきたスグは、机の上で突っ伏していた。
スグ「またなんか・・・してんのかな・・・」
少しずつ、何かがゆがむ。
和人「はぁはぁ・・・」
どうだ、まだか。
比嘉「大丈夫っスか?」
和人「んぁ!?」
突然の変わった声に身を反射的に動かす。
後にいたのは、金髪のとげとげした無茶苦茶頭のいい男。比嘉タケルがいたのだ。
和人「ど、どうも、比嘉さん」
比嘉「久しぶりっスね。何してるっスか?」
和人「えっと・・・」
PCの画面に目を送る。
比嘉「なるほど、プログラム構築の仕事っスね・・・。こりゃ骨が折れることをしてるっスね」
和人「あはは・・・」
比嘉「頑張って・・・としか言えないっスね」
和人「えぇ!?何かアドバイス的なのは・・・」
比嘉「このくらい、和人君なら絶対にできるっスよ。君がしなくちゃいけないっス」
和人「・・・」
比嘉「救ってみてくださいっス」
二コっと笑うと、その場から去っていった。
和人「心配をかけていたのか」
来た意味を理解する。
和人「俺にはできる。きっと、このプログラムが・・・」
俺は、シャットダウンをすると、椅子から立ち上がって、伸びをする。
和人「帰るか~」
おれは会社から家へ向かっていった。
スグ「おかえり~・・・」
和人「ただいま」
スグ「なんかいつもより遅かったけど・・・なにかあったの?」
和人「いや・・・別に・・・」
スグ「また嘘ついているでしょ?」
和人「んなわけ・・・」
するとバッとバッグを盗まれた。
ガサゴソと手でスグは探っている。
すると・・・。
スグ「これは?」
まただぁ・・・。
和人「・・・弁当です・・・」
スグ「誰の?」
和人「・・・し、詩乃の・・・です」
スグ「・・・」
スグはぐっと腕をつかんでくる。
和人「ど、どうしたんだ?」
スグ「・・・今・・・お兄ちゃんの・・・胃の中は汚染されてるんだね」
スグは俺の腹を見る。
和人「は・・・?」
スグ「待っててね・・・」
スグはキッチンへ向かうと、なにかシャキンと音がするものを持つ。
和人「ちょっ!?」
スグ「えへへ・・・お兄ちゃんが汚されちゃう・・・どうにかしなきゃね・・・?」
スグは狂った思考で、輝く包丁を舐めながら、笑みを浮かべ近づいてくる。
俺は、またまた同じ過ちを・・・。
久しぶりでごめんなさい!
(つд⊂)エーンです!
もう忙しくて投稿できるのが限られています!すいません!
えー・・・もしかしたらね、キャラがね、追加っていうかね、ね?
では、次回も・・・いう投稿できるかわかりませんが、ご期待ください・・・。
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