キリト「皆がヤンデレすぎて怖い」   作:エーン

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ティアとプレミア対シリカとリーファ

本編は下です


☆33話 キリトは親友に助けられる

ティア「いくよ」

 

プレミア「はい」

 

リーファ「いくよ、シリカ」

 

シリカ「わかりました」

 

互いの決意をあらわにする。

これはこれでまずい。

 

ティアとプレミアはAIであり、死んでしまったらもう二度ともどらない・・・。

 

キリト「リーファ・・・シリカ・・・」

 

シリカ「キリトさん?どうしました?」

 

キリト「やめるんだ、戦わないでくれ。こんなことして意味はないんだ・・・。それに、ティアとプレミアは死んでしまったら・・・生き返らないNPCなんだ・・・。頼む、リーファ・・・シリカ・・・」

 

リーファ「・・・」

 

シリカ「ですけど・・・」

 

リーファ「お兄ちゃん・・・この二人はお兄ちゃんを拉致して、お兄ちゃんを襲ったんだよ?なのに、許すの?」

 

シリカ「そうですよ、生かすことなんて自分が許せないです」

 

キリト「まぁ・・・まぁ。今回は・・・ティアもプレミアも反省してほしい・・・。それに、君たちだけの俺じゃない、俺はみんなと仲良くやりたいし、ティアもプレミアも皆と仲良くしようぜ」

 

ティア「・・・」

 

プレミア「私は・・・死ぬのが怖いです」

 

キリト「そっか、ならやめようぜ」

 

ティア「わかった」

 

プレミア「・・・はい」

 

キリト「よかったよ」

 

シリカ「こっちもやめます」

 

リーファ「お兄ちゃんのやさしさに救われたね」

 

剣を鞘に納め終わると、シリカが俺に歩み寄る。

 

シリカ「解毒」

 

そういうと、結晶は割れ、俺の麻痺状態が治る。

 

キリト「あぁ・・・ありがとう、シリカ」

 

シリカ「いえ、キリトさんを救えるなら、いつでも来ます///」

 

リーファ「お兄ちゃん、助かったね。けどもっと警戒をしなきゃだめだよ?」

 

キリト「あはは・・・そうかな・・・」

 

ティア「ごめんなさい、キリト」

 

プレミア「私もです」

 

キリト「いいよ、別に」

 

ティア「許してくれてありがとうございます(もっと・・・確実に・・・)」

 

プレミア「では、さようなら」

 

キリト「うん・・・」

 

ティアとプレミアは小屋を去った。

 

キリト「俺たちももどろうか」

 

シリカ「そうですね」

 

リーファ「そうだね~」

 

俺たちも小屋を出た。外はまだ明るい太陽が俺たちを照らす。

 

キリト「さて、何しようか」

 

シリカ「うーん・・・何しましょう?」

 

リーファ「どうしようかな~」

 

キリト「そうだな・・・じゃあ、モンスター狩りでもしようぜ」

 

リーファ「そうだね・・・」

 

シリカ「そうですね・・・」

 

キリト「ん?どうしたんだ?」

 

リーファ「お兄ちゃん、先に謝っとく。ごめんね?」

 

キリト「え?」

 

シリカ「謝っときます、ごめんなさい」

 

キリト「どうしたんだよ?」

 

リーファ「お兄ちゃんには、リメインライト化してもらうんだよ」

 

シリカ「そうです、そして・・・誰にも邪魔されない場所に連れていきます・・・」

 

キリト「・・・え?」

 

リーファ「お兄ちゃんを楽に運ぶため・・・それにはリメインライト化してもらわないとだめだし・・・だからお兄ちゃん、切られちゃうけど、ごめんね?お兄ちゃん、安心して?決して変な場所に連れて行かない、楽園だよ?だから、大人しく、HPを削られて・・・ほしいな」

 

シリカ「もちろん、キリトさんが楽しめることがてんこ盛りですよ?身をゆだねてください。動かないでくださいね?今からリメインライト化にしますから」

 

キリト「え・・・」

 

俺は咄嗟に剣を抜く。

 

キリト「・・・悪いけど、言われるがままにはならないぞ・・・」

 

リーファ「お兄ちゃんは知らないと思うけど、私たち、結構強くなっているんだからね?」

 

シリカ「二人に勝てませんよ?」

 

キリト「なっ・・・」

 

リーファ「だからお兄ちゃん・・・大人しくしててねっ!!!!!」

 

シリカ「痛みは感じないですからっ!!!!!」

 

キリト「くっ!!!」

 

リーファとシリカが交互に攻撃を仕掛けてくる。

 

リーファの片手剣攻撃を防げば、シリカの短剣を防ぐ。

俺の二刀流はそこまで万能ではない。

 

両手の剣を二人に対応するのはすごく難しい。

 

キリト「うわっ・・・!」

 

シリカ「大人しくしてたほうがいいですよ!」

 

リーファ「じっとしててよ!」

 

キンっ!

キンっ!!

 

俺の剣で防御してるだけだ。

攻撃ができない・・・。

 

仲間だから・・・絶対に・・・。

 

キリト「うっ・・・!」

 

ザシュッ。

 

腹が横に切られる。

 

HPが2割減少していく。

このままじゃ持たない!転移もできないだろうし、飛んでもすぐにおいつかれてしまう。

 

キン!!!

 

俺は・・・ここで倒されてしまうのか?

 

キリト「リーファ・・・シリカ・・・」

 

リーファ「お兄ちゃん・・・えへへへへ・・・」

 

シリカ「キリトさん・・・私のものに・・・」

 

眼が黒く、染まっていた。

 

キリト「頼む!!!止まって・・・くれ・・・」

 

もう、HPがかなり減っている。

 

残り3割ほど。

 

もう体力がない。

防御も続かない。

 

キリト「くっ・・・」

 

リーファ「お兄ちゃん・・・安心して」

 

シリカ「もう・・・楽に・・・」

 

???「させない!!!」

 

俺たちの横から、水色の刃が、二人の刃をせき止めた。

 

俺は咄嗟に後に下がる。

そこにいたのは、栗色のさらさら流れる髪。

青色の防具をきて、剣を握っていた。

 

そしてその人は、俺に振り向く。

 

ユージオ「大丈夫かい?」

 

キリト「ユ、ユージオ・・・」

 

シリカ「・・・やっぱり邪魔しましたか・・・」

 

リーファ「お兄ちゃんの親友・・・ユージオ・・・」

 

ユージオ「キリトをいじめないで」

 

キリト「ありがとう・・・ユージオ・・・」

 

シリカ「あなたは最初から邪魔だと思っていました。ので・・・」

 

リーファ「私たちの眼の前で、消えてもらうよ」

 

キリト「っ!?」

 

ユージオ「・・・」

 

キリト「ユージオ・・・」

 

ユージオ「キリト・・・すまないけど、今の彼女たちを生半可な力では止められないと思うんだ。だから、ここでつかうよ」

 

キリト「・・・」

 

ユージオの眼に迷いはなかった。

 

キリト「わかった。俺を・・・守ってくれ・・・」

 

ユージオ「うん」

 

ユージオは彼女たちに振り向く。

 

リーファ「何を使うの・・・」

 

シリカ「小賢しい真似はよしてください」

 

ユージオ「キリトを傷つけるのは許さないよ」

 

ユージオは剣を逆手に両手で持ち変える。

 

ユージオは表情を崩さない。

 

ユージオ「ふぅ・・・」

 

ユージオは呼吸をする。

眼を閉じていた。

 

リーファ「行くよ!」

 

シリカ「ユージオさん!」

 

リーファとシリカが一気に走ってくる。

 

キリト「ユージオ!!」

 

眼を大きく開かれる。

 

そして、剣を頭より高くあげ、剣先を地面に向ける。

柄を一層強くにぎり、一気に地面に突き刺した。

 

力をこめ、ありったけの声で叫んだ。

 

ユージオ「咲け、青薔薇ッ!!!」

 

剣が水色にひかりはじめる。

 

とたん、リーファとシリカが足を止める。

 

剣を突き刺した地面から、無数の氷の蔓が生えてくる。

それはリーファとシリカに向かってとても高速に伸びていく。

 

そして、その氷の蔓はたちまちリーファとシリカを拘束する。

そしてその蔓の周りは大きな氷がリーファとシリカを覆う。

 

青薔薇は命を咲かす

 

氷で掴まれたリーファとシリカの氷から、きれいな青薔薇が咲かれていく。青薔薇が咲くのは、リーファとシリカの命。

命を吸い取って花を咲かすのだ。

 

 

【挿絵表示】

 

 

リーファとシリカは、動けなくなっていた。

 

キリト「・・・ユージオ、殺すなよ・・・」

 

ユージオ「わかった」

 

そしてユージオは、息を吐くと、剣を地面から抜き放した。

 

ユージオがこちらに来る。

 

キリト「ユージオ・・・ごめん。こんなことさせてしまって・・・」

 

ユージオ「いいよ。親友だからね。ステイクールだよ」

 

キリト「あはは、そうだな」

 

今もリーファとシリカは凍ったままである。

 

キリト「ユージオ・・・ありがとう」

 

ユージオ「大丈夫だよ、キリト」

 

ユージオは鞘に剣を収める。

術式はしばらく続く。

 

キリト「・・・ユージオにこんな思いしてほしくなかった・・・」

 

ユージオ「・・・」

 

キリト「いったん戻ろう、君の家に行きたいな・・・」

 

ユージオ「いいよ、家具も配置できたし」

 

キリト「そっか・・・ありがとう」

 

少し俺の視界がうるんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリト「ここがユージオの家か」

 

ユージオ「そこに座っていいよ」

 

キリト「ありがとう・・・」

 

 

俺はそっとソファに座った。

その隣にユージオも座る。

 

キリト「・・・本当にごめん、ユージオ・・・。君がせっかく・・・生き返ってこの世界に来たのに・・・」

 

ユージオ「・・・」

 

キリト「皆がくるってしまって・・・こうなって・・・もう・・・俺・・・本当に・・・どうにかなりそうだ・・・」

 

次第に、俺の眼から涙があふれてきた。

 

ユージオ「キリト・・・」

 

キリト「必死に頑張っているユージオにあんなこと言うなんて・・・リーファもシリカも・・・ほんとに・・・」

 

俺の声は時に高くなる。

下を向いていた。

 

キリト「こんなになるはずじゃなかった・・・。ユージオと皆と一緒に楽しくなるって思っていた・・・。こんな苦しい思いをユージオにさせるつもりなんてなかったんだ・・・」

 

ユージオ「・・・」

 

ユージオの顔が悲しくなる。

 

キリト「・・・本当にごめん・・・あんなこと言われて・・・つらくないはずないよな・・・ぁ・・・。ごめん・・・ごめん・・ユージオ・・・俺が悪かった・・・責めるなら・・・あいつらじゃなくて・・・俺を・・・」

 

涙が止まらなかった。

 

すると、ユージオが横から俺の横からおれの後に腕を回した。

ユージオが俺を抱きとめていた。

 

俺はユージオの胸に顔を埋めていた。

 

ユージオ「キリトは・・・悪くない。もしかしたら・・・誰も悪くないのかもしれない。僕は誰も責めないよ。もちろん、キリトも。だから、

僕は悲しくない。苦しくない。だって・・・キリトが僕の親友だから」

 

キリト「うっ・・・ユージオ・・・ごめん・・・ごめん・・・」

 

ユージオ「もう泣かないで。大丈夫だよ。昔は僕がよく守られていた。だから今度は、僕がキリトを守るよ、そして・・・互いに守ろう。ね?キリト」

 

キリト「・・・ぁ・・・あぁ・・・・」

 

ユージオは抱くのをやめる。

おれは涙をぬぐう。

 

キリト「・・・ありがとう、ユージオ」

 

ユージオ「うん」

 

俺たちは、その後笑顔で話しはじめた。

 

その話は楽しい話、くだらない話。

たった二人なのに、いままでになく盛り上がった気がした。




キリトとユージオの親友である姿はいつ見ても感動的ですよね☆

長く文を書きました、楽しんだかな?

次回もご期待ください☆

評価、感想、励みになるのでよろしくお願いします☆
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