本編は下です
キリト「さてと、着いたな」
スグ「そうだねー」
目の前に建つビルは東京の中では最も高いビルで、それにてここでパーティーをするのだ。
周りを見ると、大人の方々が正装した姿でどんどん中へと入っていく。
キリト「・・・やっぱ慣れないな、こういう場所は」
スグ「私も・・・」
こんな上品な会に誘われるなんてないのだ。
気をひきしめて俺はスグと一緒にビルに入った。
アスナ「あ、キリト君!」
キリト「あ、アスナ。来ていたんだったな」
シノン「私もよ」
シリカ「私もです」
リズ「来ているわよ」
キリト「皆来てるんだな」
アスナ「セブンのパーティーだしね」
キリト「そうだな」
スグ「セブンは?」
リズ「まだ登場していないみたいよ」
キリト「けど、やっぱ皆しっかりした服なんだな。なんか新鮮だな」
リズ「まぁ正装あんましたことないしねー。キリトもその恰好似合ってるわよ」
シノン「そうね、似合ってるわ」
キリト「そっか、よかったよ」
シリカ(あとで写真とっとこ・・・)
見てみると、会場にはいろんな食べ物が並んでいた。
ワインや白ワイン、酒をグラスにとって飲んでいる人もいた。
俺たちも飲めるが、あまり酒は得意でもないのだ。
だから俺たちはお茶などを飲んでいた。
司会「えー本日は七色博士のパーティーにお越しいただき、ありがとうございます。それでは間もなく、七色博士の登場です。拍手でお出迎えください」
キリト「来るのか」
スグ「そうみたいだね」
奥のステージのさらに奥から出てきたのは、見事に正装を着こなしていた、七色博士。セブンだった。
キリト「やっぱメインなだけあって派手だな」
アスナ「子供なんだけどそうとは思えないね」
とっとっととステージの手前へ来るセブン。
おかれていたマイクに顔を近づけ、セブンは話し始めた。
セブン「改めまして、本日は私のパーティーにお越しいただきありがとうございます。それでは、今日は存分に楽しんでいってください」
大きな拍手が、会場をうめつくした。
キリト「すごいな、セブンは」
アスナ「すごい正装だし、きれいね」
キリト(・・・何もなかったらいいんだが)
セブンの登場が終わり、司会が今日の予定をざっとだが説明した。
その後は、皆パーティーを楽しんでいた。
俺たちのところに、セブンは来たのだ。
セブン「ダスビダーニャ、キリト、皆」
キリト「やぁセブン。綺麗だな」
セブン「そう?ふふふ、ありがと♪」
アスナ「」殺意の眼差し
リズ「」殺意の眼差し
スグ「」殺意の眼差し
シリカ「」殺意の眼差し
シノン「」殺意の眼差し
キリト(・・・なんか殺されそうな気配がする・・・)
セブン「楽しんでいってね?皆、とくにキリト君」
キリト「あ、あぁ」
セブン「今日は皆、きてく「七色さん」・・・何?」
「いやぁ、ぜひ話を聞きたいなと」
「天才な頭脳にして、様々な機械を開発し、未来に貢献している人とは話したいものでしてね」
「そうですね、どうでしょうか?」
セブン「わ、わかったわ。ちょっと席外すわね、キリト君」
キリト「わかった。じゃあ」
セブン「まぁ、そうね。とても忙しいわ」
「いやぁすごいですな。全く、頭が上がりません」
セブン「・・・」
セブンは耳にイヤフォンをする。
「おや、それは?」
セブン「あ、いや、マネージャーというか、その、色々な指示が来ますので・・・」
「ここでも忙しいんですな」
しかし、そのイヤフォンはマネージャーとかの声などは一切しない。
する声は、キリトの声だった。
『いやぁ、おいしいな。この料理』
『まぁな。けど、頑張るよ』
キリトが彼女たちと話す声が聞こえる。
もちろん、彼女たちと居させること自体、とても嫌なことなのだが。
しかし、セブンは大人の人たちと話しながら合図を待つ。
「それにしても、今度はどんな開発をしているのですか?」
セブン「えっと・・・そうね、AIプログラムの進化かな・・・。AIがより自立し、人々と向かい合う社会を・・・」
『皆、俺ちょっとトイレ行ってくるよ』
来た。
グラスを置き、俺は会場を抜けた。
トイレはどこだろう・・・。
キリト「うーん・・・」
すると、青と赤の男女マーク。トイレだ。
キリト「あそこか」
俺は歩いてトイレの方へ向かう。
トイレに入り、用を足す。
手を洗ってトイレを出ると、出口にはスーツ姿の男性二人だ並んでいた。
キリト「あぁ、えっと・・・」
「和人君かな?」
キリト「えっと・・・は、はい。何か用ですか?」
「七色様の指示でな。少し付き合ってもらおうか」
キリト「えっ!?」
後退ると、黒いスーツの男はすごい早い動きで俺に接近し、俺のうなじをたたいた。
こいつら・・・戦闘に特化してやがる・・・。
俺は気を失い、その場で倒れた。
セブン「・・・ふふ、ふふふふふ」
キリト「・・・」
目が覚めると、かなり高級そうなベッドに寝させられ、手は頑丈な手錠で動けない。
足も開いて左右に結ばれ、大の字で寝させられていた。
セブン「お目覚めかしら?」
キリト「セ、セブン・・・な、なんで・・・」
セブン「あなたが好きだから。それだけ。それだけで理由は十分。本当にね」
キリト「・・・そんな」
セブン「さてと・・・あなたの童貞を奪っちゃおうかしら」
キリト「っ!?」
俺は、今、絶望的な危機に陥っていた。
このままじゃ、まずい。それは、わかる。
誰か・・・助けて・・・。
あとごめんセブン。俺・・・童貞じゃ・・・ないんだ・・・。
お久しぶりです。(つд⊂)エーンです。
この物語も、50を超えました。
もうそろそろ、メンバーのエンドを着々と作っていき、このヤンデレssに終止符を打ちたいと考えていました。
もうそろそろ、最終回に近づこうかなって、内心思っちゃったりしてます。
長く続いたこのssも、それぞれのエンドを作って、終わろうかなって。
どうしようか悩んでいるんですよね。
こっちも結構忙しくなってしまいましたので、頑張ります。