本編は下です
和人「じゃあまた」
女社員「はい、お疲れ様です」
駅で別れて、俺はそのまま電車に乗っていく。少々警戒心もゆるく、俺はイヤフォンを耳に当て音楽を流した。
和人「何聞こうかな・・・」
特に音楽はあまり入れていないので、Ubiquitous dBでも聞こうか。ユナの曲だ。
和人「・・・」
駅につくと、ある女性が改札のところに立っていた。知り合いなので、目が行くのも無理はない。
和人「詩乃・・・どうしてここにいるんだ」
詩乃「いえ、最近あなたの仕事が気になってね」
和人「理由にはなっていないだろ」
詩乃「まぁいいじゃない。それより、仕事で部下を持っているわよね?」
和人「あぁ、そうだけどなんで知っているんだ?」
詩乃「いつも見ているからね」
和人「・・・」
詩乃「まぁ、別にいいけど」
和人「用は一体・・・」
詩乃「あぁ、そうよね。和人君ってALOにアドミニストレータを放ったのよね?」
和人「あぁ、俺のミスで・・・」
詩乃「もし封印に失敗したらどうするの?」
和人「あ・・・えっと、彼女を倒すしかない・・・。悲しいけど、あのまま権力の強い彼女を放っておいたら、ALOはまずいことになるから」
詩乃「やっぱり、倒すしかないわよね」
和人「あぁ。けど強い、俺たちだけで倒せるかどうかさえ怪しい。俺だって、彼女に整合騎士にされた経験があるからな」
詩乃「大丈夫よ。倒すことになったら、彼女たちは全身全霊をもって倒しにかかるから」
和人「ど、どうして」
詩乃「だってあなたを奪おうとしたからね。もう怒りがやばいでしょうに」
和人「そ、そういうこと・・・」
詩乃「もちろん私も、太陽神ソルスの力はないけど痛めつけたいし」
和人「そ、そう・・・。倒すことになったらよろしく・・・」
詩乃「ええ。そうね」
和人(彼女たちが本気出したらアドミニストレータがどうなるかわかったもんじゃないな・・・)
和人「ただいま」
スグ「おかえり、お兄ちゃん」
和人「あぁ、今日は飯はスグだったよな」
スグ「うん。もうすぐできるから着替えて待ってて」
和人「あぁ」
部屋に向かい、スーツを脱いで私服に着替える。
スグもそろそろ仕事が見つかったらしい。なんとも、俺と近い仕事だとかなんだとか
。まぁ大人にもなるし、仕方ないんだろうな。
和人「おいしそうだな」
スグ「うん、食べて食べて」
食事を食べているとスグから話を振られた。
スグ「お兄ちゃん、仕事でいま何やっているの?」
和人「あぁ、アドミニストレータのことについて会議してどうするか考えている。まぁ発端はおれだし、皆協力してくれるし」
スグ「そ、それ仕事・・・?」
和人「な!し、仕事だよ!大事のな・・・」
スグ「そう。まぁALOにあんな美人(クソ野郎)が来たわけだし、けどお兄ちゃんを堕とそうとしたし・・・」
和人「まぁいつか頑張ってどうにかするさ。さ、食べようぜ」
手が止まっていたので、再び手を動かし食事を続ける。
和人「ふぁあ~眠い・・・」
もう11時である。明日も仕事あるし、もう眠いし。
風呂とか歯磨きかもう終わったわけだし、あとは寝るだけである。
確かにALOにログインすることもできるが、もう眠くてそんなことしたら寝落ちログアウトすることになる。
和人「寝るか・・・」
布団に倒れこみ、毛布をかぶって光を落とした。
やることは色々ある。けど別に慌てる必要はない。一つずつ確実に終わらせていこう。俺は目を瞑り、眠りについた。
キリト「・・・ここは・・・」
見慣れない黒い空間。ここは一体どこだろうか。
キリト「・・・うーん」
???「ねぇ、キリト。私、大好きだよ」
キリト「え?」
誰の声だろう。聞いたことある。
???「覚えているよね、私のこと」
キリト「え・・・」
ギュ・・・
???「ハァ・・・ハァ・・・・ほんもののキリト・・・。久しぶりだよ・・・」
キリト「だ・・・だれだ・・・」
後から抱き着かれた。しかし、いったい誰だろうか。
???「大好きだよ、キリト。またこうやって会えるなんて嬉しいよぉ・・・」
聞いたことある声だ。この声はたしか、SAOで・・・。
???「もう離さない・・・。このまま二人で、どこまでも一緒にとろけて堕ちよう?もうあんしんして・・・このまま私のことだけ意識して・・・」
キリト「あ・・・あ・・・」
???「ねぇ・・・キリト?」
キリト「お前は・・・」
俺は震えながら振り返った。そこにいたのは青髪の短髪少女。
スピアを使う。
あの時死んだ・・・。
キリト「サ・・・サチ・・・」
サチ「やっと思い出してくれたんだね。キリト君。もう、離れないで・・・」
キリト「ダメだ・・・放してくれ・・・」
サチ「逃がさない・・・このままずっと・・・」
キリト「だめだ・・・だめだだめだ・・・」
サチ「キリトぉ・・・」
和人「はぁあぁあ!?」
毛布を思い切り飛ばし、起き上がった俺の体は、汗でびしょびしょだ。
和人「あ・・・あ・・・」
あの夢は・・・夢?
和人「夢か・・・はぁ・・・」
サチが夢の中で俺に語り掛けてくるなんて・・・もう・・・。
和人「なんて夢だ・・・」
スグ「お、お兄ちゃん・・・?」
ゆっくりドアを開けて入ってくるスグ。とても心配してた顔だ。
スグ「大丈夫?大声出してたけど・・・」
和人「あ。あぁ・・・ははは・・・。大丈夫、ちょっと変な夢見ててさ」
スグ「そう・・・って、汗まみれじゃん・・・、タオル持ってくるから待ってて」
和人「ありがとう・・・」
顔に手をあて、意識をしっかり取り戻す。本当に夢でよかった。もしこれが正夢になったら俺はもうきっと、奈落の底に落ちていただろう。
和人「・・・もう、早く起きるか」
布団から立ち、スグを待った。
特になにもなかった金曜日の夜。
あの夢も見なかった、詩乃にも会わなかった、ALOにもログインしてなかった。
最近はずっと仕事で疲れてもう眠かったのだ。ただ明日から土日。明日からならログインできるだろう。
女社員「一週間お疲れ様です。じゃあまた月曜日」
和人「あぁ」
別れて、俺は家に帰った。
スグ「おかえり。もう眠そうじゃん」
和人「疲れているんだよ。はぁ。今日は俺が飯だっけ」
スグ「いいよ、私が作る。お兄ちゃんは休んでて」
和人「ありがとうな・・・」
スグももうすぐ働き始める。どちらも忙しくなるだろう。いつか親が帰ってくる。その時まで二人で頑張るんだ。
スグと飯を食べているとき、スグから質問された。
スグ「今日はインするの?」
和人「そうだな。せっかくの金曜日の夜、インしてみようかな。ここ最近インしていなかったわけだし」
スグ「そう、じゃあ私もしてみようかな」
和人「わかった」
食べ終え、部屋へ戻りアミュスフィアを手に取る。
和人「リンクスタート」
キリト「ふぅ・・・」
久しぶりのALOだ。また楽しめる・・・ん?
なんか目線が低い・・・?ていうかなんだ、この手。
小さい・・・どうして・・・。
キリト「・・・え」
急いで、鏡がある自室へ戻り自分のアバターを確認する。
すると・・・。
キリト「な・・・ななな・・・」
体が・・・。
キリト「なんじゃこりゃあああああああ!?」
俺の体が、縮んでいた・・・。
久しぶりです。(つд⊂)エーンです。最近は東方の方に投稿ばっかしていて、ISもこっちも全然投稿できていませんでした。すみません。
最近はギターをよく弾くので、SAOのCatch the momentとかよく弾きますね。
次回 キリトは小さくなった
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