キリト「皆がヤンデレすぎて怖い」   作:エーン

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アドミニストレータの再開後


70話 キリトは対応がわかりつつある

キリト「アドミニストレータの目的はアルヴヘイム・オンラインの支配…でもどうしてそんなことするんだろう…」

 

そもそもアドミニストレータ自体、あのアンダーワールドで消滅したはずだ。なぜ、生きているのか。ユージオを生き返した時にファイルに一つ多かった誰かのデータ。誤ってそれをアルヴヘイム・オンラインに入れたのは確かに俺だけど、俺は決して誤って一つ多く入れたとは思ってない。そんなことをしたことはないからだ。

…深く考えても仕方ない。誰かに()()P()C()()()()()()わけでもあるまいし、とりあえず今は封印だ。そう、それだけだ。

 

「‐---さん」

 

だが、どうしようかな。封印…はぁ、厄介なことをしてしまったな俺は…。

 

「‐--トさん!」

 

…ん?

 

「キリトさん!」

 

キリト「うぉ?」

 

一つのことだけを考えすぎていたせいか、耳は外の音を聞き入れることを忘れていたようだ。それさえも覚めさせるほどの大声を聞き、ようやく俺は誰かが俺の名前を呼んでいることを認識する。その声は確かに後ろから聞こえた。少し幼げがあって、いつもさん付けする人。

 

シリカ「大丈夫ですか?キリトさん」

 

キリト「あ、うん。ごめん、シリカ。気づけなくて」

 

シリカ「いえ、いいんです。大変ですもんね、色々と」

 

などと無邪気な笑顔を向けてくるシリカ。さすが、SAOで昔アイドルとして見られていただけのことはある。とても可愛い顔をしていることを再認識した。

シリカに向き直る。

 

キリト「それで、どうしたんだ?シリカ」

 

シリカ「あ、実はクエストがあるんですけど、ちょっと私だけじゃ力が足りないのでお願いしていいですか?」

 

クエスト…そっか。そうだよな、ゲームの世界にいるんだ。ゲームをしっかり楽しまないといけないよな。クエストとか、レベルアップとか、その他色々。アドミニストレータばっかに気をとられちゃよくないな。

 

キリト「もちろんいいよ。それじゃあ行こうか」

 

シリカ「はい!」

 

転移門に歩き出そうとすると、そっと俺の右にシリカが立ち右手を握られる。唐突のことに少し戸惑ってしまった。だが、その戸惑いもすぐに消える。慣れというのは恐ろしいものだ。急に手を握られるのは緊張してしまうはずなのに。

輝かしい笑みをしているシリカ。肩も近づけてきた。ついでに握ってないほうの手も俺の右腕に握られる。ちょっとさすがに恥ずかしくなってくる…。

最近は彼女たちの嫉妬心…というものだろうか。それがとても爆発的に行動に出るため、少しでも気を抜くと簡単に体を裂かれるような気がしてならないのだ。

すると俺たちの前を立派に阻止する一人の少女。

 

???「キリト」

 

その甘く、人々を癒す優しい声。

 

キリト「…ユナ」

 

シリカ「ユナさん…」

 

そんな人々を癒す歌姫は、今目の前に。それにしても目は癒すどころか…闇が広がってるように伺える。フードは被っておらず、あのユナではなく、悠那だった。にしても、こんな長い間一体悠那は何をしていたのだろうか。ずっと会えていなかったから少し心配はしていたが。

悠那は一歩踏み出す。少女なのに、なぜか威圧というものを感じる。

 

ユナ「ね、久しぶりに会えたんだし、ちょっと二人でさ、どっかいかない?」

 

キリト「あ…えっと…」

 

隣にいたシリカが、目の光りを無くし体を突き出してユナに向く。昔はこれほど積極的になるシリカではなかった。最近の…いや、SAOからのみんなの生活で性格も徐々に変わってきたのだろう。

 

シリカ「なぜ、ユナは私とキリトさんがいる時に現れるんですか。鬱陶しいので消えてください。もしこれ以上私とキリトさんの二人の時間を割くようならば、実力行使に出ます。ユナは私よりもこのゲームの経験は少ないはずです。私が勝つことは目に見えているのです」

 

するとユナがふっ、と口角を上げて鼻で笑う。

 

ユナ「それはどうかしら。この長い期間、私はあんたたちの表に出ていなかった。それはこのゲームでレベリングをしていたのよ。私の持っている細剣も、実はそれなりのものよ。ソードスキルは全コンプリート。レベルもあなたたちとは変わらないほど上げたのよ。そう簡単に倒せるかしら」

 

なんだと。それはすごい。まるで俺の最初の頃のSAOだ。一人でレベリングして、そしてそこそこの武器取ってソードスキルをむっちゃやっていた。うむ、ユナは俺と少し似ているところがあるみたいだ。自分と照らし合わせているみたいで努力も伝わりやすかった。

 

キリト「すごいなユナ。一人でレベリングなんて、大変だったろうに。言えばいつでも手伝ってやったのに…」

 

そういうと、ユナは頬を少し赤く染め、顔をちょっと伏せて目に光が戻って少し小さな声で言った。

 

ユナ「ありがとう…。でも、あの時も私は助けてもらったし、自分でやることも大切だと思って必死に戦おうと何度も練習したんだ。この世界では死んでも実際に死ぬってことはないし、だから何度も必死に…なってね」

 

キリト「でも、この世界でも命というものはあるんだ。死なないからといって、死んでもいいわけないからさ。けど、努力はすごいよ。今度こそは、一緒に冒険しよう。な、ユナ」

 

ユナ「う…うん!冒険したい!キリトと一緒に!」

 

見えないはずなのに、なぜかユナの眼もとには涙が見えるような気がした。目に見えてなくても、なんか見えるような気がしたのだ。本当に、俺が会えてないうちに一人でずっとモンスターを狩っていたんだな。

 

ユナ「あ、シリカちゃん…だっけ?あなたは一緒に来なくていいから♪キリトと二人だけで私は行くから♪」

 

あ…言っちゃった。

 

シリカ「…最初は努力していてすごいと感心しましたが。結局、それはすべてキリトさんのため。私だけのキリトさんを、奪うつもりなんですよね。ねぇ、ユナ」

 

今更だがシリカが人を呼び捨てにするのは俺にとって新鮮すぎて、ユナって呼び捨てにするって相当な…こう…気持ちが籠っているんだな。…逃げたい。

 

ユナ「私とやりあうって言うなら、うけてたつわよ。ちび」

 

シリカ「上等じゃないですか、この音痴野郎が」

 

もうキャラが崩壊しつつあるような、もう怖いです。前から怖いと感じてはいたが、性格がこうも変わってくると取り返しがつかないところまできたような気がする。いや、もうすでに来ているのか。

溜息をついてしまい、二人に対して和解の言葉を掛けようとしたとき、後ろから勢いよく誰かが俺の背中からつかんできたのだ。また急なことに体勢を少し崩してしまい、うわっと体勢を立て直す。背中にすごいやわらかい二つの何かが触れてきて少し恥ずかしい。ゆっくり後を向いて、俺の体につかんできたのは誰だと見る。掴んできたのは…。

 

ストレア「キリト♪こんなところで何してるの?」

 

キリト「ス、ストレア…びっくりしたよ…」

 

俺の肩に腕をかけて抱きしめているのだ。やわらかいなにかふたつのものも当たるのも仕方がない…。とっても恥ずかしい。

 

ストレア「あれ?そこにいるのはシリカちゃんとユナちゃんだ。なにしているの?」

 

天然という性格はいまだに抜けていないようで安心した。腕を二回優しくたたいて、解放するように合図を送る。

 

ストレア「やだっ!放したくない!」

 

さらに拘束する腕は力を増す。当たる物もより当たる。するとユナとシリカが俺…を見るのではなく、後ろにいるストレアを見て口を開いた。

 

シリカ「いい度胸してますね、ストレアさん」

 

ストレアにはさんをつけるのか。

 

ユナ「堂々としてるのね、イライラさせる天才なのかなストレアは。今すぐキリトから離れてくれない?」

 

そう言われると、ニヤッとしてストレアは二人に言った。

 

ストレア「天才?照れちゃうよ姉さん!」

 

…すごい天然ぷりだ。この天然さは一緒抜けないでほしいと切に願う。これが抜けちゃうともうストレアじゃなくなってしまうからだ。まだシリカは敬語とか抜けていないのでシリカのままだと思える。ユナは長年の付き合いなどではないので性格はあまり知らないが、狂うことはないだろう。

ストレアはそのまま話し続ける。

 

ストレア「私もあまりキリトと話せていなかったし、久しぶりに会えてうれしいの。ね、キリト♪あえて嬉しいよね♪」

 

キリト「あ…あぁ。というか、「私も」ということは…」

 

ストレア「あ…流石鋭いねキリトは。そう、実はさっきまであなたたちの会話聞いてたの♪本当にうざったいなぁって見てたよ。早くキリトの傍から離れないかなぁって影で見てたよ♪」

 

顔は笑ってはいるが、声と言い言葉と言い声色と言い顔以外笑っていないと誰でもわかる。なんだろう、ゲームの世界でもお腹が痛くなってきた。

 

シリカ「そろそろ離れてもらいます?そもそもユナも、私は最初にキリトさんに会っていて、この後クエストを手伝ってもらう予定があるんです」

 

ユナ「最初とか関係ないでしょ?何自分だけ特別みたいな意識しているの?そもそも私のものに触らないでくれるストレアも」

 

腕の拘束を解いたストレアは俺の横に立ってシリカとユナに向かい話す。

 

ストレア「ちび二人が喚いてかわいいねっ♪そろそろ姉さんも切れちゃうよ?そもそも「私のもの」って何?ものっていう時点でキリトをどう思っているがたかが知れているよ。愛が足りないんじゃないかな二人とも。そんなんだからキリトにも迷惑かかるし。だってキリトは仕方なくあなたたち二人と付き合ってあげてるの。これ以上私のキリトに迷惑かけるようなら、さっき話していたとおり「実力行使」に出るよ」

 

シリカ「かたをつけますかストレアさん?」

 

ユナ「戦う準備はいつでもできてるわよ」

 

ちょっとこれはまずい。亀裂が走っている…。もともと走っていたのかもしれないけど、でもだからと言ってあの時のフィリアとアリスのようにさせるのはこっちも嫌だし、戦う彼女らもいやだろう。

少し声をかける。

 

キリト「な、なぁ。少しおちつ「「「キリト(さん)は黙ってて(ください)!!!」」」…は、はい」

 

デジャヴという奴だろうか。見たことだあるこの光景である。そして俺が声をかけて和解を試みようとも結局彼女たちの圧によって俺は凹まされる。敵わないのだ。一体どうすればこういう喧嘩みたいなことはなくなるのだろうか。だれか教えてほしい…。

だが、やっぱりシリカが一番最初に声をかけてくれたし、彼女たちの理由でシリカの望みを曲げるなんてことは男として、してはいけないことだろう。だが声をかけてもかき消されるので、口に出すより行動するしかない。

俺は素早くシリカの腕をつかんで、他二人のところを抜ける。

 

ユナ&ストレア「あっ…」

 

シリカ「キ、キリトさん…///」

 

とりあえずあの怖いところから抜け出した。これで…よかったのだろうか。いや、よかったはずだ。こうでもしないと争うわけだし、一番手っ取り早い方法だろう。

シリカと一緒に転移門に向かう。

 

キリト「ごめんな。クエスト行こうか」

 

シリカ「は、はいぃ~///」

 

 

ストレア「…あのちび…いつか痛い目にあわせて…ふ、ふふふふ」

 

ユナ「…シリカっていうやつ、むかつくなぁ…。あの子の首を…とってやろうかな…」

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

六本木ラース本社 オフィス

 

比嘉「…うーん、連絡がつながらない…」

 

スマホの切断ボタンをタップし、電話を終える。電話はできてはいなかったのだが。にしても、あのプロジェクトアリシゼーションが終わってからというもの、しばらくしてから姿を現さない。なぜだろうと自問するが、わからないものを自問しても意味がない。

腕を組んで考える。最近桐ケ谷君の精神状態があんまよろしくないからたまには看護師の人に相談するのも手かなと思い相談していたのだ。

 

比嘉「うーん…、あのー菊岡さん」

 

菊岡「ん?どうしたんだ比嘉君」

 

比嘉「安岐ナツキさんに前から連絡をしているんですけどずぅうううっと出てくれないんですよ。もうあの計画から一回も姿も見てないっス。何か知らないですか菊岡さん」

 

顎に手を当て少し考える菊岡。しかし顔は曇ったまましゃべり続ける。

 

菊岡「実は僕もなんだ。ずっとナツキに連絡はしているんだが、やっぱりつながらない。忙しいとしても連絡を返してくれてもいいとは思っているんだが…」

 

その時、ポケットにしまっている菊岡の携帯が鳴ったのだ。こんなときに誰だろうと携帯を見ると、そこに記された名前は「安岐ナツキ」だった。

 

菊岡「ナツキだ」

 

比嘉「マジっすか!?」

 

タップし、電話に対応する。

 

菊岡「ナツキ。今まで何をしていたんだ…」

 

その後、ナツキは消えそうなくらい小声な、しかし意識して小声にはしていない声。無意識な小声で言葉を発した。

 

ナツキ「す―――――――――…

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

キリト「にしてもクエストっていうのは?」

 

シリカ「あ、そうでした。えっと、この本です」

 

シリカがメニューを開き、本をオブジェクト化したのだ。赤く少し汚れている。結構分厚く、かなり長くなりそうなクエストになりそうだ。

本を開くと、最初のページにはこのクエストの設定だろうか。いきなり神話からの物語の話から始まっている。ここは読む必要はないかな。大事なのは…。

 

キリト「えっと…今シリカが進行中なのはどこの部分なんだ?」

 

シリカ「あ、一回貸してください」

 

シリカに赤く汚れた本を渡すと、ペラペラとめくって進行中のページを見つけたのか、止めて少しページを戻して、俺に見せた。

 

シリカ「このページですね」

 

キリト「結構後半じゃないか?意外ともうすぐ終わりそうだな」

 

シリカ「この本、見た目の割には無駄の情報が多くて、大事なページの方が少ないんですよね」

 

なるほど、と頷いてページを見る。ある地形の地図だろう。バツ印一つある。この地形の地図は今いる草原フィールドと一致する。

左上に十字N(東西南北)のマークがあるので、右上のバツということは。

 

キリト「方向的にあっちだな。実際に行ってみたのか?」

 

シリカ「はい、そのバツ印に行ってみました」

 

キリト「え?でも何に困っているんだ?」

 

シリカ「それは、そこにいるモンスターです。そのモンスターを倒せば、ある宝石がドロップするんです。二つの宝石で、一つは一人で何とか勝てたんですがもう一つの方は意外と強いモンスターでして…。二つの宝石を手に入れれば地下にある古の倉庫が開くのです。そこにある宝を依頼主に渡せばクリアなんです」

 

キリト「なるほど。トレジャーハントってことか。わかった、じゃあそこにいるモンスターを倒しにいこうか」

 

シリカ「はい!」

 

全貌は見えた。モンスターの討伐なら、俺にもできそうだ。たまにクエストで求められることが討伐以外にもいろんなことがあるのだが。稀にできないものもあるのだ。り、料理とか…。

だが今回は討伐だ。よかった。安堵の息を洩らし、俺とシリカはそのバツ印へと向かった。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

少女たちの思いinダイシーカフェ(ユウキ編)

 

カランカラン…。

 

クライン「お、久々に誰か来たみたいだな」

 

エギル「そうだな」

 

グラスをふきながら、ドアを開けたほうを見る。そこに居たのは、紫色の長い髪。全体的に紫を基調としている少女。かつてはものすごい剣裁きと強さから、絶剣ともいわれたことがある。

そんな彼女が、中に入ると、きょろきょろして周りを見る。何を探しているのか。

 

ユウキ(キリト…どこ…キリト…せ…い…ぶん…キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分キリト成分)

 

クライン「もう病院にでも連れていった方がいいんじゃねぇのか…。なんか落ち着きがない感じだぞあれ…」

 

エギル「何かをどうしてもほしいみたいな感じの衝動だな」

 

クライン「とりあえず呼んでみるか…」

 

少し恐怖心を持つのは無理もない。今のユウキはなにかがないと壊れるようなそんな感じの状態だ。なにかに依存しているかのような状態と言った方がわかりやすいだろうか。とりあえず声をかける。

 

クライン「おーい、ユウキー」

 

声を掛けられて気づいたのか、少し肩をビクッと上げ声のなる方へ振り向いた。何かを求める目ではなく、普通のユウキの眼に戻った、そのような気がする。

 

ユウキ「あ、クラインさん。どうしたの?」

 

クライン「ちと話をしないかって、まぁ相談というか、そんなもんよ」

 

エギル「少し話をしないか?俺たちも俺たちなりに知りたいことがあるものでな」

 

ユウキ「うん、いいよ」

 

そっとクラインのとなりの席に座り、エギルが水を出す。

 

クライン「キリの字についてどう思っているか。まぁ聞いているんだ。ユウキはキリの字のことをどう思ってるんだ?」

 

ユウキ「えぇ…そうだなぁ…。うーん…」

 

言葉を選んでいるのか、それとも別になにか考えているのか。まぁ好きな人をいきなり説明してと言われると、すぐ言える人と言えなく言葉を選ぶ人がいるだろう。これは仕方ない。

 

ユウキ「カッコいい…よね…///」

 

という言葉からユウキは発した。

 

ユウキ「実際彼と剣を交えた時はとっても楽しかったなぁ。あ、もちろんアスナと戦った時も楽しかったよ?でもなんかね、彼の剣は意思を感じるんだよね。わからないと思うかもしれないけど、いろんな人と交えた僕ならわかるよ。彼は強い。手加減ないし、正々堂々な力だった。強かったなぁ。そして彼が僕とアスナのピンチを救った時。とってもカッコよかったんだ!剣を地面に突き刺して、カッコいいセリフを言ったんだよ!あの時は痺れたなぁ。そこから彼を見るたびカッコいいと思うようになって…それでアスナが彼の婚約者と知った時は親友としては普通にそうなんだ~って言えるけど、確かに言ったんだよ?そうなんだ~って。でもそんなわけないじゃん?心の中でその時初めて人に殺意を持ったよ。こんなにも人が憎いなんて思うことなかったのにね。でも彼に寄ってくる女はアスナだけじゃないんだよね。それがまた嫌なところでさ、もういっそ全員なんて思ったよ。でも僕は器が広いからね!正直まぁ憎いのは確かだけど彼さえいれば僕はなにもいらないよ!そう、彼さえいればもうなんにもね!だから彼を手に入れるためならなんでもするよ。そう、なんでも…なんでも…。えへ、えへへへへ…」

 

クライン「…」

 

エギル「…」

 

二人も、最初はいい恋だなと思ったが後半過激すぎてやっぱりだめかと心を折られた。直すのは俺たちにはできないかと思いつつ、エギルはユウキに言った。

 

エギル「素敵な恋…だと思うぞ。それで…何か頼むか?」

 

ユウキ「うーん、じゃあハニーシロップのフロスヒルデアイス一つ!」

 

頼まれた物をユウキの前に置いた。ユウキは目を輝かせ、「いただきます!」と言ってアイスを食した。

 

ユウキ「うん、冷たくておいし~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クライン「やっぱ病院連れていかね?」

 

エギル「そっとしといてやるのが一番だろ」




長い間投稿できなくてすみませんでした。私事とストーリーの練り直しに時間を使ってしまいました。今年は多忙になり、来年も多忙になることが予想されますが、なんとかやっていきたいと思います。不定期更新なこのssをこれからもよろしくお願いします。終わりまで、付き合ってくれる人がいれば、よろしくお願いします。
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