―――――よしっ!これであなたも立派なアイドル研究会の部員ね!
『…ここまで勝手に連れ出した責任くらい取ってよね?矢澤さん!』
『せっ、せきにん…?に、にこはそんなの分からないにこぉ…。』
慌てて誤魔化したけど、さすがに無理があったかな…。
『とはいえ、私も上級生に流されてしまったのも事実。
西木野家の名を汚さないためにもここは正々堂々と勝負で決めましょ?』
いきなりの宣戦布告にこっ!?
それに対決って何がいいんだろう…。アイドル?勉強?はたまたテスト?勉強では勝てる自信がないにこ…。
『対決のテーマは矢澤さんが決めていいわ。私が負けたら文句なしで入部する。
でも私が勝ったら矢澤さんはアイドル研究会を今すぐ廃部。いいわね?』
『"廃部"ねぇ…、いいわy…って廃部!?今この子廃部って言ったァ!?』
その言葉を聞いた途端、なんだか意識が飛んでいって。
―――――矢澤さん?先輩らしくないわよ?ねぇ、聞いてる?矢澤さn…
『目を…覚まして…本当は寝ぼけてるだけなんでしょ…
私、矢澤さんが…を…で…してたこと知ってるんだから…』
にこ?なんか呼ばれた気が…あれ?部室じゃない?
_人人人人人_
>バサッ!!<
 ̄Y^Y^ Y^Y^ ̄
ここ西木野病院?…って真姫ちゃん重いよ…
『にこちゃんの馬鹿っ!なかなか目覚めなくて心配したんだからね!?』
…に、にこ?真姫ちゃんがにこのこと初めて名前で呼んでくれたにこ!!
『顔赤くなってる、にこちゃん。』
『あ、うっ…にこは大丈夫だから…心配かけてごめんね、真姫ちゃん』
-数日後-
『にこちゃん、だいぶ熱も下がったようだしもう退院して大丈夫だよ。』
『そう…だね。』
いや、これは本心じゃない。本当はずっと真姫ちゃんの家にいたい。
にこはこころとここあと虎太郎のお姉ちゃんだもん。
誰かに甘えたりすることは滅多にない。
こんなお姉ちゃんみたいな存在の人初めて、だから。
-翌日-
にこはかなり駄々をこねていた。学校も行きたくなかった。
なんだろうか、この気持ちは。
『にこちゃん。一緒に学校…行こ?ダメかな?
ね、にこちゃんアイドル研究会の部員、増やしたいでしょ?』
『いいよ、もうにこは真姫だけで十分だから。』
『じ、じゃあ、部員は私だけでもいいからさ、一緒に行こ?遅れるよ?』
その後も散々説得されにこは負けた。
にこと真姫がほぼ毎日一緒に通学し、毎日同じ部屋で生活するようになったのはこの頃からだろうか。
隣にいないと何か寂しい…そんな関係にある日変化が訪れた。
つづく