ただ途中から独自展開になります。
chapter24.ショッカー出現!小日向未来、最後の日!!
地下道を通っていくと、前とは違ってすぐに出口にたどり着いた。
「早いね、まあその方がいいけど」
外に出てみると何処かの峠道だった。
「花立村の近くかな?」
少し歩くと標識があった。見ると群馬県と書いてある。
「群馬県?じゃあ花立村じゃないんだ。ここ一体どこの世界なんだろう。そうだ、お財布の中を見てみよう」
花立村を出発するときにサイフの中身が世界によって切り替わることを教えてもらったんだ。
「千円札だ…。あれ?伊藤博文だ。ってことはここは結構昔の日本になるね」
過去にでも来ちゃったのかな。だとすると子供の頃のお父さんやお母さんと出会うことになるかも。
「まぁ、それはそれでいいか」
少し歩くと売店があった。ラムネを買って飲みながら歩く。
「ここ、まだ1971年10月31日なんだ。エルフナインちゃんは確か、並行世界は時間の流れは変わらないって、あっちの響を助けに行くときに教えてくれたけどここは違うんだ」
昭和なんてテレビか映画の世界だからなあ。来ることになるとは思わなかった。
「それにしても気持ちいいなぁ。こういう山道もたまにはいいかも」
秋だからか涼しくて歩きやすい。蜂が怖いけど今のところ何もなく平穏無事だ。
ラムネの瓶をくずかごに入れてから山を降りた。あてはないけどこうやって歩くのもいいものだ。
「響も一緒ならなぁ」
もっと楽しいのに。
山を降りるとちょうど川に行き当たった。少し一休みした。
疲れていたから川の水を飲んだ。
「冷たい。まぁ10月だしね」
でも私の世界よりも水は綺麗だったから満足。
少し休んでいると川の上の崖に人影が見えた。何か運んでいるみたいだ。
「なんだろう、あの人達…」
皆、妙な格好をしている。私が見えたのは5人くらいだけど、4人が黒いタイツに黒いプロレスラーが被っているようなマスク、1人が赤ベースのタイツに赤いマスクという怪しげな出で立ちだった。
「神獣鏡を装着して、後をつけてみよう」
なけなしのLiNKERを打って追いかける。
あの変な人達は棺桶を運んでいた。6個ぐらいある。
「お葬式か何かあったのかな。でもそれならスーツかなんか着てくるはずだし。第一、なんでこんなサボテンだらけの場所に?」
「教えてやろうか」
ぎょとして振り返ると緑色の怪物がこっちを見ていた。
「わぁ!」
怪物は甲高い鳴き声とも笑い声とも言える声を上げながら近づいてきた。
「あ、あなたは誰?」
「俺か?俺はショッカーの改造人間サボテグロンだ」
そういうなりサボテグロンは、サボテンの形をした棍棒で襲いかかってきた。神獣鏡のアームドギアで迎え撃ったが、パワーが違いすぎる。どんどん押されていく。
「ラチがあかない」
一度浮上するために距離をとろうとした。そのときだった。足元のサボテンに触れてしまった。
サボテンが大爆発を起こし、私は吹き飛ばされてしまった。
「うわぁーー‼︎」
地面に叩きつけられ、意識が朦朧とする。
「こいつを基地へと運べ。首領がお待ちかねだ」
最後に聞いたのはそんな言葉だった。
このサボテグロンは再生怪人です。
次回、さようなら小日向未来。