真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第百話##

 

Side ???

 

川神武道会が終わり、そしてそれを見終えた者が今ここでなにか会議をしていた。

 

サウンドオンリー1

「やはり、我々のシナリオにはあの川神院の連中は邪魔でしかなさそうだな」

 

サウンドオンリー2

「しかし、それを考えるのならまずはあの御剣と言う者だろう?なんせ釈迦堂ですら相手をしたくないと言うものだぞ、川神鉄心、川神百代、そして御剣彰人。三枚のジョーカーなどトランプで言うのならイカサマでしかない」

 

サウンドオンリー1

「そのために我々は用意したのだ……そうだろう?」

 

???

「ええ、そうですね、彼には私が当たります……この“神代”綾人がね」

 

サウンドオンリー2

「期待しているぞ、釈迦堂が言うのなら…川神百代と言うのはあやつの弟子でどうにかなる、そうなればあとは……くくく。これで十分だろう」

 

サウンドオンリー1

「そうだな、後はあの不出来な“息子”か、問題は」

 

その会議な、なんでそしてなんのシナリオなのかは、今はこの三人、そして釈迦堂しか知らないのであった。

 

綾人

「(お前だけは俺が倒すのだ。そのためにお前を観察してきたのだ、この俺は……そうだろう?“神代”彰人よ)」

 

side out

 

今の時刻を説明しよう。現在五時の半過ぎぐらいなのだが、俺は空港に向かって車にのっている、まあ車と言ってもバスなのだが。六時丁度到着すると言っていたが何せ九鬼家の飛行機、性能は良いだろうし。それに百代が先に出ていると思い、俺は一応二十分前に到着を目標に空港に向かっている。

 

運転手

「終点の空港です。それでは良いフライト。そしてよき帰りを」

 

凄く渋い声の運転手さんの声で俺は空港を降りた。後は待つだけだ。そしてそれはほんの数分もしなかった。理由は

 

百代

「彰人~!!」

 

盛大に大声でそう言いながら俺に抱きついてくるこの彼女。そう、俺の彼女だ

 

彰人

「百代、おかえり「はむ」ちょ、ま、「レロ、チュパ、チュル」……」

 

現在、犬のマーキングの如くキスの嵐と、そして顔をなめられている。いやぁ~揚羽さん、やれやれって顔をする前に、その前にどうにかしてください

 

揚羽

「まったく、飛行機内では御剣の自慢話。帰ってきたらこれか?まったく、まあ今日ぐらいはいいのかもしれんな「揚羽さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」……うちにも似たようなバカがいたな……小十郎!」

 

小十郎

「揚羽さ「こんなところで大声をあげるとは何事か!馬鹿者!」揚羽さまぁぁぁぁ!」

 

そしていつものように吹き飛ぶ小十郎、俺らはそんなをも気にしないぐらいの抱擁とキス。そしてそれが一段落して現在空港内にあるレストランで食事中。なぜ、揚羽さんがいるのにここかと言うと、まあ簡単に言うと飛行機は疲れたそうであまり畏まっていては困ると言うことでこんな簡易的なファミレスだ。

 

彰人

「揚羽さん、本当にありがとうございます。百代に付き合っていただきまして」

 

揚羽

「何、私も色々とあってのう。それゆえに鉄心殿の話の乗っただけさ、それよりも昨日川神院で武道大会が行われたな」

 

彰人

「ええ、中々なものでしたよ」

 

揚羽

「ほう、それでは誰がこの今現在、お前の腕に抱きついている女と戦う権利を得たんだ?」

 

彰人

「ええ、それは……プロではありませんとだけ言っておくよ」

 

揚羽

「フハハハハハハ、そうか……それはおもしろいな、そうだろう川神の?」

 

百代

「……素人が、勝っただと。あの武道会にはそれこそ多くの挑戦者がいたはず、それもプロの格闘家や、武道家などがな」

 

彰人

「ああ、もちろん勝ったさ。“素人”がな」

 

百代

「そうか、そうか」

 

何か安心するようにその顔はまるで赤ちゃんを見るようなお母さんの顔で何かを見るようなそんな顔の百代だった。俺はそれを手で肩を抱きながらそのまま甘える百代で遊んでいた。

 

揚羽

「まったく。小十郎、お前ももう少し今度鍛錬を上げてみるか?そうすればもしかしたら少しは上がるかも知れんな」

 

小十郎

「は、揚羽様のためならば」

 

そして俺らは空港で別れて俺らは川神市に戻ることにした。

 

それからさらに一時間をかけて俺らは川神院に戻る。もちろん誰も出迎えないのだがなんていうか……本当に助かった。

 

百代

「彰人~彰人~彰人~♪今日は一緒に寝るぞ、さらに一緒にお風呂だろう、それに今日はこのままデートな」

 

ずっとこんな調子だ。腕に抱きついているのはいつもなのだがなんて言うのだろう……今日は余計に胸を押し付けていないか百代?

 

彰人

「百代、随分となんていうか甘え上手になっていないか?」

 

百代

「う~、なんだかんだでさすがに二週間以上の彰人成分の摂取不良は体と共に精神にも異常のようだ…なんだか、すぐにでも彰人にメチャクチャにされたい気分だ」

 

彰人

「今日の夜まで待とうな……ついたな」

 

そして川神院につくとそこには一応出迎えのようでルー師範代と鉄爺が待っていてくれた

 

ルー

「おかえりネ百代」

 

鉄心

「ふむ、無事に帰ってこれたようじゃのう」

 

百代

「彰人に会いたいんだから当然だろう。もし飛行機なんて落ちてみろ、泳いで帰ってくるぞ私は」

 

ルー

「それもそうネ。それじゃあここでの立ち話はなんだから、まずは院に戻って話そうか」

 

百代

「ああ、そうしよう。それに私の挑戦者が誰になったかも気になるしな」

 

そして俺らは院に戻っていった。一子はまだ寝ているらしい、まああんなに連続しての無天方才は初めてだっただろうからな。そして話は武道会についてとなった

 

鉄心

「それでは百代、今回の対戦相手を発表するぞい」

 

百代

「ああ、誰だろうと相手になろう。それに早く終わらせて私にはまだやらないといけないことが多いからな」

 

そのやらないといけないことは、俺との勝負。そして一子の勝負だろう、まだ百代は相手が一子だと知らないから……これはどういう反応だろうか楽しみだ。

 

鉄心

「それでは今回の対戦相手は………………………川神一子じゃ、百代」

 

百代

「は?」

 

あっけに取られた顔だった。

 

百代

「ジジイ、冗談は「本当だよ百代」……彰人…それじゃあ本当にワン子が?」

 

彰人

「ああ、あいつは有名な武道家達を倒して、そして今回の武道会に勝ったんだよ……まあ様は百代との挑戦権をガチで手に入れたってことだ、あいつは」

 

百代

「そうか……そうか……そうか!それじゃあ、すぐにでも相手にしてやらないとな、それでワン子は?」

 

ルー

「ちょっと待って欲しいね、それは。今現在、一子はまだ寝ているヨ。まああんなにも戦ったのは久しぶりだろうしネ、だから一応今日は起きるだろうけど戦いは明日にしてほしいね」

 

百代

「ふ、そんなことならばいくらでもいいぞ。私は妹の成長をフルで見たいからな!」

 

今までに無いぐらいの機嫌の良さの百代がそこにはいた、俺でもここまでは最近では夜ぐらいしか出せないと言うのに……それだけこいつも心配していたんだろうな、一子の事を

 

鉄心

「うむ、それでは前よりに決まっていたこの一子への試練についてじゃが、分かっておるのうモモ?」

 

百代

「ああ、私が決める。一子が川神師範代に相応しいかどうかをな」

 

彰人

「なあ、それに一人だけ呼んでいいか?」

 

百代

「うん、これは真剣な試合だぞ彰人「分かってはいるんだが……あいつだけは呼びたいんだ、ダメか?」…私が彰人のお願いが断れるわけがないだろうが、ジジイ、どうだ?」

 

鉄心

「彰人よ、それは彼の事かのう?」

 

彰人

「イエス♪」

 

鉄心

「許可じゃ♪」

 

そして俺らは、次の日を待つだけとなった……夜のこと、それはまあ作者が言うには18禁を超えて21禁だから詳しく聞くな、もとい書けないだってさ。

 

現在の日付……八月二十六日、夏休み終了まであと五日となった今日である。

 

Side 百代

 

今日は、ワン子の、私の妹の将来を決める重要は試合だ。この試合に手加減なんてそれこそ失礼だ。私は全力を持って妹を潰しにかかろうと今、胴着を着た。

 

彰人

「それじゃあ、いくぞ百代」

 

私の大好きな夫がすでに外で待ってくれていた。着替えを見ていても良かったのだが。そして私はワン子の前に立つ。そして良く見ると後ろには源がいた。彰人が呼ぶたかった奴はあいつだったとは。まあいいだろう、そして私は川神院次期院長として、その場に立った。

 

Side out

 

俺は百代を呼ぶと、すぐに唯一の観客である忠勝の隣に座った。

 

忠勝

「いいのかよ、あのバカどもじゃなくて俺でよ」

 

彰人

「いいんだよ、お前だからこそな…で、いい加減に決心したか?」

 

忠勝

「昨日一日中考えたさ……決まった」

 

彰人

「はぁ~どこかのラブコメだな、これじゃあ」

 

忠勝

「勘違いするんじゃねぇよ。てめぇらよりかは十分に現実的だ」

 

俺らはそんな話をしながら、この言葉で話をやめた。

 

鉄心

「それではこれより川神百代対川神一子の仕合を開始する、両者共に用意は良いかのう?」

 

百代

「ああ、いつでも来い!(ワン子が、ここまでに)」

 

一子

「もちろん(今、私は夢の舞台に立っているんだ。さすがはお姉さま、無天方才を開かないとすぐに負けちゃいそう)」

 

鉄心

「うむ、それでは良い仕合を……始めいっ!!!」

 

そして勝負は始まる、先手を打ったのは一子からだ。一子はすぐに構えを解いてそして発動、無天方才。百代はこれにすぐに気付くといつもの調子の拳を繰り出す、しかし

 

百代

「何!?」

 

百代の拳は避けられていて、そして逆に一子の拳が腹に当たっていた。さすがにあの程度の攻撃では百代にダメージは与えられないが、それでもいつも河川敷で挑戦している初撃でやられる連中とは訳が違うのだ。

 

一子

「お姉さま、本気で来て!」

 

それは一子の歓喜の叫びでもある。そしてそれがあいつの願望だ。そして百代の構えを一層変わる、いやこの場合は空気が変わったのだろう。そして一子の攻撃に百代も避けそして今度はさらに早い拳が飛ぶ、次に見えたのはその追撃の蹴り。しかし一子も負けじと避けてそして隙を見ては攻撃を仕掛ける、しかしその隙は百代にとっては容易にガードが出来てしまう。そんなめまぐるしい攻防がさらに続く。一子は武器として薙刀を持ってはいるが今は蹴りの攻撃を基本として、まだ川神流の技を出していない。それに無天方才も一子の意思がある状態での発揮など今までに無いほどの力の出しようだ。

 

一子

「まだ、ここなら山崩し!」

 

ここで初の技を使う。しかし百代もそれに合わせるかのように

 

百代

「星砕き!」

 

拳にパワーを溜めての一撃、これにはさすがに一子の判断では薙刀での軌道変換が一杯一杯だが、しかしこれでもう分かっていることだが、一子の師範代は決定だ。あとはこれに川神師範代への教育、そしてそれに似合った教養さえあればいいのだ、それはまだあと未来でいいわけで。しかし百代はそれ以上に、一人の武人として川神一子を相手していた。

 

一子

「はぁ~はぁ~はぁ~」

 

百代

「ふ、次で決めるぞ妹よ!」

 

一子

「ハァァァァァァァ!!」

 

一子が気を薙刀に集中させた、そして放つのは……まさか

 

一子

「この一撃、手向けを受け取ってお姉さま!」

 

あれは、俺が昔見せた無理やり軌道を変える技。相手には下払いがなぜか、気付くと自分の胸に刺さると言う非情の技、しかし百代はそれをまさかの

 

百代

「川神流、大爆発!」

 

気を爆発させることで円形状の攻撃をブロック、しかし一子はそれが誘導でしかなかった

 

一子

「今!川神流奥義!顎(アギト)!!」

 

そう一子はこれが本当の狙いだ。そして決まると思ったが……しかしそれは百代が許さなかった。百代はその薙刀の刃の後ろの部分に手を置きそのまま空中にとび、そして一子に向かってこう告げた。

 

百代

「川神流奥義!星耀抹殺(スターライトブレイカー)!!」

 

そのエネルギーの中心に一子は巻き込まれた……これで勝敗は決した

 

鉄心

「そこまで!勝者、川神百代じゃ。ルー直ぐに担架を」

 

一子

「ま、まって爺ちゃん!」

 

鉄心

「無理をするでない、一子。お前は百代の本気を喰らっておるのだぞ」

 

一子

「それよりも……ねえ、お姉さま私、頑張れたかな?」

 

一子はすでに倒れているがそこに百代はすぐ側により、しゃがんだ。

 

百代

「ああ、私ですら驚いたさ……ああ、お前は間違いなく、そしてこれからも永遠に私の可愛い妹だ。そして川神一子さ」

 

一子

「アハハ、なんでだろう、うれしいのに涙が出ちゃっているよ……」

 

そんな一子の姿に、百代は立ち上がりこう言った

 

百代

「川神院、次期院長川神百代が言おう。川神一子は……師範代の資格がありと判断する……これに異を唱えるものは」

 

それにルー師範代も、そして鉄爺も笑い

 

百代

「異議が無いので……川神…一子を、ヒグッ、師範代としての資格を認めよう」

 

ちょいと百代は泣きながら、それを高らかに宣言してそしてこの勝負は終末を迎えた。

 

八月二十八日の出来事。

 

 

 

 

 

――――八月三十一日、川神院にて。

 

二つの殺気がぶつかり合い、そしてまるでそれは龍と蛇が戦いの嵐のような、そんな空気であった。

 

鉄心

「西、川神百代」

 

百代

「ああ。」

 

鉄心

「東、神代彰人」

 

彰人

「ふん」

 

鉄心

「それでは、両者共に……始めぃ!!」

 

 

 

第一部完

 

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