最初の試合はそれこそ味気のないものだ。まあそれはしょうがない、第一回戦ではそうだろう。それが俺の最初の感想だった
百代
「やはり普通のKKKだからしょうがないな。まだ解説らしい解説もいらんしな」
彰人
「まあまだ、だよね。まあそろそろ面白いものでるけどね」
次に出てくるのはマルギッテ・エーデルバッハと、三年生の相手だ。完全に相手が委縮しているのはしょうがない。現在、このままいけば本選で選ばれるのはほぼ九人十人ぐらいだろう。
百代
「しかしながら京も近接やるようになったなぁ~あれはあれだな、恋の力ってやつだな彰人」
彰人
「そうだとは思うけど。そういう個人的な発言はマイクの音を切ろうな。そこにいる、バカップルの片方が赤面している」
百代
「まったくそんなのは早く乗り越えれば、私たちのように慣れるのにな、夫よ」
彰人
「だから、お前はマイクを切れ」
そんなこんなで予選はちゃくちゃくと進んでいった。しかし、その中でも唯一の予選での死闘があったのだ。それは……マルギッテVS一子なのだ。
彰人
「さて、それでは今回の予選の最終戦だぁぁ!」
百代
「まあ、すでにハゲとまゆっち、さらにはあの九鬼のメイドに小雪は決定。岳人もいるのか……京はさすがだな」
彰人
「名前で呼んでもわからないだろうが!あとは一年生の武蔵さんとか、あとは三年生の生徒会長って参戦だったんだ。それとほかにも弓道部の部長さんに……なんで京極先輩までも」
百代
「あいつの言霊にでもやられたのだろう?」
彰人
「まあいいか、それじゃあ今回最後の予選大会。武道ファイト……レディィィィィゴォォー!!」
百代
「彰人、キャラ違くないか?」
百代の言葉はおいておいて、マルギッテVS一子の試合は始まった。すでに一子は無才方天を発動している。マルギッテも簡単には攻めてこない、理由は俺もよくわかる。なんていたって今の彼女は動きがないのだ。まるでどこにでもいてどこにでもいない感じだ、たしかどっかの科学者の実験であったようなきがするがそれはおいておこう。
一子
「ふん!」
マルギッテ
「くっ!」
一子からの動き、マルギッテは完全に先手を取られた……今回はマルギッテは眼帯を外さないと一方的に終わりそうだな。
彰人
「完全に一子選手の先制か?」
百代
「そうだな、さっきのはマルギッテのほうは六感を使った回避だな……経験の差か」
一子
「川神流奥義、大車輪」
一子の攻撃には隙などない。いや作っていないのだ、たとえば今は技を決めてきているがさっき決まらないとわかっていながらもマルギッテの攻撃をよけた。マルギッテのトンファーでは現状不利、薙刀のリーチとそして一子の武器なしのこぶし。
マルギッテ
「…………タイム!」
鉄心
「うむ、タイムじゃ!」
彰人
「おっとここでマルギッテ選手タイムだ!これでもう使えないぞ……ってまさかあれは」
百代
「本気だな。マルギッテのやつ眼帯を外したな」
ここでマルギッテは本気に変わった。一子も変わる、今度はマルギッテの番だ
マルギッテ
「ハーゼ!ヤクト!!」
一子
「くっ、まずっ!」
マルギッテ
「さすがは彰人殿。あの野兎レベルをここまで上げるとは。だが、経験の差を知りなさい!」
マルギッテの言葉に俺はマイクの外でつぶやいた
彰人
「……それはお前だ、猟犬(マルギッテ)」
百代
「そうだな、今のワン子は……猟犬なんてもんじゃないからな」
一子のオリジナルの型。勝敗は決した
Side マルギッテ
それは一瞬の出来事だった。私が構え、相手を蹴ったはずだったのに、いや手ごたえはあった、しかし次の瞬間、あの犬は私の後ろに消えていた。そしてあの技。
マルギッテ
「……それは彰人殿の?」
そう、間違いなきこの技は彰人殿と同じ何か我々とは違う次元の技。そして私は意識を落とす前の犬の顔をみたが……それはとても美しくもはかないものだった。
Side out
時間がたって、現在は下校中だ。百代は相変わらず俺の腕にしがみついているし。ちなみに俺と百代だけだ、いつものメンバーは明日の準備やら今日の宣伝効果やらで忙しいようだ。
百代
「今日は大変だったな。文化祭」
彰人
「まあ大体はお前がウエイトレスに俺がコックだっからな。まあお前のウエイトレス姿はよかったけどな」
百代
「……そうか」
彰人
「お前はなんでそんなことで恥ずかしがっているんだよ」
百代
「べ、別にそんなわけが「ないとでもいうのか」……ごめんなさい、ぬれました」
彰人
「素直でよろしい。それよりも一子もあれはまずいな」
百代
「まずい……だと?何をいう、完璧にあのマルギッテに一手を入れたじゃないか。何か問題でもあったのか?」
彰人
「……ああ、相性が良すぎているな。すこし俺が鍛えないとな」
百代
「彰人、最近自分のことを見ろ。最近、お前なんかいろいろと考えすぎていないか?そ、その私は支えるぞ」
彰人はその時、百代の肩を抱いた。少しだけ思うところがあった、それは今日の文化祭のことから、そして裏のことまで。本当に最近の川神が可笑しいのだ。文化祭はたぶん普通に終わる。だけど、今度はハロウィンがあるのだ。それがこの川神市全体がかかわっているからだ。冬馬に今度
百代
「また、だぞ彰人」
彰人
「……すまんな、百代。わかっているさ、すこしはお前に頼るよ、いやこの場合は……ファミリーかな」
百代
「そうだな、それと……さっきから胸、揉んでいないか彰人?」
彰人
「……そこに胸があるからさ」
その時百代は、少しだけ発情しかけたのは言うまでもない。
Side 大和
大和
「それじゃあ、今日の感じでいこう……みんなお疲れ様!」
俺がそういうと全員が納得して帰って行った。そして残ったはいつのはファミリーだが、その時
梅子
「すまん、椎名。少し話があるんだが大丈夫か?こんな文化祭の終わりですまないなのだが」
京
「はい。それじゃあみんな先に帰っていて、大和は明日早いから、ね?」
梅子
「……すまないな」
そのときだけ先生に非常にかわいそうなことをしたと思った。そして京は言ってしまったので俺はそのままファミリーと一緒に帰ることにした。
キャップ
「今日で結構売れたな!やっぱり、撫子喫茶っていうのが売れたみただな!」
モロ
「うん、結構インパクトとかもあったみたいだよ。もう掲示板でもいいかんじだよまあもう一つ人気があるからね、それは注意しないと」
岳人
「まさか、それって!」
クリス
「うん、どこだ?」
モロ
「普通に考えてS組でしょ!だけど今日はワン子の勝利のおかげでもあったしね、マルギッテにも勝ったし」
クリス
「あれは確かに見事だったな。マルさんも驚いていたしな……私も精進しないとな、まあ今回は京、岳人も入っているしな」
大和
「ああ、だけどS組はまだ残っているし結局不安要素はある。どうにかして彰人はこっちにおいておきたいけど……」
岳人
「あっちの九鬼野郎と、葵が問題だな」
キャップ
「と、いうよりも彰人がなんでそのまま受けたんだろうな?」
モロ
「受けてないからね!ただ単にそのまま話がホイホイ進んで、まあもともと文化祭に興味がないからね彰人は……まあ悲しいけどそのせいって僕たちだけどね」
一子
「あれ、なにかそんなことあったかしら?」
モロ
「そうじゃないでしょう!普通に僕たちがわるかったでしょう、小学生のころにさらに中学生の頃、先生に怒られても、それを逆手にとって先生にさらに自由もらったり、モモ先輩……これで終わり」
クリス
「なにか簡単にわかるような感じがするな」
キャップ
「そうだったっけ?」
岳人
「……確かにそうだったな。あのときは大和もこっちで」
モロ
「と、いうか大和はそのころひどかったし」
大和
「……あのころは本当に彰人に全部頼んでいたようなものだからな。姉さんのことにさらにキャップとかの相手から処理まで」
モロ
「相変わらずの彰人の包容力だよね」
岳人
「……だが今のあいつは俺は許したくない」
嫉妬にくるうあほは、いつになったら彼女ができるか?