真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第九十五話##

 

それは突然と起きた。そう、もう夏休みも中盤だ。俺と一子は久しぶりの集会である、その前の集会は申し訳ないが修行でいけないと予め兄弟メールしていた、……だが、そう、恐れていたことが起こってしまったのだ。

 

過去に戻って説明しよう、それは百代が中国に旅立つ前日の集会の後、俺は大和を屋上に呼び出した。

 

彰人

「よ、兄弟……いや、大和。」

 

大和

「……なんか呼び出しってことから想像するに何か重いモノだと思っていたけど、兄弟が、いや彰人が俺のことを名前で呼ぶってことは重要ってことだろう?それでどうかしたのか、安心しろ京もここには居ない、たぶん姉さんと一緒に下に居るよ」

 

彰人

「そうか、ならば言おう。お前……今危険な状態って分かっているな?」

 

大和

「……京の事か…………」

 

彰人

「依存、分かっているようだな……まあ抜け出す事も出来ないフリもしているみたいだな」

 

大和

「ふ、フリって……た、確かに京は完全に俺に依存してきている、それは分かっているけど…けど姉さんだって」

 

彰人

「確かに俺らも依存しているところはある、だけどな……なら今回の修行を見ろ、俺はついていかない、それは百代のためでもあり、俺のためでもある。俺らは依存ではなく、互いを求めるだけで今はとどめているんだ」

 

大和

「そういうなら俺らだって「いや違うな!」……なにが違うんだ!」

 

彰人

「そんなの簡単さ!今の京は完全に大和、お前に頼ってばかりで、まるで視野が狭い。昔お前がなんで京の告白を拒絶したいたのかの理由はあいつにもっと広い視野を見てもらうためじゃなかったのか!!」

 

大和

「……あ……」

 

大和は何かに気付いたように、俺の顔を見る。

 

彰人

「今の京をみるとな、なんか怖いんだよ……あいつは元からお前のためなら何でもしそうな奴だった、だけど、今はそれのドが過ぎて、そして焦ってそれこそ何もかも壊しそうでな……ただそれを言いに来ただけだ」

 

大和

「いや、確かに……思い当たることがある、ありがとう彰人。ちょっとかんばってみるよ、確かにあいつには少し外を見てもらわないとな、それに色々とあるし」

 

彰人

「まあそれは彼氏の役目だろうさ。それでも困った時は頼れよ、なんて言ったってお前は俺と百代の舎弟だからな」

 

大和

「ああ、本当にすまない」

 

これがその時屋上で交わした言葉だった、そして今の状況を説明する。俺は遅れてきた、理由はリー師範代に今後の一子の鍛錬メニューの追加とかの打ち合わせが急に入ったため俺は一子に先に行っておいてくれと頼んだ、そして俺がいない間にそれは起きた。

 

一子

「今の京見ていると私、また喧嘩しちゃいそうだから、私帰るわね……彰人、ごめん、私」

 

彰人

「いいさ、別に。帰れ、お前は今ハンパな力だからな。使われても困るからいい判断だ、今日は帰れ」

 

一子

「うん」

 

岳人

「ちっ、俺も帰るぞ!ああ、くそっ!」

 

なにか、イラつきながら帰る二人。

 

彰人

「そうか分かった、モロもいいぞ。携帯なっているしな……映画だろう?お前だって初めてぐらいの気合を入れたもんだ……こっちでなんとかするから、行ってこい」

 

モロ

「あはは、ごめんね彰人。それじゃあ」

 

そして残ったのは、俺と兄弟、まゆっちにクリス、そして京だった。

 

彰人

「状況の報告は要らないぞ、大体分かっているからな……兄弟、大丈夫か?たぶん二発ほど入っているだろう?クリスと京の分が、まともに入っているみたいだな。軍師のくせに体張ったみたいだな」

 

大和

「く、ははは。ちょっと作戦失敗だ」

 

クリス

「だが、私の蹴りはモロに入っていたはずだが」

 

大和

「大丈夫だから、それよりも京……屋上に来てくれるか、話がある」

 

兄弟が、いや大和がたぶん決断をするのだろうな。俺は一子が出て行く際にここに入ったが、今の空気で大体が分かる。そして二人とも出て行った、残った俺はそのまま話を聞くことにした

 

彰人

「ふむ、それでまゆっちと一子はギリギリで大和に攻撃するのを止められたっぽいけど、そこまでの経緯が分からないから、教えてくれるか?」

 

それから聞いたことは、まあ京からの提案だ、いやこれは防波堤なのかもしれないな。

 

彰人

「そうか……肝心な時に居なくてしまなかったな」

 

まゆっち

「いえ、私も少し熱くなりすぎましたから」

 

彰人

「それだけ俺らの事を思ってくれていたのだろう?ならばいいさ、クリスもな」

 

まゆっち

「ですが、よく直江さんに攻撃を加えてしまったのがクリスさんと京だんだって分かりましたね」

 

彰人

「まゆっちの本気ぐらいなら出来るだろうし…それに今の一子なら可能だろうと思ってな。まったくじゃじゃ馬どもめが。まゆっちも今日は帰って良いよ、と言うよりもまゆっちがそこまでなるぐらいじゃ、今は冷静でもないだろうしな」

 

松風

「彰人~その言葉に感謝して、オラ達撤退スルだ」

 

クリス

「私は……私は残りたいとおもう、京が少し心配でな」

 

彰人

「それも勝ってさ。俺も少し大和と話さないといけなさそうだからな……はぁ~だけどこれは本当に破滅の危機だな……俺としたことがな」

 

クリス

「彰人殿がそんな責められることはしておりません!今だってみなを迅速に纏めて「それでも俺は後処理なんだよ、いつも」違います!彰人殿はたぶん最低限の被害に食い止めてくれたのだと思います、犬だってそうです、私には分かりました京と喧嘩だってすぐにかかったわけでもなく最初は話だったんですよ、これだって彰人殿の特訓のおかげだと思っています、今では私の中での犬の評価は高いです」

 

彰人

「そうか。あ、すまん……大和はそのまま帰るようだ、俺は話をしに行って来る」

 

クリス

「あ、分かりました」

 

俺はそのまま秘密基地の窓から下に降りた。もちろん兄弟の目の前で

 

彰人

「よ……大和」

 

大和

「ああ、彰人。すまないな……結局「いや、大成功だろう?」え?」

 

彰人

「なにを言ったのかは知らないし、俺も聞こうとは思わん。だけどお前がここにいるってことは、最低でもお前は頑張ったんだよ」

 

大和

「そうかな、俺頑張ればれたかな?」

 

彰人

「胸を張れよ少しは。まあこの後はお前らに期待するとしよう……ファミリーの方は俺の方で少し頑張ってみようと思う。まあその前に一子をどうにかしないとな」

 

大和

「ワン子が?」

 

彰人

「そう思えばちゃんと言っていなかったな。一子は今回の夏休みの終盤に百代と勝負して、川神院の師範代になれるかの試練があるんだよ、だからあまりこう言ったゴタゴタがないようにしていたのだが、さすがに無理だったようだな」

 

大和

「だから、夏休みの最初に」

 

彰人

「あはは、我ながら策として酷かったようだ。その顔から察するに俺の助言が余計だったのかもしれないかな?」

 

大和

「いや、そんなことはないよ。これであいつも一歩進めればいいと思う、俺はそれを待つことにしたからさ」

 

彰人

「そうか……じゃあもう兄弟じゃないほうがいいな、一人の女を守る男は、誰でも平等だからな、さよなら兄弟。そしてじゃあな大和」

 

大和

「ああ、じゃあな彰人……世話かけるな」

 

彰人

「いいさ」

 

そして大和の後ろ姿を俺は見ながらそのまま逆にビルに戻ることにした。二人とも降りているようで俺はさっきと同じ容量でそのまま上に上った。

 

彰人

「よ、クッキー。すまないな今日は解散だ」

 

クッキー

「そうみたいだね、じゃあ片づけしておくね。どうせすぐ、みんな来るんだから。その時汚いと嫌だもんね」

 

彰人

「そうしてくれ、すまないな」

 

そして俺は最後に秘密基地を出た。

 

Side キャップ

 

風間の父

「おお、これがコウモリの血だぞ。うまいだろう」

 

キャップ

「ああ、オヤジこれ最高だぜ!だけどこの肉にさらにこの芋虫をつけるとさらにうまいぜ」

 

すでに遺跡に入って二週間ぐらいだろうか、俺はこの環境になれて現在そのまま遺跡捜索中、ただ

 

風間の父

「しかし、軍から逃れることができて幸いだったな」

 

キャップ

「ああ、これで俺らも楽にできそうだぜ」

 

そして俺は不意に思ってしまった。

 

キャップ

「そう思えば今日は金曜か……あいつら元気にしているだろうか?」

 

そう、いつもの日常の事を

 

side out

 

Side 百代

 

揚羽

「はぁぁぁぁぁっ!せいっ!」

 

百代

「それだけでは彰人の足すらもつかわれませんよ!!」

 

久しぶりの試合、だけど私も揚羽さんもお互いに目隠しの状態でだ。そしてそれが終わり、私らはひと段落ついていた。

 

鉄心

「もうこの修行に入って二週間、ここまでよくもまぁ心を鍛えられたワイ。」

 

二週間か……ってことは金曜か。あいつら元気だろうか?それと

 

百代

「彰人が恋しい……彰人ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

揚羽

「今日だけで、すでに六回だぞ、川神の」

 

鉄心

「まあ、若いと言うことじゃろうな。それでは二人とも、次の修行に入るぞい」

 

side out

 

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