星の鼓動は誰がために   作:ジャマイカン・ダンダダン

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超投稿遅れました。
なにか矛盾や誤字などありましたらご報告を。推敲不足かもしれないので

前回行った副官ですけど、なんかいい候補いますかね?
初期案も一応あるのですが、他にもいい人がいるかもなので…。

※誤字を修正しました。報告ありがとうございます。


現状

◆ジャマイカン視点

…うまくいったか。

 

これがジャミトフ・ハイマンとの会談を無事終えた私の偽りのない感想だ。

私の目論見通りに事を運べたのは僥倖だった。

いくらジャミトフという人間を知っているつもりでも、画面の中と実際ではひと回りもふた回りも違うからだ。

 

 

私は本当なら「ジャマイカン・ダニンガン」とでも名乗るべきなのだろう。

しかし私はある時前世と言うべきものを思い出した。やや若くして死にはしたがそこまで波乱に満ちたものではない、それなりに満ち足りた人生を。

 

その後生じたのは混乱だ。前世の価値観と今世の価値観の隔たりや、いまの自分の立ち位置を理解し、ジャマイカンとなったことなどそれらを飲み込むのに少し時間がかかってしまった。

 

前世の私も呑気な気分で転生やらなんやらを読んでいたが、実際になると冗談ではない。

 

ようやく落ち着いた「私」は説明しがたいが前世の「俺」と今世の「私」が混ざりあって、別の人間になったようなものだと納得してほしい。

そして落ち着いた後に直面した問題は己がどのように生き抜くのかと、この先になにが起こるのかだ。

そもそもZには複数の展開があり、過程や結末が一部変わることになる。

ジャマイカンの場合はスパガンの狙撃で死亡や、コロニー落としの失敗で失脚、いつの間にかフェードアウトといったように複数の末路がある。

 

とりあえずは自身の知識を用いて自らの立ち位置を確固たるものにしなければならない。

 

特にこの世界が劇場版かアニメ版かで変わるが、ティターンズが明確に力を失い始めたのはダカールの演説かキリマンジャロかまあその辺だろう。

それまでにルナツーを拠点として自分で動かせる戦力を確保してどうとでも動けるようにしたい。

…場合によってはティターンズから独立した独自の部隊になることも考えなければ。タイタンとでも名乗るか?

 

 

 

会談終わった数日後閣下からの通達を受けたあと、私は数少ない私の腹心ともいえる男に会いに行った。

 

「さて、今回はどんな噂話を聞けるのかな?」

 

「はぁ。オーストラリアでのことを蒸し返さないで貰えると助かるのですが」

 

この男はレオン・リーフェイ中尉。いわゆるコロ落ちにおけるファング隊の一員だが、彼は連邦の諜報員の一面を持っている。

 

ちなみに彼らファング隊はティターンズに所属しているが、ティターンズの内部において叩き上げの軍人とエリートコースの軍人では大きく考え方が違う。

一年戦争を経験した叩き上げに属する彼らは、ティターンズ内部で主流をしめる地球至上主義とは違うため悩んでいたところに私は声をかけた。

 

この時に私もバスク大佐達などとは相容れないことを伝えこの先の方針をある程度明かした。今ではファング隊は数少ない私の協力者と言える。

 

彼らのチームワークやレオンが持っている連邦軍諜報部の席は非常に有用だ。

 

「閣下がグリーンノアまで来られたおかげで調べてもらった件については進展しそうだ」

 

「ムラサメ研の最初にしてゼロを冠する強化人間のことですね」

 

ゼロ・ムラサメまたはプロト・ゼロ。

彼は恐らく最初の強化人間だ。一年戦争中に連邦軍によって作られた。

しかし、暗示によって反ジオンの思想を植え付けられていたのを自ら破り研究所から脱出しジオンに投降した。

 

一年戦争後、しばらくの間見つかっていなかったようだが、連邦軍が最近確保しムラサメ研究所に移送された。

ただ、洗脳に近い暗示を破った彼への対処には研究者も頭を悩ませている。

そのすきにレオンを通じて諜報部を使い彼と連絡を取ることができた。

ムラサメ研究所を潰す一番の理由は彼の確保だ。

 

「ゼロからなにか連絡はあったか?」

 

「ムラサメ研にいるウチの連中を通してですが、同じように強化措置を受けてる連中の解放と強化人間に関する治療法の研究を望むとのことです。そのためならば自分をどのように扱っても構わないとも」

 

やはり私の知識通りだったか。そのことへの配慮は当然してある。

ジャミトフに渡したプランは概ね通り、ちなみに制圧後はオーガスタ研にムラサメ研を統合させ、残った設備の一部は治療法の研究に割くことになった。

本来ならムラサメ研究所の被験者すべてを治療させてやるつもりなのだが、向こうから計画の変更を命じられた。

 

「ならばゼロにムラサメ研が潰れると伝えてくれ」

 

「では?」

 

「君達に伝えていたムラサメ研究所閉鎖の計画が閣下に受理された。根回しやその他の雑務はあるからしばらくかかりそうだが」

 

「うまくいきましたな」

 

「潰したあとに残った設備をその治療法の研究に当てられそうではある。ただ解放に関しては我々の一存では動かしようがない。こちらがゼロを引き取ることはできそうなんだが…」

 

「それ以外の解放は難しいとは。他の研究所が強化人間の確保を要請しましたか…」

 

「だが現地にて活動する部隊の指揮官の1人は私だ。指揮下には今回連絡を取るときに使った諜報部が入る。うまく事が運べればティターンズ扱いで私の元に保護できるはずだ」

 

「確保できない場合はがオーガスタ研が引き取ると?」

 

「そうなるだろうな」

 

そもそも強化人間は研究者からすれば貴重なサンプルに過ぎない。そういえばゼロの言葉を諜報部から伝えてもらったが、強化人間に対する研究者の行動は私の想像を上回っていた。

そうして手間暇をかけたサンプルはできうる限り確保したいとオーガスタ研は考えてると思われる。

 

「現地で活動する指揮官の1人ということは、結局我々のだしたプランが通ったのですか?」

 

「うむ。軍内部の告発者により強制捜査を行うといった流れだ。そのまま非道実験の証拠を確保してそれを口実にムラサメ研究所閉鎖、オーガスタの治療方法の研究所にリューアルだな」

 

「ならいいのですがジャマイカン少佐がすべての指揮を行わないので?」

 

「今回協力してもらった諜報部の指揮を取ることになった。他にも合同作戦として閣下子飼いの部下がいくつか参加することになる」

 

「それなりの規模になりますね」

 

「それらの指揮官の人選はまだ決まってないらしいが、バスクについて色々吹き込んだからな。もしかしたら新しい左官を見つけてくるやもしれん」

 

もし指揮官候補を見つけてくるとしたら、ソロモンにいる誰かしらが参加してくる可能性があるな。

ただ、本編ではソロモンに関しての言及はほぼない。

外伝作品で誰かしらいたか?

何故か紫のヘアバンド男の影が浮かんできたがすぐにかき消す。

奴は静観を決め込んで木星に向かうはず。

まだ0085年だ。まだ地球圏にいるには早すぎる。

 

そもそもそこそこの規模になるこの作戦の総指揮を取るのは左官以上が妥当だろう。

アイツはグリプス戦役では大尉だったはずだ。

…大佐の可能性もあるのか。

 

「しばらくしたら、閣下と同行して私もジャブローに降りることになる。シャトル単機というわけにもいかん。万が一のことが閣下にあってはならないからな。HLVをアレキサンドリアとサラミス2隻程度の戦力で護衛することになる」

 

ファング隊もアレキサンドリア所属のパイロットだ。

 

「了解しました。あとは隊の面子にも伝えておきます。…ああ大事な事を言い忘れました。アナハイムにいる連中からの報告でティターンズ以外にもGPシリーズのデータの横流しが見られたそうです」

 

「なに?!」

 

「流れた先を掴もうとしましたが一部しかわからず…。少佐の提案しこちらが入手したのはいいですが、入手元の奴がいくつか流したようです。そいつは()()()()()()()()()()()()()()

 

「ふむ…。流れた先は?」

 

「惑星開発計画の連中とどこかの財団です。財団のほうは偽装がいくつかされておりました。追跡は不可能かと…」

 

「わかった。重要な情報をありがとう」

 

 

 

そうしてレオンは退出した。

私はデスクワークを終えて官舎へと帰る道すがら、考えごとをしていた。

 

そもそもティターンズなどとド地雷な組織に所属するよりエゥーゴの方が生き延びやすそうとは思うが、そうはいかない。私もよくよく運のない男だ。

 

たしかにエマ・シーンのようにティターンズからの投降者でエゥーゴで信頼された人物は存在する。

だがそれは彼女が人格面において高潔さがあったからだ。

私のようなデコっ禿げのオッサンがエゥーゴに赴いてもスパイ扱いであろう。

 

あとはこれから先のことだ。

私が知っていることで、連邦を揺るがしたり戦乱の原因になりそうなこと、個人的に気になるものはいくつかある。

 

・クワトロ・バジーナ=シャア

 

・アナハイムエレクトロニクス

 

・パプテマス・シロッコ

 

・アクシズの襲来

 

・ラプラスの箱

 

・GPシリーズのデータを得た財団

 

1番目については結構厄介な問題だ。

個人的にシャアはアムロよりもかなり厄介な存在だと考えてる。

富野御大もシャアが本気ならばアムロを政治的に殺すことができるとか言ってた気がする。

 

アムロと違い奴には政治家としての能力とダイクンの息子という要素を持ち合わせていて、総合的に見たときその能力はアムロなんぞと比較できん。

連邦の基盤が緩んできた頃合いに奴が各サイドの迎合を叫ぶなんてこともあり得る。

下手に絶望して本気のアクシズ落としなんかも目もあてられない。

本気になって連邦の政治家になればいい線いくと思うんだが。

 

アナハイムについてはジャミトフと会長のメラニー・ヒュー・カーバインだかなんだかとの仲が悪いせいもある。

これも利用して対抗した軍の研究機関なんかを作れればいいかもしらん。

サナリィの早期設立も視野に入れておくか。

ただアナハイムの動きが読めなくなりそうなのが厄介だが。

 

あの紫バンダナは最悪だ。

奴もシャア並みかそれ以上の厄介さだろう。

史実とそれて俺が離脱してルナツーを基盤とした場合それ以外が奴1人に抑えられても文句は言えないし、それぐらいはやってのけるだろう。

奴と協力する線もなくはないが奴が気にいるのは好みの女か気があうパイロットや艦長だろう。

それにパイロットの腕も超一流だ。まともに相手になったパイロットがカミーユとハマーンだけだ。シャアは百式のせいか一段劣る。

結局倒したのはカミーユのオカルト要素という点だ。そのせいで迂闊にカミーユを殺せなくなってしまった。

 

アクシズはなんとも言えん。

結局奴らの保有する戦力は1年戦争時のジオンでは比べ物にならない程度だ。

しかもグレミーとかいう地雷要素もある。

だが連邦がしっかりしていた場合グレミーの反乱も起きない可能性もあるから一応注意しときたい。

 

ラプラスはかなりの厄ネタといえる。

ただ上手いことカードにできればシャアの政界進出なんかもできるかもしれん。

これらを確保するには連邦上層部の対立も覚悟する必要があるだろうが。

 

最後の財団は候補に目星がつかんな…。モビルスーツの開発ノウハウを手に入れたとしたらアナハイム一強が終わるかもしれん。

楽観視もできないが今は手を打てんか。

 

 

 

 

 

 

side???

 

地球圏へ帰還を果たした。とある機体のデータ入手により、ジュピトリスのスラスター改良や発想の転換により帰還にかかる時間を大いに減らすことができた。

その直後にいま勢力を伸ばしてるジャミトフ・ハイマン大将からの面談の打診。

 

「私にも運が向いてきたな…」

 

その面談の中身は、ティターンズ参加への打診と現状、そして内部の問題についてだった。

急先鋒のバスクと、それに危機感を抱いた男の行動。

まあジャミトフは2人よりも3人の方が牽制しあって行動が止まるとか単純な考えでもしたのだろう。

バスクは救いようもないがもう1人は話が出来そうな奴でもある。

 

…面白い。

 

そう考え、静かに唇を歪ませ考えに浸る。

 

「まずはムラサメ研か。もしかしたら世界を支配するにたる女もいるやもしれん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




用語説明

ファング隊

1年戦争時のオーストリアを描いた「コロニーの落ちた地で」における連邦の部隊。
彼はギレンの野望ティターンズ編に一部ルートで加入するために今回登場いただいた。
レオンはその一員でファング隊のメンバーに噂話として様々な情報を話していた。

ゼロ・ムラサメ

こちらはギレンの野望出身のオリジナルキャラクター。
こちらもギレンの野望ティターンズ編一部ルートにて参加する。
個人的に話し方がわからないために半分オリキャラ化するかもしれない。

GPシリーズ

「0083スターダストメモリー」においてコウやガトーの乗機のガンダムの総称。
そのうちのガンダム試作一号機fbに関しては一部スペックがZガンダムを凌駕している。
まあそれだけで機体の優劣は測れないがオーバーテクノロジーじみてるのは確か。

他に質問があったら書き足すかも





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