モンスターハンターの二次創作 作:一式防具のハンター
あるところでは、赤い鱗を身に纏い圧倒的な飛行能力と強力な火炎で空を制した者がいた。
またあるところには、白銀の世界の中まったく溶け込もうとしないカラフルな肌と凶悪な咢を持つ絶対強者がいた。
ほかにも、黒く風のように速い者、雷を纏い天高く吠える者、禍々しい鱗粉を撒き散らす者、鋭く研ぎ澄まされた鱗を持つ者。
そのそれぞれが様々な地にて頂点に立っていた。
.......そして、強く恐ろしい者達より遥かに劣る弱く小さな存在もあった。
その者たちは悲しくも、弱いがために強い者を殺さなければ生き残れなかった....
生き残るため、弱き者たちは体を鍛え、知恵を蓄え、武器を磨き、技をつくり、実戦を繰り返した。
そうして生まれた、強きを殺す勇敢なる弱き者。
世界は、それらを
________________________
「ふぅ、終わった...」
赤い鎧を身に纏った男は、目の前の獲物が動かなくなったことを確認し短くつぶやいた。
「...帰ろ」
男はとぼとぼと帰路についた。
---------------------------------------------
男は自分の部屋で防具も取らずに座っていた。
「あーーーー........死ぬかと思った」
この男の名前はハート。ハンターをやっている。
「今回だけで12回は死にかけた......ははっ、生きててよかった..」
この男はとても臆病であったが、ハンターに憧れた。幸か不幸か才能や体格に恵まれ臆病が治らないままに上位ハンターの中堅まで上りつめてしまった。しかし、恐怖を感じながらもハンターを続けているのは
「あーーー狩りって楽しいなぁ」
まぁ、狩りの魅力に憑りつかれてしまったからであろう....
これから語る物語はこんな男がそこそこ有名になるまでの話である。
「ふふふ...」
今のところ、万年ソロである。
_________________________________
「っと、着替えなきゃ....」
装備を脱ぎながら狩りのことを考える。今回狩ったのは火竜と呼ばれるモンスターだった。すぐ飛ぶし、火も吹いてくる。その上今回のやつはでかい個体で体力も多かったからかなり苦戦した。正直言うと怖かった。.....でも、それよりも楽しいという感情の方が勝っていた。
「明日は、どんなのを狩ろうかな?」
風呂に入り、疲れを癒すためベットに転がりながらも狩りのことを考える。ここ最近飛竜ばっかりだったし別の奴ともやりたいなぁ......はぁ、ワクワクする。次はどんな武器、どんな装備で行こうかな?有効属性の武器かな?それとも状態異常かな?最近使ってなかったから爆破もいいかもしれない。はは、楽しみ過ぎて寝れなZzz
狩りの疲れを癒すため、体は休息を求め彼自身の意思に関係なく睡眠へと移行した。いい顔で寝ている。きっと夢の中でも狩りについて考えているのだろう。
....まぁ、こんな男の話である。つまらないことかもしれない、劇的な何かはないのかもしれない。それでもいいなら見届けてやってくれ、狩りの魅力に取り憑かれた臆病でちょっと頭のおかしい独りの
武器や防具の名前を間違うかもしれないので、その時は教えてくれると幸いです。
とても遅い頻度での更新になることが予想されますので、気長にお待ちいただければ嬉しいです。
また、次話でお会いしましょう。