「どちらか本物か決着つけようじゃないか」
「言われなくても俺だ」
クーフーリンはニヤつきながら槍をクーフーリンオルタに向けて投げつける。しかし、その槍の成果は戻ってくるだけでクーフーリンオルタは避けられた。
クーフーリンオルタはニヤつきながら槍をどこからか具現し空中に40本ぐらいあるか。その槍達を同時に連撃する。残像の煌めくオレンジの光線が美しく見える。
クーフーリンは間一髪逃げ切った、槍を盾にし。
クーフーリンオルタはクーフーリンのフードを清心に渡すとこを見、そろそろ本気かとクーフーリンオルタは快感に浸る。
「お前は良いよな、産まれ故郷が解っててよぉ!」
クーフーリンオルタはやや八つ当たりの加減で槍を弓代わりにしクーフーリンの腹を狙うも避けられる。
「産まれ故郷だぁ?お前も俺と同じだ。同じだろ?だが、お前は偽物だ。それだけは覚えとけ」
「訳の解らねぇこと言ってんじゃねぇっ!」
クーフーリンオルタは的をクーフーリンの心臓に変更した。40本が50本になり激しさが増す。清心はフードを片手に息を呑むしかなかった。もしかしたらクーフーリンオルタの方が上かもしれないと。
「マスター、どうやら俺はここで宝具をまた使わなければならない。いいな?」
「あぁ、好きなように……」
清心はよっかかる余裕もなく手の甲にある令呪を見る。まだ3画ある。まだ。ここは引けと命令すればすんなりと撤退してくれるだろう。だが、感情までは操作出来ないのでこの後が問題だ。だからタイミングを計って令呪を使おうと思った。
「宝具っ!刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)っ!!」
「んじゃ、こっちも……宝具、抉り穿つ鏖殺の弓槍(ゲイ・ボルク)」
途端、槍は弓状の槍は煌めき心臓を貫く事を目標にし攻撃開始。クーフーリンオルタは本数勝負で勝つかと思ったが素直に槍が目の前に来たため
「貴様ァッ!」
と、叫び槍を目の前で具現させた。すると、クーフーリンの槍は止まり勢いは止まる。まるで時がそこだけ止まったかのような。
「っちっ、無駄な体力を使わせるな。貴様の命はないと思え」
「ランサー!戻れっ!無理だっ!令呪で命ずるっ!ランサー!今すぐ撤退せよ!!!!!!!」
クーフーリンオルタはフッ腰抜けがと嘲笑し数十本空中で留まっていた弓状の槍が消える。ランサーことクーフーリンは悔しそうな目をしているが懸命な判断だと清心を称賛。クーフーリンは透明人間のように消え去る。多分、いや確信的に拠点柳洞寺に戻ったのだろう。