「・・・ん?」
俺は確か神様に言われて転生して…それで・・・なんで布団で寝てるんだ?布団から出て目の前の机に手紙が置かれてた。手紙も気になるがその横には手紙とでかいトランクケースと小型のボックスがある…
そう考えながらも手紙を手にし、中身を読んだ
『こんにちは、神様です。あなたがこれを読んでいることは多分転生は成功したと思います。今の時代背景は、ヴィントブルーム王国が襲撃される4日前にさせてもらいました。そして原作(アニメ)がスタートする時にあなたは20代後半になります。知識レベルですが、前世の知識と少しこの世界での知識を入れといたので大丈夫でしょう。もしなにか不満でありましたらファイズフォンで連絡してください。』
と書いてある。なるほど、確かにその方が頭脳的にも何とかなるし、ある程度この世界でなれそうだな。そして手紙を元に戻そうとしたとき手紙の裏に何か書いてあった。なんだ?
『PS:オートバジンの燃料は気にしなくていいです。壊れたとしてもAIが消滅しなければ自動で治ります。』
などと書いてある。・・・いや、嫌じゃなく嬉しいけど、なんだろうこの感じ。そしてある文章に気づく
「アニメ開始が20代後半!?ヴィントブルーム襲撃がモノローグだから、14年前ということは!?」
すぐ近くにある鏡で自分を見る。
「俺ちっせぇ!まじでか!?これじゃオートバジンにも乗れねぇじゃねーか!?」
ふざけるな!?思ったが…無駄だと判断し、考えるより先にこの家のなかを探索することにした。まず最初に部屋のドアを開けた。
そして率直に思ったこと。
「ここ、風華宮の近くにある建物か?」
そう、でた瞬間に窓の先に城が見えた。しかし本当に目にするとでかいな・・・城。子どもの目線だからでかく感じるだけだと思ったが、それでもでかい。首が痛くなるくらいだ。それでも部屋は一人しかいないので窮屈でもない。風呂もあればトイレもあるしキッチンもある。調べていくと何故か、いや絶対俺の部屋だけオートバジンが入っている。入ってみるとボタンにopenとcloseと書いてある。つまりここからバイクで出入りできるらしい。はは、電気代とかいろいろ金がかかるだろ…これ。確かに一階だからバイクが外にでているよりましだけど流石にここまでいじったらアウトだろ。そして一番気になるこの家の外見と立地している場所を確認するため外にでた。外見は普通、立地している場所も普通。強いて言うなら、マンションから出て直線2km先に城へ続く道があること。立地に関してはとてもありがたい。そしてアニメで襲撃された時、ここに今俺と同じくらいのセルゲイ・ウォンがいるんだよな…など考えながら家の中に入っていった。そして、転生してすぐの俺の部屋に戻りスマートブレインと書いてあるでかいトランクケースの中身を全部確認した。
「ファイズドライバーにファイズアクセル…ブラスター、さっきあったオートバシンにファイズポインター、ファイズショット・・・よし、全部あるな。でもすげぇなこのトランクケース。まさか全部入ってるとは…」
さすが神様、いちいちバラバラ持ってるとなくしそうで怖いからありがたいぜ。
「さて、ここからが問題だ。どうするかな…アニメ開始で20歳って書いてあったけどそれまでそうしたらいいんだ?」
悩んだ結果神様に連絡を取ることにした。ファイズフォンを取り出すとその中から神様と思われる電話番号が書かれた紙が入っている。
「とりあえずこれに掛けてみるか」
【×××‐○○○〇‐△△△△】
「はい、こちら神様ですけど」
「神様、俺です。転生した人です」
「あぁ、あなたですか。どうしました?」
「いや、俺は原作の開始までずっと旅人なのかなと」
「そのことですか。あなたは異例なので他の人とは違います。なので、好き勝手してください。学校に入りたければ連絡してください。あと、名前なのですが、あなたの考えた名前をそのまま使ってください」
「なるほど、わかりました。では・・・・『北上海人』でいいですか?」
「わかりました。では、この世界で今関わるものすべてに北上海人と認識させときます。多分十数秒で済みますので、他に要件は?」
「いや、今のところはなにも」
「では、これにて失礼します。…これから頑張ってください」
そう言い残し神様は電話を切った。
「さてと…あと残っている小さなボックスの中を見た後、ここを出て旅にでるか」
軽い気持ちでそのボックスを開く
「うぉまぶしい‼」
ボックスの中には純金だと思われる金塊がぎっしり詰まっている。
「…なるほどな、世界の通貨が分らないからとりあえず金塊を渡せばなんとかなる…じゃねぇよ!びっくりだよ、前世でも見たことない物見せられて驚くわ!てか、さっきからなんか一人ツッコミしてるみたいで凄く悲しんだけど」
前世でもみんなといる時ボケよりもツッコミが多かったからなのか神様からの予想できないこと(ボケ)に対してツッコミをしてしまうのが現状だ。
「さてと、この金塊が入ったボックスと一緒にでてくか」
神様にはすまないがここを出るためにマンションの解約作業をしてオートバジンを外に出し、座席の中に金塊入りボックスを入れ、まだ見た目は6歳だが、バイクに乗りオートバジンを自動操縦モードに設定しヴィント城の近くに向かった。見た目が見た目なだけに人にあまり見られない様に裏路地を通りながら進んだ。そして、風華宮のすぐ目の前につく。
「・・・ここがあと4日で襲撃にあって、主人公という名のヒロイン、アリカ・ユメミヤの母親、レナ・セイヤーズと国王と王妃が殺されるんだっけ…」
あまり作品自体に介入したくないけど、555の力を手にしたんだ。作品に介入しない程度で、人々守ろうかな。そんなこと考えながら俺はヴィントの街の中を周っていた。
~4日後~
いつも通り平和だったはずのヴィンブルームの夜、だが今夜はいつもと違っていた。アスワドとシュバルツが結託し風華宮が襲撃されたのだ。それにより王宮パニック、国王と王妃が死亡したのだ。その中左腹部から血を流しながら森の中を駆けている女性がいた。その女性の名は「レナ・セイヤーズ」。すでに引退したヴィントの優秀なマイスターである。化け物(以後スレイブ)が周辺を捜索する中、彼女はあるものを持って橋の下の川に降りた。そして手に持っていたケースの中には赤子と青い石が2つ入ったペンダントが入っていた。中を確認しその赤子に一言
「生きて…」
そう言いそっと閉じて川に流した。無事に助かることを願いながら。
役目を終えた彼女は橋の上に向かう。橋の上に着くと先ほど付けられた傷口が再び激しく痛み、苦痛に顔がゆがむ。
「ッ!?」
その痛みに苦しんだ一瞬。敵に見つかった。
「名にし良く蒼天の青玉も乙女の力を失えばこの程度か?」
風華宮を襲撃し国王と王妃を殺した組織の幹部の一人に見つかり、瞬く間に幹部に囲まれた。
彼女は隠し持っていた二本の短剣で最後の抵抗を行った。しかし、疲労した彼女の勝算はほぼ0…彼女の抵抗は空しく殺されてしまった。
「終わったな…リーダーに報告だ。レナ・セイヤーズを殺したとな…あとで回収班を頼む」
今回の任務は完了した。シュバルツが探すものとアスワドが求めるものが一致し今回の作戦にでた。その結果、ヴィントブルームの国王と王妃、そして引退してもなお国の為に戦い散ったレナ・セイヤーズ。この国はこれから苦労するだろう。
そんなことを考えながら撤退しようとすると、後ろから妙なエンジン音が聞こえてきた。
「何奴!」
そこには、まだ15にも満たない歳の子供が居た。―が、こちらの方に近づいて来た。
「やっぱり、こうなるのか…」
「お前は何者だ?子供がこんなところにくるとはな」
「別に何者でもいいだろ?しかし、偽善かもしれないが、
……人が殺されて黙って見て見ぬふりできるか!」
そう叫び子供はポケットから携帯電話を取り出した。
「なんのつもりだか知らんが見られては仕方ない…若い生涯だと感じながら死ね!」
カイトside
俺は何を考えてるんだろうか…作品自体にあまり影響が出ないようにしながら人々を守る・・・・はは、自分ながら馬鹿げたことをいったもんだ。俺の前世だって人を助けて死んだ。やらない善よりやる偽善、それが俺の中にあったはずじゃないか…
「くだらない考えはやめだ…作品に介入するとかしないとか関係ない」
そう思いながらファイズフォンにコードを入力する。
【5・5・5 Standing by】
「俺は…例え偽善だとしても、この物語が崩れ去ろうとも、俺は、俺の意志で守れるものを全部守って見せる!変身ッ!」
そして手に持ったファイズフォンをベルトに装着し
【Complete】
仮面ライダー555(ファイズ)に変身した。
Side out
「なに!?」
攻撃しようとしたが小僧が突然変身と叫び、ベルトに携帯を差し込んだ瞬間、小僧が突然変身した。
「お前はなんなんだ!」
「俺か?俺は仮面ライダー555(ファイズ)だアスワドの民。お前はこの後に必要なキーパーソンだからな、手は出さんが、シュバルツだけは倒させてもらう!」
例えすべてを守ろうとして、やはり物語の改変が起きると何が起こるかわからなくなってしまうからな。
「我らを見られたんだ。生かしてはおけん」
「分かった。そんなに戦いたいのか?それなら10秒間だけ待ってもらおうか」
そう言いファイズフォンについているミッションメモリーをファイズポインターに指し脚につける。その後腕に着けたファイズアクセルについているミッションメモリーをファイズフォンに指す。
【Complete】
機械音声がなると胸部の装甲が展開され複眼のところが黄色から赤に変わり、赤いラインも白に変わった。
「お前の話を信じろと?信じられるか!」
「あぁ、信じなくてもいいさ。なぜなら簡単だ。戦うと言ったが今とは言ってないからな」
そう言って俺はファイズアクセルのスイッチを押す。
【start up】
音声がなり、俺の回りにちょっとした陽炎が立った。
「とういわけで、じゃぁな」
「待て!」
一瞬で俺の懐まで跳んできたがもう遅かった。
「あと1秒早ければ当たったかもしれないけどにな。」
そう言って俺はその場から去った。
ラドside
俺は小僧に攻撃しようとし、懐まで入ったと思った瞬間、すでに姿がなく、後ろから悲鳴が聞こえ後ろを振り向く。
「な、なんだと!?」
そこには粒子となっていくスレイブとシュバルツがたくさんいた。
その中、一体のスレイブに謎のポインターらしき物が発生した。するとそのポインターは一瞬で高速回転をしながらスレイブを貫通した。だがその最中俺はあるものが見えた。
(先ほどの小僧!)
先ほどまでここにいたはずの小僧が今あそこで一瞬にしてスレイブ共を全滅させている。
「ラド、あれはいったい…」
「分からん。だが、一つ言えるのは」
(今の俺たちはあいつにはかなわない…とな)
Side out
やってしまった。
今俺はスレイブ共を絶滅させた後残り2秒で風華宮から離れたポイントに辿り着き変身を解除した。
「実際に殺し合いをしているのを見て、怒りに我を忘れることがあっても、あれはないだろ!?」
多分明日当たりに風華宮が襲撃された後、スレイブの謎の消失がニュースになるだろう。あれほど散々表舞台で介入しないとかいいながら介入してしまった。アニメの始まりを見たいからこうして見にいってこのざまか。先ほどまでの行動に暗く落ち込んでいた。まぁ起こってしまったことはしかたがない。
「今度こそ確実に旅に出るか…」
こうして俺は心に誓いヴィントから出て旅にでた。あ、しっかりとオートバシンを持ってだよ
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