何故とは問わない。
世の理不尽を知っているからだ。
どうしてとは言わない。
世の美しさもまた、知っているからだ。
でも、
でも。
『これはひどい』
あの後壊滅状態にした村がどうなったか気になって(食料的な意味で)
村に行った訳だが。
いま俺のもこもこの毛をつつくこの指には耐えられそうにない。
『んめぇ(もっと優しく触りやがれっつーの)』
そう。
巨人である。
最初の絶望は異世界転生を本当にしてしまっていたことについて。
そして二番目の絶望が…
進撃の巨人の世界かもしれねぇってことだよおおおおおおおおううううう!!!!
俺は今巨人の手のひらに転がされている。アレ?動物には手出さないんじゃなかったの?俺人間じゃないよ?いつの間にかパクリだったらと思うと…ガクガクブルブル
グシャッ!
あの…これ、今家っぽいの踏みましたよね…?藁や雑草を山にして下に浅い穴を掘ったようなの見えたんで…家かと思ったんですけど…
もういいや、気にしないでおこう。せめてもの弔いにと、俺はレーザー砲のようなものを作った。愛と勇気のマスタースパーク(笑)の細いバージョンを意識する。
むむっ…中々に難しいが…いけそうか?いくぞーう、
キュィィィィン
ピュルルル…
ドゴォォォォオォ……!!
『めめー!(見ろ!人がゴミのようだ!!)』
『(んん…?)』
頭の中に文字が浮かんで来るようだ…
【幻と現を司る程度の能力】
えっとだな…妄想が現実にでもなるんですか?
何それクソチート。
てか俺はやっぱり妖怪だったのか…(歓喜)
でも東方じゃ人間でも能力持ってたしな、でもいいや、幻想の羊妖怪でも。
とりあえずは、忘れかけていたがこの巨人からの脱出だ。飛べるようになろう!
こう、ふわぁーと、いかないもんかね…?
まぁここは、人型のほうがやり易そうだし、人型いってみるか。
『ふんっ』
ぼわわん!
おー、ハイハイロリ巨乳ロリ巨乳。
『これが……おっぱい…!』
あああ、今はそうじゃない、飛ぶんだった。
~その後、普通に飛べました~
手頃な木に降りてさっきの巨人を観察する。
巨人はさして気になっているようすもなく、そのまま平原へと歩いていった…………
[~完~]
終わらせねぇよ!
そんな漫才をしていると、とおくのさっきの巨人が消えた平野から小さな粒がこちらに向かって来ている。
…人だ!馬に乗っている!
興奮した俺はそのまま身を乗り出して…
ゴキッ
落下しました。
寸前なんとか飛んだお陰で捻挫で済みましたァァァアアア!!!
でも痛くてうごけんんんんんんんん!!!
『うっ………よっ、とお…い”だぁ”ッ!!』
終わりません。
、、、終わりませんからね?