Side Kamijo》
「な、なんだ?」
「なに!?それはまずいじゃん!」
「どしたんだ、愛穂?」
「………、ここが占拠されたらしい」
「なんだと!?」
『あああ、聞こえてるか?ここは俺たち『
周りから悲鳴が聞こえる。
黄泉川も顔が真っ青だ。
テロ集団に占拠された。
そして奴らの言っている、
『十秒もあればここを消すことが可能』
と言う言葉を完全に否定できない。
なにせ、ここは学園都市。
外との科学レベルの差は約30年はついているらしい。
しかしおかしい………。
たったの十秒?
ここを消すことの出来る兵器がたったの十秒で?
………………ならば異能の力か?
それも恐らく魔術。
それ程の破壊力がある超能力ならばLEVEL5になってるはず。
しかし、この街の人間ならこんな馬鹿なことはしない。
そうすると残るは魔術のみだ。
だが理由が見つからない。
インデックスはここにいない。
…………………………、つまり俺か。
全く、不幸だなぁ。
初デートの日に邪魔をするなんて。
本当にあいつらは不幸だよ。
なんだろう、こんな気持ちになったのは初めてだな。
「愛穂、ここで待ってろ」
「?……どういう意味じゃん?」
「あいつらの狙いは多分俺だ、だから俺が片付ける」
「な!?だめにきまってるじゃんよ!」
「ごめんな……ただ、デートの邪魔されて黙ってるほど上条さんは優しくないんですのことよ………」
「でも!」
「大丈夫!俺に任せとけ!」
そう言って駆け出す上条。
後ろから黄泉川が呼んでいるがそれは無視する。
どこにいるかは分からないが騒ぎの大きい方へ向かっていればいつかは辿り着く。
その可能性にかけ走る。
途中何人か泣き崩れてる子供が居たが今は気にしている場合ではない。
とりあえず、テロリスト共を制裁することしか頭にない上条。
五分ほど走っていると、あきらかに人の少ない、
『人払い』をしているのだろう場所にでた。
「やあやあ、やっと来たか『
「てめぇか、デートの邪魔をしやがったクソは」
「デート、か。流石、平和ボケしてるな。学園都市は」
「んだと?」
「たった1人で俺らに勝てるとでも?」
「……………………」
「ふひっ!ふひひひィッ!!」
「1対3か……、キツいな」
「おい、勝つつもりか?」
「あぁ、当たり前だ」
「………………、君が私たちに勝てる確率は、0.0015%。無に等しいよ」
「そうか、そんなに勝率高いのか」
「ふひっ、こいつは頭がイかれてヤガル、絶対に勝てるワケナイノニー!」
その通りだ、実際勝算は無い。
だが、今までだって勝てる見込みなんてない状況で戦ってきた。
そんな自分だからこそ、0.0015%の確率でも勝つ自信があった。
「今まで俺は勝てるかどうか分からないなか戦ってきたんだ。少しでも勝てる可能性があるなら全力で戦うだけさ」
「なら、やってみますか?」
「……………………、無謀な挑戦。嫌いじゃない」
「ふひひひ!じゃあじゃあ、倒したら君の身体、わタシガもらウネぇ。そしたらまずは子作りシナキャダァ!!ふひふひっ!!」
《Side Accelerator》
「着いたかァ……」
「ったくよぉ!だりぃなぁ!!一気にぶっ放しゃいいんじゃねぇのか!?」
「そんなことしたら上条たちも死んじまう!」
「それより、フレンダと黒夜は超どこに行ったんでしょうか?」
「「「…………」」」
「………………」
「はぁ……、全くあのバカ二人は………」
「とりあえず、優先事項は上条と黄泉川の安否だァ…、それ以外はどォでもいい……」
あのニュースを見てたった2分で現場までついた。
そして、彼のロシアの地で魔術を少しだが使用した
「あのデケェ城ンとこ、変な
「そうか?あそこは何もないと思うぞ?」
「あぁん?第一位ってのはバカなのかぁ?」
「でも妙ですね……、あそこには超行く意味を感じません。それが逆におかしいと超思うのですが……」
「なンだ…、人払いみたいなそンな感じかァ?」
「とりあえず、行ってみよう!」
走り出す4人。
しかし、前方から突然悲鳴が聞こえてきた。
怯えてる悲鳴じゃない、確実に攻撃された悲鳴だった。
「今の声、黄泉川か!?」
「なに!?」
「上条は何してやがんだぁ?」
全速力で悲鳴の聞こえた場所へ走る一方通行。
そして、見つけてしまった。
髪の毛を。
長い黒髪を。
髪留めのゴムから先の髪の毛を。
黄泉川愛穂の、髪の毛だ。
「あ、ァ…?ア、アアァ………アアアアアアアアアアアアアアアアァァァアァアアアアア!!!!!!」
「ん?ありゃあ、学園都市の……ご、ばぁぁああぁああぁ!!!!」
「ifbcks殺fjdnxydji全ueucyrue消yeus」
「おい!まずいぞ!!急いでそいつを運べ!!」
「分かってるよ!!」
「uefie返ueifjeuwu闇urwsifi」
背中から生えるどす黒い翼。
自分の護るべき人間が傷付けられ、暴走している。
完全に理性を失っている。
ただ、殺戮を行うためだけに一方通行はその力に身を任せる。
《Side Kamijo》
「くっ……!流石と言ったところか………」
「………………、なるほど。強い」
「んんっ!最っ高にキモチイイね!もっとブッてほシインね!ふひひひ!!」
「そろそろ終わらせようぜ……」
「!……いや、これで終わりだ」
「あん?……!?愛穂!!?」
「ううっ……とう、ま…?」
「動くなよ?上条当麻。動いた瞬間、この女は肉塊に変わるぞ?」
「ぐっ……!」
愛穂が捕まっている。
なぜ?何故?ナゼ?
愛穂は関係ないだろ?
ドウシテナンダ?
ドウシテアイホガキズツケラレテルンダ?
「さてと、存分にいたぶるとするか……オラッ!!」
上条は殴られている。
上条は蹴られている。
しかし何も出来ない。
しかし何もやれない。
抵抗することもダメ。
黄泉川のためだから。
黄泉川が傷つかないように。
全身の骨が軋んでいる。
肋なんかは何本が折れているだろう。
「何も反応しねぇか…、ならよぉ……」
男は黄泉川に近づいていく。
そして黄泉川の身体の横にしゃがんだ。
「この女、お前の前で犯すしかないなぁ!」
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ブチッ、
何かが切れた音がした。
実際には切れてないかもしれない。
ただ、何か切れた音がしたのだ。
「…………、今何て言った?」
「あ?動くなって言ったよな?」
「………殺す」
「あ?」
キュイーーン!!
「ぶち殺す……」
次回、上条さん覚醒。