「黄泉川先生!」
「お、上条じゃん。呼び出して悪かったじゃん」
「別にソレはいいんですが…」
「?…どうした?何かほかに用事でも」
「あぁ、いや!そうじゃないんですが…」
「じゃあどうしたじゃん?」
放課後、
土御門や青ピの質問責めから逃れ職員室に来たところちょうど黄泉川が受け持っている教室から、職員室へ戻ってきたところだった。
上条は黄泉川に呼び出されたので職員室に来たのだが、
何か問題を起こした記憶は無い。
強いて言うのならばここ最近遅刻が多いことくらいか。
だがそれならば自分のクラスの担任である月詠小萌教諭がすればすむのである。
それを、警備員である黄泉川愛穂に呼び出されてのだから、
上条は内心とてもビクついている。
「上条さんは自分の知らないうちに何か悪いことでもしてしまったのでせうか?」
「あははっ!違うじゃんよ!」
「そうですか!よかったぁ!」
「それとも?上条は何か隠してるのか?」
「いっ、いえ!そんなことありませんの事よ!」
「そっ、ならいいじゃん。それより上条はこのあと暇か?」
「えっと、どうしてでせうか?」
ま、まさか!
違うと言っておきながら本当は何かしてしまったのでは!?
そう思わざるを得ない上条。
なにせ、少し前まで無断で学園都市から抜け出し、
ロシアまで戦争を止めに行っていたのである。
こんな話をしても信じてもらえる可能性は微塵もない。
そのことが警備員にバレてしまったのか。
上条はそれしか頭に浮かんでいなかった。
「いや、ちょっと上条によってほしいところがあるじゃん」
よってほしいところ?
はっ!警備員の詰め所!?
そして上条さんの人生は不幸に向かってまっしぐら。
「はぁ、不幸だ…」
「そんなにうちに来るのがいやか?上条」
「それはもちろん…って、へ?黄泉川先生の家?」
「そうじゃん、ちょうど上条と同世代の居候がいるから気が合うと思って。いろいろ事情があって友達がいない奴じゃんよ」
「友達がいない?」
「そうじゃん。それにまわりに女しかいないからたまには男もって思った次第じゃん?」
「そんなことでしたら別にかまいませんよ!先生のお役に立てるのであればなんでも申し付けてください!」
「はははっ、それはありがたいじゃん!」
「だって先生みたいな美人お姉さんの役に立つとか"幸福"すぎですよ!」
美人お姉さんか、上条は世辞がうまいな。
「お世辞はよすじゃん」
「お世辞なんかじゃありませんよ?先生は本当に美人ですよ!」
ななななっ!?
おおお、落ち着くじゃん愛穂…。
月詠先生に聞いた話じゃ上条はこういうやつじゃん!
それに生徒だ。教師と生徒の恋愛は…、って!
な、何を考えてるじゃん!
落ち着け!落ち着くんだ!
「先生?どうかしました?」
「かかかかっ、上条!教師をからかうなじゃん!」
「からかってませんよ?」
先生、急にどうしたんだ?
顔が赤いけど、熱でもあんのかな?
ピトッ、
「ひゃっ?!」
「先生?大丈夫ですか?」
「や、やめるじゃん!上条!」
「あっ、すいません。イヤですよね…」
スッ、
「あっ…、別に気にしてないじゃんよ」
あわわわ、これが例の上やん病というやつなのか?
学校の殆どの女生徒がかかってるという?
いや、私は違うじゃんよ。
うん、違う。
…………よしっ。
「そうだ、うちに行く前に他にも寄りたいところがあるじゃんよ」
「そうなんですか?」
「めんどくさいから一緒について来るじゃん」
「分かりました。あっ!」
インデックスのことを忘れてた!!
どうしよう、まずったな。
「あ、上条ちゃん!今日は先生のうちで焼き肉パーティーをするんですが、シスターちゃんを呼んでも」
「ぜひっ!是非にお願いします!小萌先生!!」
「わ、分かりましたです!あと、今日はうちに泊まってかせてもいいですよ?」
「そちらもよろしく御願いします!」
「了解しました!責任とって見守るです~!」
「それで、話は終わったじゃんよ?」
あれ?なんで黄泉川先生はイライラしてるのでせうか…。
「それじゃ、行くじゃんよ」
「あ、はい!」
こんな感じでどうじゃんよ?ガクガクブルブル
姫「今回は。私の出番が。ない。」
俺「えっと、まぁ職員室ですしおすし」
姫「私も。小萌に用事とか。出せたはず。」
俺「え?でも姫神ちゃん、女子寮だからそんなに用事h…」
姫「出せたはず。」ゴゴゴゴゴ
俺「ひぅ。で、でも…」
姫「出せたはず」┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙
俺「」gkgkbrbr
たぶん次回は姫神にも出番があるはず!
…多分。