とある禁断の幻想警備(ラブストーリー)   作:夢雨麻

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今回は地の文が多目です。ただ、展開がくっそ早いです。


第七話

「新郎、あなたはここに居るを新婦を病めるときも、健やかなる時も富めるときもも妻として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?」

 

そう、神父が新郎に問いかけた。

ここは、鮫瓦戒と黄泉川愛穂の結婚式が行われてる会場である。

現在、式の途中である。

 

「誓います」

 

「新婦、あなたはここに居る新郎を病めるときも、健やかなる時も富めるときも夫として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?」

 

ここで誓うと答えたら、もう戻れない…。

それは…、辛いじゃん…。

でも…、

 

 

  ダァーン!!、

 

突如、轟音が会場を包み込んだ。

それは、何かが爆発し破壊された音だ。

そして、警備員である黄泉川にはそれが能力に寄るものだと瞬時に判断した。

 

「な、なんだ!?」「なんなの!?」「何があった!?」

 

当然の如く会場は混乱状態に陥る。

なにせ、会場にいるのはVIP中のVIP。

誰か一人でも死者が出てしまったら、学園都市はつぶされてしまう。

それほどの人物が集まるため、警備員、及び風紀委員を警備のために大量に配置していた。

それなのに、この轟音である。

そして、彼らを知っている者なら誰しもが恐れる声が響く。

 

「くかきこけきくきかこくけきくこけこきかッ!!!!最ッ高だねェ!!たかが警備員と、風紀委員でこの俺を止められるとでも思ったのか!!なンだァ…?愉快なオブジェに代えられたいマゾヒスト集団なンですかァ!!?」

 

「はっ、おもしれぇ…。結婚式の破壊なんざ、これほどメルヘンなことはねえぞ!!」

 

「なっ!?学園都市の第一位と第二位が揃ってるだと!?」

 

そう、学園都市でもずば抜けて強力な超能力者が二人とも揃っているのだ。

 

「よォ…、これは余興だァ…黄泉川。テメェが"本当の結婚"ができるようになるパーティーだァ!!」

 

第一位は、自分を保護してくれた親のような人のため、親友のため。

 

「おっと、会場のお客さん?一般人は巻き込まないのが俺のセオリーでね。邪魔する奴は消しちまうかもなぁ…。」

 

第二位は、闇の世界から引きずり出してくれた恩人のため。

 

「貴様らぁ!!邪魔をするのか!?…アレイスターめ、邪魔が入らないと言っていたのに!!くそっ!あの野郎!!」

 

鮫瓦戒が、アレイスターに対して怒りを露わにしている。

それほど、安全と聞かされていたのだろう。

 

「オイオイ、学園都市の理事長はこの件にいっさい噛ンでねェぞ?」

 

そうなのである。

 

「俺の計画が!!」

 

この計画の破綻を願った者。

 

「残念だったな…、アンタの計画なんか知ったこっちゃない。けどよ───」

 

 

「てめぇの自分勝手なことで人の人生変えていいと思ってんなら、……まずは、そのふざけた幻想を、ぶち殺す!!!!」

 

 

この計画をがんとして認めなかった男、上条当麻である。

 

「ふざけるなぁ!!」

 

「うおおおおおお!!」

 

叫び、鮫瓦戒の元へ走る上条当麻、しかし。

 

「バカめ!いざというときのためにスタンガンを持っていたのさ!!心配しすぎだと思ってたがそうはならなかったようだな!!くらえっ!!」

 

  バチバチッ、

 

隠し持っていたスタンガンを当てられ、気絶するかと思われた。

だが、あの上条当麻である。

 

「……、ついてねぇよ。本当についてねぇ…。」

 

「なっ!?なぜだ!!」

 

あの実験のさい、自らの命を捧げようとした御坂美琴を止めるために受けた電撃。

 

「俺はよ、この学園都市第三位、「超電磁砲」御坂美琴の"全力"の電撃をこの身に浴びてるんだよ!!そんなチャチなもんじゃ痛くも痒くもねぇぞ!!」

 

そう、スタンガンとは比べものにならない電撃を受け、その後立ち上がり、さらには一方通行を倒したのである。

そして、それを目にしてしまった鮫瓦戒は彼の前で、「幻想殺し」の前に恐怖した。

 

「嘘だ!!これは、そうだ!夢だ!!幻想だ!!」

 

「はは!幻想か…。なら、歯ァ食いしばれ、俺の右手で…「幻想殺し」で目ェ醒まさせてやる!!」

 

  ゴガンッ!!、

 

鮫瓦戒の顔に彼の右手が、「幻想殺し」がヒットした。

元々戦闘慣れしていないため一発で落ちた。

 

 

 

「上…、条?」

 

黄泉川はまだ信じられないという顔をしている。

そんな黄泉川に上条当麻は自分の、今までなにがあっても芽生えることのなかった感情を、気持ちを黄泉川に伝えた。

 

「黄泉川先生、僕は貴方のことが好きです。今はまだ俺は学生で、先生は教師。でも、これから精一杯勉強して俺も教師になろうと思います!」

 

そして、その言葉を聞き、目の前にいる上条当麻が本物だと認識し、溢れ出る涙を拭いながら黄泉川も応えた。

 

「そうか、…私も、上条が好き。だから、ちゃんと教師になって、幸せにしてくれじゃん?」

 

「もちろんです!」

 

それは短いような、長いような、そんな一日が終わりを告げた。

そして、ついに安寧を手に入れた上条当麻。

しかし、彼の不幸体質はそれを許さなかったようだ。

 

 

「あくまで、刃向かうというのか…。」

 

『聞こえているんだろう?』

 

「冥土帰しか、何の用だ?」

 

『いやね?彼の邪魔をするんじゃないかと思ってね?忠告をしようと思う』

 

「そんなことはいらない。もう関わるな」

 

『学園都市のAIM拡散力場に大きな乱れが生じている。細かいことは君の方がわかるだろう。注意したまえ、まだ目覚めさせるには早いのだろう?』

 

「……関係、ないだろう」

 

『どういうことかね?息子の結婚は安全に終わるはずではなかったのか!?』

 

「あくまで、私は関係ありません。ただ、彼に手を出すようならこちらもそれ相応の態度で挑まねばならないのであしからず…」

 

『なんだと!?それh』

 

  ぷつっ、

 

「こちらもただではすまさないがね」




どうでしょう?
こんなとこで一章は終了です。
二章は上条さんは修羅場です。
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