ウルトラ怪獣擬人化計画 怪獣王   作:超高校級の切望

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特訓?怪獣娘!?

 大怪獣ファイトに参加する事にしたゴジラは取り敢えず体を動かす事にした。

 取り敢えず反射神経と腕力を鍛えるために一人キャッチボールをやる事にした。

 やり方は簡単。手頃な岩を全力で投げ、追い越し、受け止める。それを投げ、追い越す、これを繰り返すただそれだけ。

 とは言えゴジラは元来速度が主体の怪獣ではない、強力な脚力と軽くなった体重を利用して誤魔化しているが狙った場所にピッタリ止まれる訳ではないので地面がかなりボロボロになった。

 

「…………止めるか」

 

 そもそも自分は防御力にモノを任せて迫る戦い方を得意としていたんだ。反射神経を鍛える必要はあまりない。

 

「ん?ピグモン……?」

 

 と、不意にソウルライザーが震える。

 

『ゴジゴジ、言い忘れてましたが大怪獣ファイター専用の特訓ルームが有りますよ?』

「…………そうか」

 

 

 

「あ、ゴジラ!聞いたよ、大怪獣ファイトに出るんだってね!」

 

 特訓ルームに着くとミクラスが駆け寄ってきた。

 

「ミクラス、怪我はもう平気か?」

「へーきへーき。もう元気!やー、にしても残念。まだ先輩にも勝ててないのに」

「ん?オレがどうしたって?」

 

 と、話聞いていたのかレッドキングが振り返った。持っていたダンベルを置くとやってくる。

 

「いや、以前誘われてな。その時はあんま興味無かったんだが、レッドキングに勝てたら参加してやるって言ったんだ。レッドキングに勝てなきゃ俺に勝つなんて夢のまた夢だしな」

「む……」

 

 暗にレッドキングより強いと断言されレッドキングが反応する。

 

「丁度良い、俺だってあれから強くなってんだ。どっちが強いか勝負しよーぜ?」

 

 そう言ってレッドキングが指差すのは中央に有る肘あたりの高さの台だ。

 

「何すんだ?」

「アームレスリングだ!」

「ああ、腕相撲か」

 

 膝を台に乗せ構えるレッドキング。ゴジラも肘を乗せて手を掴む。ついでにどちらも既に変身している。

 

「じゃあじゃあ、スタートの合図するね!シーボーズちゃんが!」

「…………へ?私!?」

 

 と、見学していたゴモラが不意にゲッツのポーズで同じく見学していた少女を指差す。ゴジラに取って初めて見る顔だ。黒いドレスを覆う様な骨の様な外殻、額には三本の角が生え、同じ様に角が三本有る恐竜の骨の様なお面を側頭部に付けている。

 

「…………シーボーズ…………ああ、資料で見掛けた事有るな。確か、あの迷子の子犬みてーな」

「あう……」

 

 ゴジラの何気ない言葉にガツンと殴られた様に蹲るシーボーズ。どうやら禁句だったらしい。

 

「まあまあゴジラ、そんな事言わないで。シーボーズ先輩は結構人気のファイター何だよ。ゴモたんが決勝まで取っておくつもりだった必殺技使わせちゃうんだから!」

「へー……ゴモラが…………」

 

 戦い馴れしているゴモラに隠すつもりだった奥の手を使わせるとは、なるほど中々やるようだ。迷子の子犬は言い過ぎた。

 まあゴジラも嘗ては迷子の子猫扱いされてたし決して悪口ではないが。

 

「一応愛嬌が有るって意味で言ったんだ。気分悪くさせたなら謝る」

「い、いえ大丈夫です……じゃ、二人ともセット」

「────!」

「…………」

 

 その言葉に構えるレッドキングとゴジラ。ミシリと台が軋む。

 

「レディ…………ファイト!」

「うお──お?」

 

 ズドォン!と爆音が響き台が砕け散りレッドキングがクルリとひっくり返る。

 

「………………」

 

 何だろうか、今一瞬、黒い巨大な怪獣が見えた。あれがゴジラの前世の姿なのだろうか?

 

「…………なあレッドキング、お前今手を抜いたか?」

「ぬ、抜いてねーよ!」

「ゴジラぁ……いくら圧勝したからってその言い方は無いと思うなぁ………」

「…………?ああ、もしかしてお前等気付いてないのか?」

 

 ゴモラ達の非難する様な言葉にようやく納得したゴジラ。「ほい」とゴモラとミクラスに手を、シーボーズには尻尾の先端を差し出してきたので掴む。

 

「「「────!?おも!!」」」

 

 瞬間ズン、と重りでも持ったかの様な感覚に陥る。

 

「体重操作。踏み込みの瞬間とかにやりゃかなりの威力になるぞ」

「体重操作?でもそれスカイドンちゃんみたいな怪獣の技じゃ………」

「その怪獣娘のスカイドンが体重操作出来るとして、怪獣のスカイドンに似た能力は有ったのか?」

「んー……確か無かったよ。単純に重いだけ、後を火を吹ける。水素入れて浮かせた後自衛隊に落とされて落下する前にウルトラマンに倒されたの」

「…………すごく、哀れな怪獣だな。まあ、その怪獣自体はそう言う力を持ってないんだろ?多分、前世が重さを強みにしていた怪獣だからそう言う力に目覚めたんだろ。ちなみに家の娘達も全員出来るぞ」

「マジですか」

「マジだ。慣れるとトン単位の踏み込みで地面を蹴ってその瞬間体重を戻す高速移動が出来る様になる。制御効かないから真っ直ぐにしか進めねーし地面がボロボロになるけど」

 

 と、ゴジラが先程の特訓を思い出しながら言う。

 

「おお!じゃあこれ覚えればオレもゼットンに勝てるかもしれねーのか!」

「え?あ、ああ……かもな」

「オレにも教えてくれ!」

 

 頼み込んでくるレッドキングを見て、ゴジラはキングジョーやゼットンは既に使えている事は黙っておこうと誓ったのだった。




もしもシリーズ

もしもゴジラ達がMO手術もなしに火星に行ったら


「火星、ですか……地球の民が離れるのは寂しいですが、旅立つのは嬉しくありますね」
「アタシとしてはさっさと出て行って欲しいがな、地球を汚しすぎだし増えすぎだ。アースの奴もこの地球は己を守ろうとしないのか不甲斐ないとぼやいてたしな」

 はあ、とため息をは吐くバトラにあはは、と苦笑するモスラ。

「それにしてもお前が参加するとはな、早い話、今回のは侵略みたいなもんだろ?」
「違いますよバトちゃん。()()は本来、あのような進化を辿る筈がない。かといって、ゴジラのような突然変異でもない。何者かの意志によって、悪意を持って歪められた存在……その何者かの思惑通りにさせないために、行くんです」
「………そうか」

 バトラ微笑むと裏拳を放つ。グシャリと異様に黒い肌を持った2メートル近くある人のような何かの顔がつぶれ扉を破壊し壁にぶち当たった。

「うお!?な、何だ!?」
「さて覗き魔ども、次はお前達の番だ………と、言いたいが………来てるな」
「ええ、そちらに当たりましょう………」



「………北極で食った彼奴等よりはいける」
「喰ったのかそれ、元々ゴキブリだぞ…………」



ミイデラゴミムシ対ゴジラ

「てめぇおれに屁ぇかましやがったな!」
「じょう!」

 グシャ!

勝者ゴジラ

メダカハネカクシVSバトラ

「……?何でこいつ腕千切ってんだ?」
「多分バトちゃんの頭をとろうとして自分の腕がとれたのかと」

勝者バトラ

ゲンゴロウVSMUTO(♀)

「私に抱きついていいのはダーリンだけ!」
「力勝負で姉さんに勝てる訳ないのに……」

勝者MUTO(♀)

サバクトビバッタVSMUTO(♂)

「空中戦で、虫螻がボクに勝てると思ってるの?」
「素敵よダーリン!自分も前世は虫なのに!」

勝者MUTO(♂)

クロシタゾウムシVSビオランテ

「知ってる?植物は虫を食べるの……まあ、貴方なんて食べる気も起きないけど」

勝者ビオランテ

クモイトカイコガVSスペースゴジラ

「その程度の糸でオレの動きを封じれると思ってたのか?頭に乗んな。が、勇敢な雄は嫌いじゃねー。墓標はきれいな奴立ててやる」

勝者スペースゴジラ

マイマイカブリVSヘドラ

「ん、ん~、消化能力はボクの方が上だねぇ。てかその消化能力は既に溶けてるボクには効果ないしぃ」
「…じ、じぎじょう!?」
「ん?んー、大方何で頭を壊しても生きてる?かな……?ボク液体みたいなもんだしねぇ」

勝者ヘドラ

オニヤンマVSメガギラス

「遅い遅い!その程度の動きで、私に勝てると思ってんの!?」

勝者メガギラス

パラポネラVSバトラ

 想像してみて欲しい。ミサイルが効かず、マグマの中を遊泳する昆虫(90メートル)がもし、人間大だったら

「ん?普通に考えたらそれって弱体化なんじゃ……いや勝つけど」

勝者バトラ



中国VSゴジラ

「毒も菌も、人間やゴキブリ相手に考案された力が俺に聞くか。それとそこのキモいの、俺の中に何か植え付ける気だったみたいだが生憎、縦断程度じゃ進入できねーし仮にできても熱殺菌されるだけだ。後擬態はカマキラスで経験済み」

勝者ゴジラ




 その頃の地球

「おかーさんゴキブリいたー!」
「デカくてキモイ!」
「めちゃでけー!」
「やれやれ、その程度自分等で退治せんか」
「じょ!」
「こういうのは一発叩けば直ぐ死ぬんだから」

勝者ゴジラ・アース
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