ウルトラ怪獣擬人化計画 怪獣王   作:超高校級の切望

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意外とリクエストしてくれる多かったが既に決めていた事。
ペガッサの研究で起きる事件part2!


退化?怪獣王!?

「きゃあああ!可愛いぃぃぃぃ!!」

「──!?」

「うぐ!?」

 

 クモンガは薄黒い髪をした少年に抱き付き頬擦りする。混乱する少年はクモンガの腹を蹴る。怪獣娘であるはずの彼女が吹っ飛ばされた。

 

「なんだお前!?誰だ、近付くな!どうせ俺を虐める気だろ!彼奴等みたいに!」

「そこでもう一度彼奴等みたいにと……」

「!?うお!」

 

 後ろから近付いていたヘドラに蹴りを放つ少年。足がズブリと沈み込む。

 

「まあまあ落ち着いてぇ。ボク達は敵じゃないよぉ()()()

 

 さて、何が起きたか話さなくてはならないだろう。

 

 

 

 それはデストロイアのほんの少し、軽い気持ちの嫌がらせから始まった。

 ペガッサが前回の教訓を生かしG細胞抑制剤──正確にはギドラの細胞を使って作ったエネルギーの器を拡張してエネルギー不足にする薬──を作ったのだが、それを知ったデストロイアがヌカ・コーラに混ぜゴジラに飲ませた。

 そしたら何故か子供になった。トト曰く、黒慈ユウラとしての幼少期とは少し異なる姿をしているとのこと。ピグモンがデストロイアを涙目にして戻ってみるとクモンガが発狂していた。デスギドラ?怖がらせないように離れて見てる。

 

「それでペガちゃん、どのくらいで戻りますか?」

「解りません。今のゴジラさんはエネルギー不足になったと体が誤認してG細胞を休眠させている状態なんです。記憶がきちんとあれば、或いは自分の意志で戻れたのかもしれませんけど」

「細胞が休眠?その場合、ゴジゴジは眠るだけじゃ」

「そう、ですよね…………何ででしょう?」

「あれはゴジラがG細胞を手に入れる以前の姿、ゴジラザウルスです」

 

 と、そこへやってきた未希がゴジラの姿を見ながら呟く。

 

「ゴジラザウルス?」

「はい。ゴジラになる前の恐竜です。G細胞が休眠した結果、あの姿になったのかと……」

「なる程……でも何で記憶まで?」

「ゴジラは本来全ての細胞がG細胞ですから、それが普通の細胞レベルに落ちてゴジラとして過ごした時の記憶が封印されたんですかね……?」

 

 つまり今のゴジラはラゴス島に居た恐竜としての記憶しかない。意味記憶は無事だからか会話には問題ないようだが。

 

「けど、変ですね。ゴジラザウルスって、あんなに凶暴でしたっけ?」

 

 未希の知るゴジラザウルスは寧ろ大人しい部類に入ると思う。ラゴス島に滞在して居た新堂達に特に手出しをし無かったし、姿を現したのは縄張りを荒らされてからだ。

 あんな風に目に付くもの全て敵と思っている様はまるで当初のゴジラだ。

 

「まあまあゴジラ、落ち着いて~。ほーら良い子いいごぉ!?」

「──!」

 

 ゴモラが両手を押さえ落ち着かせようと笑みを浮かべるが頭突きが顎に向かって放たれた。

 

「いたー。力は弱くなってるけど凶暴過ぎるよあの子」

 

 ゴモラは赤くなった顎を擦りながら涙目で逃げてきて。自販機を勝手に動かし壁を作りクルルルルと威嚇するゴジラザウルス。

 

「唸り声も高くて可愛い……♡」

 

 デスギドラはうっとりとゴジラザウルスを見詰めている。ゴジラザウルスがビクリと震え周囲をキョロキョロ見回す。悪寒を感じたようだ。

 

「応援に来たよー。あれがゴジラ?」

「本当に小さくなってますね……」 

「………………」

 

 と、アギラ達がやってきた。ミクラスは早速小さくなったゴジラに抱き付こうとするが何かが首に巻き付く。

 

「あばばば!?」

「ミクさーん!!」

 

 それは自販機を動かした際に千切れた自販機のコード。感電したミクラスがガクガク震える。

 

「くっ、ミクさん……ゴジラさん、落ち着いてください!」

「クアアアア!」

 

 落ち着けようとするウィンダムに威嚇の叫び声をあげるゴジラザウルス。取り付く島もない。と、不意にナナがゴジラザウルスに近付いていく。

 

「────!?」

 

 ビクリとゴジラザウルスが震えるが攻撃しない。

 

「なぉん♪」

「わ、わわ──!?」

 

 肩に乗りスリスリ額を擦り付けるナナ。ゴジラザウルスは尻餅を付き困惑する。

 クモンガが鼻血を出して倒れデスギドラが胸を押さえて蹲った。

 

「…………」

「く、来るな!」

 

 アギラが近付こうとすると再び叫ぶゴジラザウルス。アギラは少し距離を置いて止まるとしゃがみ込む。

 

「泣いてばかりじゃ何にも解んないよ、子猫ちゃん」

「………………」

「「「…………!?」」」

 

 アギラとしては猫を飼っていて、今のゴジラを見ていたら思い出した歌から何気なく言った言葉にゴジラザウルスが固まりトトやキングギドラ達が驚いた様にアギラを見る。あの時確かに、アギラは聞いていなかったはずのに。

 

「……?」

 

 そんな周りの反応に首を傾げながらゴジラザウルスから敵意が薄れたのに気付き近付く。

 

「ほら、出てきて…………」

「………………」

 

 伸ばされた手を見て、その手を恐る恐る掴むゴジラザウルス。アギラは満足げに微笑んだ。

 

「…………ゴジゴジのお世話は、アギアギに任せますね」

「え?」




ゴジラ・リリィ(ゴジラザウルス)

クラス:ライダー

筋力B 耐久A+ 俊敏C 魔力C 幸運B 宝具EX

戦闘続行(A) 勇猛(A+) 紅顔の美少年(B) アメリカ特攻 アメリカ特防 対魔力(EX) 騎乗(C-)

宝具

『日本軍ラゴス島守備隊』(にほんぐんらごすとうしゅびたい)
ランクB
対軍宝具
固有結界ラゴス島を生み出しラゴス島守備隊を召喚する。現代の英傑なので神秘は殆どない

『神無き時代』(ロスト・ヒストリー)
ランクEX
対神、対幻想宝具
神という単語が存在しない神代以前、神話における世界誕生前に生息していた種族という事実を宝具化したもの。神代の宝具、幻想宝具(エクスカリバーなど)の無効化。神性の剥奪、神や異形の血を引くとされるサーヴァント、怪物のサーヴァントの弱体化を行う。
 ソロモンの宝具だって無効化出来る。強力なサーヴァントを呼ぼうとして神代に近いサーヴァントを呼ぶほど聖杯戦争に有利に立つ宝具。
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