マガ一家の世話になる事になり一日目の朝。ゴジラは朝食を作ると仕事を探す為に街に出た。
「ん、朝か…………飯作らねーと」
マガオロチは目を覚ますと欠伸をしながらリビングに向かうと、既に料理が用意されていた。
「……手紙?」
内容は『仕事探しに行ってくる。リトルとシンを頼む』と言うもの。
仕事、一日目から探しに行ったのか。
「取り敢えずシンちゃんとリトルちゃんに伝えとくか……」
「…………」
「そっか、パパ仕事探しにいったんだ」
ご飯を食べながら何でもない事の様に呟くリトル。元々仕事中は預かって貰っていたリトル達にとって別に驚く事でもない。
「お前等のパパはどんな仕事してたんだ?」
「んーとね、誘拐犯倒したり強盗倒したりしてたよ」
「警察官か?」
「けーさつかん?リトルちゃんのパパけーさつかんなの?かっこいいねー」
「ジャッパちゃん!遊ぼ!」
「うん!良い池があるの~」
リトルとジャッパは二人仲良く外に出て行く。シン・ゴジラは姉と父が居なくなりどうするべきかと迷う。
この家の誰かに遊んで貰おうか?
「………………」
「…………?」
誰に遊んで貰うか考えているとオロチを見付ける。彼女には尻尾を噛まれた恨みが有るが……
「…………食べる?」
そんな事を考えじっと見詰めていると勘違いしてのか食べていた菓子を分けてくる。
「これ食玩付いてるんだ~」
と、箱から何やら取り出す。それは、片手に乗るサイズの
「──!?」
それを見たシン・ゴジラは身を固める。
「カー!」
「……」
オロチが地面を走らせたそれがシン・ゴジラに向かっていくとシン・ゴジラは光線で電車の玩具を溶かした。
「何すんの!?」
「……?…………?」
オロチは文句を言うがシン・ゴジラも涙目になり足を押さえながら自分の行動に首を傾げていた。
リトルとジャッパが池から上がりそろそろ帰ろうとするとゴジラに出会した。
「あ、リトルちゃんのパパ」
「パパ!お仕事は?」
「ああ。見付かったぞ、雑貨だ……まあ、基本的には暇だけどな」
「おお……」
ゴジラとしては力仕事が得意だったが仕方ない。この世界にはシャドウは居ないのだ。
それに見た感じ平和だし事件等も起きなさそうだ。
「……ん?」
ふと見るとベンチに座り煙草を吹かしている男を見付けた。ここは公共の場で、しかも禁煙で芝生の上だというのにマナーの悪い奴だ。
まあどうでも良いかと去ろうとすると
「……ん?なんかくせぇ……あ!あの時の化け物じゃねーか!公共の場に来てんじゃねぇ腐敗臭が染み込むだろうが!」
「………………」
「帰ったぞ。途中ジャッパ達も拾った」
「おうお帰り……って、うお!?どうしたその血!?何の仕事に手ぇ出したんだ!?」
「ん?ああ、違う違う。これ返り血だ……」
「なら良いんだが……」
ホッと安心するマガオロチをパンドンは戸惑いの視線で見詰めた後ゴジラを見る。
「……良いのかな?」