ウルトラ怪獣擬人化計画 怪獣王   作:超高校級の切望

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要望?機械娘!?

 …………今、此奴は何と言ったのだろうか?聞き間違いだろうか?

 

「取り敢えず降りろ……」

「【了承】【質問】襲われるより襲う派?」

「よし黙れポンコツ…………取り敢えず、お前今俺に生殖行為を要求したよな?」

「【肯定】」

 

 ゴジラの言葉に取り敢えず素直に従うようだ。

 

「……で、何でお前は俺と子を成そうとする?」

「【解答】当機には前世、と言っていいのか不明だが、嘗てスーパーメカゴジラと呼ばれていた記憶が有る」

「………………」

 

 やはり前世の記憶は有るようだ。だが、先程の発言の意味に何の関係が有るのだろう?

 

「【追憶】当機が敗北後、当機の操縦士の一人が勝敗の要因は命あるものと、ないものの差と補足していた。【結論】機械である当機には命がないから負けた。が、命と言う物は具体的にどの様なものか不明。現在、命があると言えるこの姿でも同様」

「……ま、生きてるからって命だのなんだの理解しろってのは難しいよな」

「【結果】当機は命を育む事にした」

「…………は?」

 

 淡々と紡がれた言葉にゴジラの思考が停止しそうになる。反射的に「何言ってんだお前は……」と言わなかっただけでも賞賛されるべきだろう。いやマジで。

 

「【確認】子孫を残す事、それは生物の……『命ある者としての義務』と判断──実際、個体名『ゴジラ』は番が居らず代わりに同種族の幼態である個体名『ベビーゴジラ』を保護しに来た」

「……まあ、確かに本能的にではあったんだろうが……で、何で俺なんだよ」

「【解答】子孫はより優れた存在と残し、自己の子孫はより優秀にしていくと判断。現状当機が知る最も強い遺伝子を持った雄。それはゴジラ……【結論】当機と生殖行為をしよう。子は当機だけで育てる。問題はない」

「そう言う問題じゃねーよ!つーか抱けるか!」

「…………【疑問】当機には需要………性的魅力が有ると推測していた。誤解?」

 

 果たして誰がこんな幼い少女にそんな無駄な、そして下手をすれば警察の厄介になりそうな知識を植え付けたのだろう。スーパーメカゴジラの見た目は、平均より背が低いと見積もっても中学に届くか届かないかだろう。

 その辺のモデルも裸足で逃げ出しそうなシン・ゴジラを風呂に入れてやっている身としてはその程度の体に欲情などしない。

 

「……つーかそんな作業みたいに子を残してキチンと子を愛せるのかよ」

「…………【疑問】愛?」

「親愛……それがなきゃ子は育てられんだろ。特に、本能で動く獣と違い理性で動く奴らは不思議な事に子孫繁栄の本能より自己保存を優先するからな。お前はそうじゃないだろうが、それは必要な事と判断して行う作業みたいなもんだろ?果たしてそれで命を理解したなんて言えるのか?」

「………………」

 

 ゴジラは自分の言葉に長考するスーパーメカゴジラを見て『納得してくれたか?』と安堵する。既に二児の父とは言えポンポン子供を作る気などない。というかまず相手がいない。リトルが望んだ為ラドンが母親、つまりゴジラの妻となっているがゴジラ自身にはラドンはアンギラスやモスラ、まだ生まれ変わりには会ってないが人型の奴と同じ程度にしか思っていない。

 

「【理解】当機はまずその愛というのを理解する事にする。当機の閲覧した父の資料によると欲望のまま蹂躙された少女が年の離れた男性に好意を抱いていた。当機を蹂躙して構わない」

「ざけんな。それと、そのおやじ大丈夫なのか?」

「【肯定】当機の母親は俗に言う合法ロリ。とても小さい」

「…………そうか」

 

 何で俺は他人の親の性癖を聞いてるのだろう?疑問に思うゴジラだったが取り敢えず置いておく。

 

「取り敢えずそれは漫画の世界だとだけ言っておく。いやまあ、希有な例であるかも知れないが、お前がそれに該当するとは限らないだろ」

「【代案】母の好きな漫画。付き合ってる振りをしてからの恋に発展」

「いや俺一応妻子持ち」

「【模倣】……私と浮気、しよ?」

「なんだその棒読み」

「【解答】当機の父と母の浮気プレイの模倣」

 

 取り敢えず此奴の両親の頭がおかしいことだけは解った。解りたくもないが。何で人ん家の行為事情を聞いてんだ。そして何で此奴は知ってんだ。

 

「つーか母親が小さいって、お前も見た目通りの年齢じゃないのか?」

「【解答】今年で11」

「…………そうか」

 

 子供だった。完全に。というか此奴の親はそんな年の子供に行為事情を知られるほど普段からいちゃついてるのか。いや、精神年齢は上だ、子供だから理解しないだろうと思っていたのかも知れない。

 

「【疑問】愛情とはどうやって芽生えさせる?」

「俺が知るか。まあ、普通出会って直ぐ結婚なんてのは見合いだけだろうし、そもそも見合いだって相手を知るために行うものだ。相互理解していけば何時か芽生えるんじゃねーの?」

「【理解】では、当機はゴジラと愛情を芽生えさせるためにGIRLSに所属する。…………あ」

「ん?」

「【提案】愛はなくとも生殖行為を行いたくなったら何時でも当機に……」

「ぶち壊すぞてめー」

 

 

 

 

 

「……またですか」

「まただ。取り敢えず、コイツはスーパーメカゴジラ。長いからスーと呼ぶ事にした」

「スーちゃんですか。スーちゃんは今日再会したんですか?」

「【肯定】そのまま生殖行為に及ぼうとした」

「お前もう黙れ」

「【疑問】会話がなければ相互理解は不可能」




 もうだいたいの人が見たよね?ネタバレはいるよ?



 アニゴジの熱戦て温度はどんぐらいなんだろう?何ワットとか言ってたけどさっぱり解らん。まあ∞度ではないか。一応科学が存在してるみたいだし撃った辞典で太陽系どころか宇宙が蒸発するもんな。
 射程距離はどうだろ?FWゴジラは大気圏外にいるモンスターXを狙い撃ちしてたけど、アニゴジは衛星軌道の人間に手を出してないし。心臓だけ残ってれば再生するほどの生命力を持ってるわけでもなさそう。勝ってるのは圧倒的な質量だろうか?
 ちなみにこの作品のゴジラに統合されてるのは人間にやられたほう。つまりでかい方は………
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