プリキュアドリームスターズ×仮面ライダー ー仮初の戦士達ー 作:風来のがばお
本編第1話の始まりです。
《~♪~♪》
「うーん…」
とある部屋で、目覚ましの音が鳴り響く。ベッドの上で少女は、その音にうなされていた。
《♪~♪~》
「うーん…も~っ!やっ!」
その音に耐えきれず、少女は目覚まし時計を乱暴に投げつけたと同時に時計は落ちた衝撃で音がなりやんだ。
「ふぅ…おやすみなさぁ…」
「イチカ~?起きてる~?」
少女は再び眠りに就く。と、少しして部屋の扉が開き、そこから別の少女が現れた。
「うわっ、やっぱり寝てた。もうイチカ!早く起きてよ!学校に遅刻しちゃうよ!」
「ええ~…ミライ~…今日は日曜日だよ…まだ少し寝かせてよ~…」
「今日は月曜日だよ!ほら、見て!」
「へ?」
と、ミライが手に持つ時計に記された日時、そして曜日を確認するイチカ。そこには"MON"の英字三文字が並んでいた。二度三度、目をこすって確認するイチカ。何度見ても変わりなく"MON"の三文字が並んで表示されていた。
「な…な…何ですと~!?」
ーーーーーーーー
イチカの家の玄関前にて、一人の少女がイチカとミライの二人を待っていた。彼女の名は
「お待たっ…うわっ!」
「うわぁっ!?」
イチカの家の扉が開くと同時に、イチカは躓き転んでしまい、ハルカに向かって頭から突っ込んでしまった。
「うう…はっ!?ごめん!大丈夫ハルカ!?」
「いててて…だ、大丈夫だよイチカちゃん。イチカちゃんこそ大丈夫?」
「もー!イチカは慌てんぼさんなんだから!」
互いの心配をしている中、ミライがイチカの鞄を持ってゆっくりと駆けてきた。ミライと合流したので、三人は学校に向かい歩き出す。
「えへへ~ごめんごめん。でも助かったよミライ。ミライのお陰で遅刻せずに済みそうだよ」
「でもどうして寝坊なんかを?イチカちゃんご寝坊なんて珍しいし」
「しかも月曜と日曜を間違えるなんてね」
ミライとハルカは不思議に思った。いつものイチカなら学校に寝坊したりする事は無かったのに珍しく、しかも曜日を間違えるのは1度も無かったのだ。
「うーん…よく分からないんだけど、なんか変な夢を見ちゃってね…」
「変な夢?」
うん、とイチカは頷く。
「私がね、魔法少女みたいな格好で戦ってて、大きな敵にやられちゃうって夢なんだけど…」
「うわっ、何それ。変な夢…って言いたいけど、実は私もなんだよね…しかもほとんど同じ」
「えっ!?ミライちゃんも?実は私もなんだよね…」
「二人も!?三人が同じ夢を見るなんて…なんか不思議というかなんというか…」
「「「うーん…」」」
不可思議な現象に三人は疑問に感じた。果たしてこれは偶然なのか、または何か不吉な事が起こる前触れなのか。不安すら感じた。
そんな三人の不安は、的中する事になる。
ドォォォン!!
突然、街の至る所で爆発音が響き、所々で火柱が立ち始めた。
「えっ!?何なの!?爆発!?」
「分かんない!だけど…」
「うん、行ってみよう!」
三人は爆発が起こった場所へと走り出した。この時の事を三人は何故向かったのかは分からなかった、と答えていた。本能的に、向かわなきゃ行けない、そんな事を三人は言っていた。
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三人が爆発地点に到着すると、そこには白を基調としたものや、機械人形のような兵隊、神話に登場しそうなものの怪人達が暴れ回っていた。周囲の人々は混乱し、怪人達から逃げ回っていた。
「何あれ~!?」
「分かんない!けどまずは…」
「街の人たちを避難させなくちゃ!」
三人は急いで救助活動を始めた。老若男女問わず三人は様々な人々を安全な場所へと避難させていった。
そんな三人をある二人の戦士が目をつけた。
「あの三人…あの方の仰っていた方々ですね。ではご命令通りに…」
「ウィ」
二人の戦士は三人のいる方へと向かっていく。
「皆さんこっちです!」
「安全な場所へ早く!」
三人の活動のお陰で、殆どの人々が避難できていった。そんな三人の近くに光弾が撃ち込まれる。
「っ!?何あれ!?」
イチカ達は撃った先を見る。そこには黒いオーラを纏った二人の戦士がいた。一人は赤と青の隻眼の、まるでゲームに登場するキャラような黒い戦士。もう片方は金色の体と角を持つ赤き複眼の戦士。二人の戦士はゆっくりと近づいていく。
「他のとはちょっと違うみたい…」
「ボンジュール。あなた達があの方が求めてた人達ね」
「あの方のご命令です。あなた達を拘束させていただきます。抵抗するようでしたら…力尽くで」
二人の戦士は構えた。
「私達を狙ってる…?」
「どうして…なんで私達を?」
「ノン。知る必要は無いわ。あなた達も私達と同じようにあの方のモノになるのよ」
そう言って黒い隻眼の戦士は斧と銃を合体させたような武器を三人に向かって構え、光弾を放った。光弾は三人の隙間を縫うようにして通り抜け、背後の建物に当たり爆発した。
「あなた方を傷つけたくは無いのです。さぁ、抵抗せずに私達と共に来るのです」
「お断りよ!私たちの街をこんな目に合わしたあなた達なんか信用出来ない!」
「ウフ…やっぱりこうなるみたいね。じゃ、仕方ないわね」
黒い隻眼の戦士は先程の武器を銃の形態から斧の形態へと変え、三人に接近する。それに合わせて金色の戦士も三人へと向かった。
《イエス!サンダー!アンダスタンド?》
と、その接近を阻むように突然緑色の電撃が二人の戦士に直撃した。
「ぐっ…!誰!」
電撃が飛んできた方向を向くと、そこには白いローブをした指輪をした戦士がいた。ローブを着た戦士は、三人の前へと立つ。
「大丈夫ですか?」
「は、はい…」
「うん…」
「大丈夫です…あなたは?」
ハルカは名前を訪ねようとするも、ローブの戦士は振り向かずに言った。
「ここでは話せません。少し場所を…っ!」
《パーフェクトクリティカルフィニッシュ!》
黒い隻眼の戦士は、ベルトに刺さっていたデバイスを武器へと差し込み、強力なエネルギー弾を放ってきた。
《リフレクト・ナウ》
ローブの戦士はすかさず手のひらを模したバックルに手をかざす。すると突然地面から壁が現れ、エネルギー弾を防いだ。そして、壁が崩れ去ると同時にローブの戦士とイチカ達三人の姿は消えていた。
「逃げましたか…」
「問題ないわ。あの方が言ってた通りなら、あの白いローブの魔法使いは私たちの前に現れるでしょうね」
二人は深追いすることもなく冷静に考え、その場を離れるのだった。
今回の二人の戦士の配役に「これは違うのでは?」と思う方がおられると思いますが、再び言いますが、《やっつけ小説》なので、多少の違和感は無視して行くつもりですので、ご了承ください。