プリキュアドリームスターズ×仮面ライダー ー仮初の戦士達ー   作:風来のがばお

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やっつけ小説にようこそ。

第5話となります。もうそろそろでプロローグストーリーは終わりとなります。


悪に染まるプリキュア

「イチカ達が…」

「仮面ライダーに…」

 

アナザーパラドクスとアギトは驚いていた。まさか力を失ったとはいえプリキュアでありながら仮面ライダーの力を使うとは。しかしそれと同時に、やはりとも思っていた。仮面ライダーであるセレスティアが干渉すれば、イチカに何かしらの力を与えるだろうと。

 

「うわっ!凄い凄い!私仮面ライダーになっちゃった!」

 

ビルドになったイチカは、自らの身体のあちこちを触り、自分が仮面ライダーに変身した事を再認識する。

 

「凄い…力が溢れてくる!」

「これなら何とか出来る!」

 

ミライとハルカも自分達の姿を見て、気持ちが昂る。

 

「皆、やっちゃって!」

 

アナザーパラドクスは怪人達に指示をし、四人の仮面ライダーへ攻撃を命じた。

 

「皆さん!来ます!」

「はい!えっと…これだ!」

「私は…これだね!」

 

《コネクト・プリーズ》

 

「私のは…刀と…オレンジ?」

 

セレスティアの掛け声で、三人の仮面ライダーは各々の武器を取り出した。鎧武に変身したハルカは、二振りの武器の内の大橙丸の形状に少し困惑したが。

 

《チェイン・ナウ》

 

「はっ!」

 

セレスティアはチェインの魔法を発動し、周囲の怪人達を鎖で拘束し、一箇所にまとめた。

 

「時間はかけません。すぐに終わらせます!」

《エクスプロージョン・ナウ》

「グゥオォォォ…!!」

 

そしてセレスティアは一箇所にまとめた怪人達に対して爆発の魔法を放ち、怪人達は爆発とともに消し炭にされた。

 

「次!」

 

セレスティアは笛と剣が一体となっている武器"ハーメルンケイン"を構えて、別の怪人達の元へと向かっていった。

 

「セレスティアさん凄いなぁ…」

「私達もやろう!」

「うん!」

 

セレスティアの強さに圧倒されつつも、イチカ達は怪人達へと立ち向かっていった。

 

「やぁっ!」

 

ドリル型の武器である"ドリルクラッシャー"を構えたビルドは、次々と怪人達をなぎ倒していく。

 

(分かる…!仮面ライダーになった事もないのに…自然と身体が動いてくれる!)

 

初めての実践のはずなのに、次に相手がどんな動きをしてくるのかが予測出来、対処していくビルド。

 

(それに私…覚えてないけど…こういうのと戦ったことあるんだ…!)

 

そして記憶には無いが、自身がこういった戦いを経験していた事をイチカは直感した。それはミライとハルカの二人も仮面ライダーの力を通じて同じ思いを抱いていた。

 

《ビッグ・プリーズ》

 

「えい!はぁぁっ!!」

 

ウィザードはビッグの魔法を使い、右手を巨大化させ怪人達を薙ぎ払う。

 

「フローラ!」

「分かった!はぁっ!」

 

ウィザードの攻撃で飛んできた怪人達を鎧武は大橙丸と日本刀のような武器"無双セイバー"を繋げ、薙刀モードへと合体させ、流れるように切り伏せていった。

 

「ナイスフローラ!」

「そっちこそミラクル!って…あれ?ミラクル…って?」

「あれ…?フローラ…って…何で…?」

 

息の合った連携が上手く決まり、ハイタッチをしたウィザードと鎧武。が、同時に互いに"フローラ"と"ミラクル"と自然と無意識に発した事に動揺した。少しずつ、二人はプリキュアとしての記憶が戻りつつあった。

 

「(少しずつプリキュアの記憶が蘇りつつありますね…)二人共!まだ来ますよ!」

「は、はい!」

「今は目の前の敵に集中しなくっちゃ!」

 

セレスティアに促され、二人は戦いに集中させた。

 

「たった三人増えただけで…しかも変身したてなのにこんな…」

「力を失ったとはいえ…ミライ達はプリキュア。流石は、といったところでしょう」

 

二人の仮面ライダーは、変身して間もない三人の戦士の活躍によって怪人達が一掃されていく様を見て驚いていた。力を失ったとはいえ、プリキュア。戦闘に関しては慣れているのか、借り物の仮面ライダーの力も少しずつ使いこなしていた。

 

「あれ?フェリーチェ…あなた…」

「そういうパルフェも、そうなんですよね?」

 

 

 

 

そして気がつけば、怪人達はほとんど居なくなり、残るはアナザーパラドクスとアギトの二人のみとなってしまった。

 

「あとはあなた達二人だけよ!」

「…正直ここまでやるとは思いませんでした」

「ウィ。でも私達はあなた達が倒した怪人達とは訳が違うわよ!」

 

アギトは左腕が青く染まり専用武器ストームハルバートを持つストームフォームへと変身する。アナザーパラドクスは同じく専用武器であるガシャコンパラブレイガンをアックスモードに切り替え、二人は近接戦闘の構えに入る。

 

「まずは…これね」

 

アナザーパラドクスが上空に手をかざすと、周囲からメダルのようなアイテム"エナジーアイテム"が現れ、4×4の正方形の並びで上空に並んだ。

 

「これをこうして…うん!パルフェ!」

 

《高速化!》

《高速化!》

《マッスル化!》

《マッスル化!》

 

まるでパズルゲームのように操作し、アナザーパラドクスは選択した四枚のエナジーアイテムを自身とアギトに付加させ、強化した。

 

「三人共、来ますよ!」

「「「っ!」」」

 

セレスティアの号令で構える三人。しかしその瞬間に二人のライダーの姿が消えてしまう。

 

「ロン!」

「っ…!きゃっ!」

「うわっ!!」

「きゃあっ!!」

 

高速化の能力により、イチカ達は二人の高速の攻撃を食らってしまう。セレスティアは何とか攻撃をハーメルンケインで防ぐ事は出来たが、マッスル化の効果で攻撃力が上昇している為、反撃に転ずることが出来ずに防戦一方でいた。

 

「このままでは三人が…くっ…!」

 

《リフレクト・ナウ》

《リフレクト・ナウ》

《リフレクト・ナウ》

 

イチカ達が倒れてしまうのを防ぐ為、セレスティアは三方にリフレクトのバリアを固めて防御の体勢に入った。

 

「セレスティアさん…!私も!」

 

《ディフェンド・プリーズ》

《ディフェンド・プリーズ》

《ディフェンド・プリーズ》

 

ウィザードもそれに重ねる形で力は弱いがディフェンドの魔法で防御力の補強を行った。

 

「これでなんとか…!」

「ですがあくまで一時しのぎの防御です…!何とか反撃に講じなければ、一方的に攻撃を受けるだけです!」

 

何とか二人のライダーの攻撃を防いで入るものの、少しずつバリアにヒビが入りはじめていた。

 

《デュープ・ナウ》

 

「聞いてください。この障壁が消えた瞬間に魔法を使って一時的に二人の動きを封じます。その隙に各々の強力な一撃を叩き込んで下さい!」

「「「はい!」」」

 

二人の分身を作り、イチカ達とセレスティアは反撃の準備を整えた。

 

「これで…」

「ラ・ファン!」

 

アギトは強力な一撃の為、赤い姿であるフレイムフォームへと変化し、刀系武器であるフレイムセイバーを手にして居合の構えで接近した。アナザーパラドクスもパラブレイガンの刃先にエネルギーを込めて急接近した。そして二人の攻撃がヒットし、障壁が破られてしまう。空かさず二人は第二の攻撃を放とうとした。

 

「今です!」

 

《イエス!グラビティ・アンダスタンド?》

 

「うっ…!?これは…!」

「身体が…重い…!」

 

セレスティアは待っていたとばかりにグラビティの魔法を使い、二人にかかる重力を強くし、動きを止めた。

 

《イエス!キックストライク・アンダスタンド?》

《チョーイイネ!キックストライク・サイコー!》

《オレンジ・スカッシュ!》

《ボルテックフィニッシュ!》

 

セレスティアの掛け声でオリジナルのセリスと三人の仮面ライダー達は飛び上がり、各々のライダーキックを放った。

 

「っ!くっ…ううっ…!」

「きゃあああっ!」

 

アギトは咄嗟に紅蓮姿であるバーニングフォームへと強化変身し、動きづらいながらもS字型の専用武器であるシャイニングカリバーで攻撃を軽減した。一方アナザーパラドクスは攻撃を察知する事が出来ずに防御が間に合わず、ワイズマンとウィザードの二人のキックを食らい、吹き飛ばされてしまった。

 

「ダメ押しに!」

 

《フレイム・スラッシュストライク!》

 

ウィザードはすぐ様追撃と言わんばかりに持っていた武器であるウィザーソードガンを使用した炎の斬撃を放った。

 

「くっ…!…うっ…!」

 

ウィザードの追撃が加わり、予想以上にダメージを受けてしまったのか、アナザーパラドクスは片膝を付き、変身が解除されてしまう。

 

「なっ…あなたは…!」

 

変身が解除されたアナザーパラドクスの変身者を見て、セレスティアは驚いた。その姿は、かつてラプラスに立ち向かっていき、そして敗れ吸収されたはずのプリキュア…"キュアパルフェ"だった。

 

「まさかあなたが…黒いパラドクスだったとは…」

「キュアパルフェ…パルフェ…ああっ…!」

 

ビルドであるイチカは、パルフェの姿を見て思い出す。かつて共に戦った大切な仲間の存在を。イチカは変身を解き、パルフェの元へと駆け寄る。

 

「パルフェ!大丈夫!?ねぇ!」

「イチカ…うっ…」

 

イチカを見たパルフェは、力尽きてその場に伏した。と同時に本来の姿の妖精キラリンへと戻っていった。

 

「パルフェが倒されましたか…でしたら…!ハッ!」

 

パルフェが倒されたのを見て、奪還の為にアギトは最強形態である光輝の姿のシャイニングフォームへと変身し、カリバーを二振りの刀に変化させる。

 

「パルフェを返しなさい!」

「うわっ!」

 

アギトはカリバーを使い、鎧武を跳ね除けてキラリンの元へと向かおうとした。

 

 

 

(待ってください。フェリーチェ)

 

と突然アギトの動きが止まる。そしてアギトの頭に青年のような声が聞こえた。

 

(ここは引いてください)

(っ…!ご主人様…しかしパルフェが…)

(いいんです。彼女を失うのは手痛いですが、あなたまで失うのはこちらとしては問題ですのでね。それに…相手はセレスティアだ。流石のあなたでも彼女相手では分が悪いです。ですので、ここは退却を)

(…分かりました。ご主人様がそこまで仰るのであれば…)

 

アギトはテレパシーで男性と交信し、退却する事を決める。そして武器を収め、変身を解除する。

 

「あなたまでもですか…キュアフェリーチェ…」

「あっ…フェリーチェ…?」

 

解除したその姿は、キラリンと同じく伝説の守護者であり、あまねく生命に祝福をもたらすプリキュア"キュアフェリーチェ"だった。黒いオーラを纏ったフェリーチェの姿を見てセレスティアは驚くが、それ以上に衝撃を受けていたのは、ウィザードであるミライだった。ミライもイチカと同様に娘のように可愛がった大切な仲間の存在を思い出したのだ。ミライは変身を解いて、ゆっくりと近づいていく。

 

「そんな…嘘だよね…フェリーチェ?」

「…ミライ…ごめんなさい。ですが私はご主人様に従わなければいけないので…次に会う時は…いくらミライでも、容赦しませんから」

 

フェリーチェの背後に灰色のオーロラが現れ、フェリーチェはは後ずさりなごらそのオーロラの中へと消えていったのだった。

 

 





男性のイメージCVは内山昂輝さんを。

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