俺が目覚めると、見知らぬ花畑の上にいた。
気になって上を見てみる。真っ暗だ、何も見えない。ただ…何故か懐かしい。そんな気がしてしょうがない。
自分の格好を見て気付いた、服が変わっていた。制服じゃない、青色…いや、紫っぽい青?それに紫のボーダーライン、ズボンも違う、何だか茶色のような色合いだ。
俺は体を起こす。気付いた、俺が倒れていた場所だけに光が差し込んでいる。そして「ここは…地下…なのか…?」と言葉を発した。あれ?なんか違和感が…まあいいや。
その場にずっといるのも退屈だし、起き上がって先に進む。色々探索していると大きい扉のような物を見つけた。門は開いている…というか、扉がない。誰かの家って訳ではないのか?
門は予想以上に大きかった。巨人が入ることも出来るくらいじゃないか?そもそも、人が居るのか?もし居るなら、ここがどこか教えてもらおう。
先に進むと、また小さな花畑があった。こんなに暗いのに。さっきの花畑と違って、花が変わってるのか?そう思い近付いてみる。
あれ?なんだこいつ。花畑の丁度真ん中、顔がある。誰かがいたずらで書いたのか、酷いな、消してあげよう。そう思い、その花に近付いた、顔を消してあげる、そして気付いた。
「顔が…消えない?」そう思った直後、
「全く、酷いなぁ。僕の顔を消そうとするなんてさ。」
声?でも周りに人は居ない…
「僕だよ、僕。今顔を消そうとしたろ?」
花が喋っている、あり得ない。何かのからくりか?
「お前は、何者だ?」そう訪ねる。そしてこう返ってきた。
「僕はフラウィ、お花のフラウィさ!」
は?だめだ、話が通じない。試しにこいつの花びらを少し千切ってみる。すると、「イテッ、何すんだよこのクソガキ!ここでは僕が先輩なんだぞ?」
怒られた、そして、表情がある。信じがたいが、こいつはからくりではない。おもちゃでも何かあるごとに表情を変えることはないからな。
「見たところ、君は地下世界の新入りかな?なら僕がこの世界のルールを教えてあげるよ」
フラウィの周りに、黒く四角い何かが飛び出る。あるぇー?これって俺も巻き込む感じー?あ、やべ。これって触ったらやばいやt
…触れても何もなかった…訳ではない。なんだこの四角いの。
なんか書いてある。FIGHT…戦う?何かと戦うことがあるのか?次は…ACT?ああ、ACTION…行動のことか、次は…ITEM…まんまだな。最後は…MERCY…見逃す?まあ、今はいい。
「この世界はLvでどれくらい強いのかが分かるんだ、Lvってのはすなわち、LOVEのことさ!君にも分けてあげるよ!」
フラウィが白い点のような物を出す、あれがLOVE?へぇ、Lvじゃないのか。優しさを持つものが強いってことか?
俺は遠慮なくその点に自ら触りに行く。
「ぐあっ…」痛い。何かがぽたぽたと落ちていく、何故か白い、血だ。今までに経験したことない痛さ。よく見たら体力が表示されていて、
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「へっ、こんなうまそうなカモを誰が見逃すかってんだ。そうそう、まだ言ってなかったね、この世界のルール。」
その言葉を聞いた瞬間、俺は氷のように固まった
「この世界はな、殺るか、殺られるかなんだよ!」
マジかよ…俺は死ぬのか…? 周りを見渡す。あいつの玉が四方八方に行き届いて、俺を囲んでいる。
「死ね」フラウィは高らかに笑う
もうだめだ…俺は目を閉じた。
俺は…死んだのか…?目を開ける。気付く、フラウィの周りに白い炎が…
「チッ」フラウィは逃げていく。
そしてそこには優しそうな魔物がいた。