一方で拐われた真姫はことりの時と同じように、潰れた工場に拐われてしまった。
「う~ん…ここは…」
「お目覚めのようだねお嬢さん。」
「だ、誰よ!?って動けない!?」
手と足が縛られてたことに気づく真姫。そして目の前にいる謎の男は勝手な自己紹介を始める。
「私の名前はアトロチア。科学者だ。」
「科学者が私に何の用よ…私を拐って身代金でも要求しようって言うの!?」
「そんなことに興味はない、私が一番興味のあるのは君の傍にいたあの男さ。」
「あんたまさか…マフィア…?」
「まさかマフィアのことを…いやあの男の正体知っていたか。」
「それで何が目的なわけ?」
「言うなれば革命だよ。私がマフィア界の頂点に君臨するための。だからボンゴレ十代目…つまり沢田綱吉をおびき寄せる為に君を利用させてもらったのさ。」
「革命…?ナニソレイミワカンナイ…」
「一般人である君に、私の崇高な目的が理解できるはずはない。それに君も私の計画に嫌でも協力することになるのさ。」
「ど、どういう意味よ!」
「簡単さ。君と沢田綱吉を人体改造し、私の目的の為だけに働く殺戮マシーンとして働いてもらうのさ。」
「!?」
アトロチアの計画を聞いて真姫は顔を真っ青になってしまう。それと同時に真姫の目から涙が零れ落ちる。
「(じゃ、じゃあ…私…もうみんなと会えない
ってこと…?一生こいつのいいなりになるの私…?)」
「いい反応だ。だが安心したまえ、今にその恐怖も悲しみもなくなる。私の改造によって君は感情もなくただ単に殺戮を行うだけの、殺戮マシーンになるのだから。フハハハハハハ!」
自分の計画の成功した想像をしながら、アトロチアは高笑いする。
「そんなことはさせない。」
「来たか沢田綱吉…いない!?どこだ!?」
アトロチアが工場の入口を見るがそこにツナの姿はなかった。すると工場の上からツナの声が聞えてくる。
「こっちだぜ。」
「上か!?」
「飛んでる…!?それに燃えてる…!?」
ツナの声が聞えた上のほうを見るアトロチア、そこには
真姫はツナが空中がいること、額が燃えていることに驚く。
そして二人が驚いたのも束の間、ツナは死ぬ気の炎を逆噴射させて一瞬でアトロチアの背後に移動し、アトロチアの背中に強力な蹴りをいれると、アトロチアを吹っ飛ばす。
「はぁ!」
「ガハ!?」
アトロチアを吹っ飛ばしてアトロチアが倒れているのを見たあと、ツナは真姫のほうを見る。
「大丈夫か真姫?」
「え!?ええ…」
「そうか。」
急にツナに真姫と呼び捨てにされて真姫は戸惑ってしまう。そしてツナは真姫が無事であることにホッとする。
そしてツナの顔を見て真姫が尋ねる。
「それより凄い汗かいてるわよ…どうしたの…?」
「お前が拐われて、町中の人気のない場所を走りまわったからな。」
「え…!?」
「それよりすまなかったな。早く見つけられなくて…」
「どうして…?」
「?」
「どうして私の為にそこまで…あんな酷いこと言ったのよ…」
「お前は俺の大事な友達だ。友達を助けるのに理由なんていらない。」
「友達…」
真姫は驚いていた、あんなに酷いことを言ったのにも関わらず助けに来てくれた上に友達だと言ってくれたことに。
そしてツナはアトロチアに向かって言う。
「いつまでそうしてるつもりだ?」
「バレていたか。」
ツナがそう言うと、アトロチアはゆっくりと起き上がる。どうやら倒れていたフリをしていたらしい。
「攻撃した瞬間、手応えが感じなかったからな。お前のその服は何か仕込んでいるのだろう?」
「その通りだ。この服のは俺が特別製で、少々攻撃したぐらいじゃ、俺にダメージは与えられない。そしてさらに死ぬ気の炎を吸収するできるのさ。仮にお前がパンチを繰り出しも、死ぬ気の炎を吸収することによって死ぬ気の炎の破壊力をゼロにして、ただのパンチに変えることも可能なのさ。」
「厄介だな。」
「そうだろう?これで死ぬ気の炎を封じたも同然。」
「だがそんな小細工では俺は倒せないぞ。」
「強がりを…貴様とそこの女は私がマフィア界の頂点に君臨する為の道具になるというのに…」
「そんなことの為に真姫を拐ったのか…?」
「その通りだ。あと貴様を呼び寄せる餌としてたが。それにこのアトロチア様の改造人間になれるんだ、光栄だろう。」
「ふざけるな!真姫は俺の友達だ!真姫は誰よりも優しい女の子なんだ!それをお前のくだらない野望は為に!」
「(怒ってる…こんなに怒ってるの初めて見た…)」
アトロチアの言葉にツナの額の炎が激しくなる。そして初めて怒るツナを見て真姫は驚いていた。
「アトロチア!俺はお前を絶対に許さねぇ!」
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