真姫の母に家の中に案内されツナはリビングのソファーに座る。まだ真姫が帰らないので、ツナは真姫の母は話している。
「いつも真姫からあなたのことは聞いてるんですよ。」
「そうなんですか。」
「あなたといると普通ではありえないことばかり起こるって。」
「そ、そうですか…」
真姫の母の言葉を聞いてツナは若干、顔を引き攣らせてしまう。
「(普通ではありえないっていうか…もう科学とかそういうレベルを越えてるんだよなー…)」
そう言うとツナは自分のまわりでいつも起こっている、普通ではありえない現象を思い出す。
「それに真姫にこんな男の友達ができるなんて。嬉しいわ。」
「女子校だから、男の人と接する機会とかそんなにないですよねー。」
「沢田さんは並盛町に住んでるんですよね。」
「は、はい。そうですけど…それが何か?」
「いえ、並盛町って変な噂を色々と聞くものですから。よく爆発が起こったりだとか、女性にセクハラをする人や、裸で町を走る男がいるとか…」
「へ、へー…そうなんですか…住んでるけど知らなかったなー…ハハハ…」
真姫の母がそう言うと、ツナはただただ苦笑いするしかなかった。今真姫の母の言った並盛町の噂はほとんどがおそらく自分の知りあい、そして最後のほうにいたっては死ぬ気弾に撃たれた自分である。
さらに真姫の母は続ける。
「そういえば、数年前に並盛中学の生徒が襲われる事件があったとか…」
「そ、そういえば…ありましたねー…」
「ちょうどその時、沢田さんも中学生だったんですよね?大丈夫だったんですか?」
「え!?別に俺は大丈夫でしたよ…?なんか事件もすぐに解決したらしいですし…?」
まさかあの事件のことについて、真姫の母の口から聞くことになろうと思わなかったツナはすごく複雑な気分になってしまう。
「(まさか敵の本拠地に乗り込んだなんて絶対に言えないよなー…そしてその襲ってきた犯人と今は知りあいだとかもっと言えねー…)」
ツナがそう思っていると、玄関のほうから「ただいまー」という声が聞こえてくる。どうやら真姫が帰ってきたらしい。
「どうやら帰ってきたみたいね。」
「ただいまー。誰か来てる…ヴェエエ!?な、何でツナがここにいるの!?」
真姫がリビングに入ると、ツナがいることに驚い
て顔を真っ赤にして動揺してしまう。
「ごめんね真姫ちゃん。お邪魔してるよ。」
動揺している真姫のことを何も違和感を感じず、普通に挨拶する。そして真姫の母は気を使い、「じゃあ、私はこれで」と微笑みながら言うと、リビングが去っていく。
そしてリビングにはツナと真姫の二人っきりになってしまう。
「そ、それで何の用よ…!?」
「いや、朝練の時にタオルを借りたままだったから返しに来たんだけど、真姫ちゃんがいなかったからお母さんに渡して帰ろうと思ったんだけど、お母さんがせっかくだから上がっていってくれって言ってくれてさ。あ!これ返すね。ちゃんと洗濯したから。」
「あ、ありがとう…って!そんなことよりも何で私の家知ってるのよ!?教えた覚えないわよ!」
「いや…なぜかリボーンが真姫ちゃんの家の住所を知ってて…それで教えてもらって…」
「まぁいいわ…もうつっこんで仕方ないわ…」
ため息をついて、これ以上リボーンのことについてつっこむのを止める真姫。
するとツナは真姫に渡す花束を出す。
「あ!それとこれ。」
「は、花束!?い、いきなり何よ!?」
「いや…真姫ちゃんの誕生日が近いってリボーンが言ってたから…」
「だから何で知ってるのよ…」
「それでこのチューリップを持って行けって言うから持ってきたんだ。あ、嫌だった…?」
「そ、そんなことないわよ…!!あ、ありがとう…!!」
いつもならツンツンした態度で返事をする真姫だが、今回は素直な態度で赤いチューリップの花束をツナから受け取る。
するとツナはあることを思い出す…
「(そういえば真姫ちゃんのお母さんが、「伝えたいことがあるんでしょ?」って言ってたけど、誕生日おめでとうって伝えるだけで、何で家に入れてくれたんだろう…?)」
さっき真姫の母が言っていた言葉の意味を全然理解していなかったツナ。
そして真姫は受け取った赤いチューリップを見て…
「(チューリップね…ん?チューリップの花言葉って確か…ピンクのチューリップが愛の芽生え。白いチューリップが不滅の愛。黄色のチューリップが望みのない恋。赤いチューリップは…はぁあああああ…!!)」
チューリップの花言葉を思い出していく真姫。そしてツナが渡した赤いチューリップの花言葉を思い出して顔を真っ赤にさせプルプルと体を震わせる真姫。
そう赤いチューリップの花言葉は愛の告白なのである。
リボーンはこれを狙ってツナに赤いチューリップを持たせたのである。
「あれ?どうしたの真姫ちゃん?顔を真っ赤だよ?」
「ナの…カ…!!」
「え?何か言った?」
「ツナのバカー!」
「え!?」
「バカバカバカバカバカバカバカー!」
そう言うと真姫は顔を真っ赤にさせて、ツナを追いかける。そしていきなり追いかけてくる真姫からツナはわけもわからず逃げる。
「え!?ちょっと真姫ちゃんどうしたの!?」
「こ、こんなので!!私に…するなんて!!」
「な、何で怒ってるの!?真姫ちゃん!?」
「う、うるさい!!うるさい!!うるさーい!!」
このあとツナはリボーンの策略にまんまとはまってしまい真姫に色々と投げつけられてボロボロされてしまうのであった。
このあと誤解は解けました。
次回からマフィアランドの話をやります。
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