大空とスクールアイドル   作:薔薇餓鬼

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にこは勝手にお化け屋敷が苦手ということにしていますが、これでいいのでしょうか?まぁ…いいか…


標的(ターゲット)119 「成仏できない殺し屋(ヒットマン)

 

 

 

 

 

 

 

そしてツナとにこは係員にリボーンから貰ったカードを見せると、おそるおそるお化け屋敷の中に入る。

 

「うわー、薄暗いなー…」

 

「な、何よ?ビビってるの?」

 

「だってすっごく薄気味悪いし…」

 

「と、とにかく行くわよ。」

 

「あ!ちょっと待ってください!」

 

にこがそう言うと、先に歩を進めてしまう。そして先に進んだにこを追いかけるツナ。

そしてツナがにこに追いつきそうになったその時、にここの目の前に、ロープでくくりつけられた骸骨が天井から落ちてくる。

 

「「ぎゃーーーーー!!」」

 

骸骨を見てツナとにこは、涙目になりながら悲鳴をあげてしまう。

 

「ひぃいいいいいい!骸骨!」

 

「無理!やっぱり無理ー!」

 

ツナとにこが恐怖していると、骸骨は天井に引き上げられていく。

骸骨がいなくなったのを確認するとツナはにこに尋ねる。

 

「はぁはぁ…大丈夫ですか、にこさん…?」

 

「だ…大丈夫よ…ハハハハ…」

 

「あれ?にこさん?」

 

やっとツナはにこの様子が変だということに気づく。もしかしてにこさんは、お化け屋敷が苦手なのではないかということに。

 

「あ、あの…にこさん…もしかして…」

 

「な、何よ!お化けが怖くて何が悪いのよー!」

 

「ええー!?」

 

涙目になりながらにこがそう言うと、ツナは驚いてしまう。そしてにこは続ける。

 

「そういうツナこそ、男のクセにビビってるんじゃないわよ!男なら女の子を護りなさいよ!」

 

「だ、だって…俺こういうの苦手で…ハハハハ…」

 

にこの言葉にツナは反論できず、ただただ後頭部をかきながら苦笑いすることしかできなかった。

とりあえずツナとにこは先に進むこととなる。少し進むと井戸があり、二人もそれを確認する。

 

「い、井戸だ…」

 

「も、もしかしてここから…」

 

この井戸から「お化けが出るのではないか」とツナとにこが思っていると、井戸から男の声が音が聞こえてくる。

 

「うーらー…」

 

「や、やっぱり…」

 

「出てくるのね…」

 

ツナとにこは井戸から「うらめしやー」と言いながらお化けが出てくる来ると確信するが…

 

「しゃーかーい。」

 

リボーン(お前)かよ!」

 

「何よ裏社会って!うらめしやじゃないの!」

 

井戸から出て来たのは、白装束を着て額に謎の三角形の布をつけてお化け役になっているリボーンだった。

 

「何やってんるんだよリボーン!」

 

「違うぞ、俺はこの世に未練が残って今だに現世をさ迷い続けているただの殺し屋(ヒットマン)の幽霊だぞ。」

 

「何よその設定…」

 

「俺の未練はたった一つ…茶髪のお前がボンゴレファミリーのにボスになること、そしてそこの黒髪のツインテールのお前がボンゴレファミリーに入れば俺は成仏することができる…」

 

「何まわりくどいやり方で、にこさんをマフィアに勧誘しようとしてるんだよ!こんなやり方で言われたからって、俺はマフィアのボスにならないって言ってるだろ!」

 

「そうよ!私は絶対マフィアにならないわよ!」

 

成仏する内容を聞いてツナとにこはリボーンにツッコミをいれる。

 

「俺がこのまま現世をさ迷い続けてもいいのか?」

 

「そもそも死んでないだろお前!」

 

「お前がボンゴレのボスになるって言うまで、俺はお前を呪い続けてやる。これから毎日、お前が寝る時ににっこにっこにーという死の呪文を唱え続けて、眠れなくしてやるぞ。」

 

「何その地味な嫌がらせ!?」

 

「それよりも勝手に私のにっこにっこにーを死の呪文にしないでくれる!」

 

呪いの内容を聞いてツナとにこは、再びリボーンにツッコミをいれる。

そして同時にツナは心の中でこんなことを思ってしまう。

 

「(俺から言わせればお前が家庭教師(かてきょー)になったこと事態がある意味、呪いなんだけど…)」

 

「それよりお前ら、後ろを見なくていいのか?」

 

「「後ろ?」」

 

リボーンが後ろのほうを指をさしながらそう言う

と、ツナとにこは後ろを振り向く。

そこには…

 

「あー…」

 

「あの時の怨みー…」

 

「覚悟…」

 

「「ぎゃーーーーーー!?」」

 

スーツを着て、モデルガンやおもちゃのナイフを持ったマフィアのゾンビ?がツナとにこの後ろに数人立っており、今にも襲いかかりそうな雰囲気であった。二人をそんなゾンビたちを見て涙目になりながら絶叫する。

 

「に、にこさんこっち!」

 

「え!?ちょっと!」

 

ツナはとっさににこの手を握ると、そのままにこ

の手を引いてゾンビから逃げていく。

そして二人はゾンビたちが来なくなったところまで逃げる。

 

「はぁはぁ…大丈夫ですかにこさん?」

 

「ちょ、ちょっと…!!」

 

「あ!ご、ごめんなさい!」

 

にこが顔を赤らめながらそう言うと、ツナは手を握っていることに気づいてとっさに手を放す。

 

「す、すいません!にこさんを護らなきゃって思っちゃって!」

 

「え!?」

 

「いや…男なら女の子を護れって言われたから…」

 

「そ、そう…!!あ、ありがとう…!!」

 

ツナの言葉を聞いて顔を赤らめながら、にこはツナにお礼を言う。

 

(ちょっとは男らしいところあるじゃない…!!)」

 

自分も怖いはずなのに、自分のことを護ろうとしてくれたツナに、にこはちょっとだけかっこいいと思ってしまう。

するとツナの後ろの壁からたくさんの手が出現する。それを見てにこは悲鳴をあげる。

 

「きゃーーーー!」

 

「どうしたんです…ぎゃーーーーー!」

 

にこが悲鳴をあげたので、後ろのほうを向くとツナも大量の手を見て悲鳴をあげる。

そしてとっさににこを護ろうと、にこに近づいて再び手を引いて逃げようとするツナだったが…

 

「きゃ!」

 

ツナはにこにぶつかってしまい、そのままにこを

床に押し倒してしまう。

 

「いてて…」

 

「ちょ!?」

 

「あ!」

 

そしてお互い顔があとちょっとでキスできるのではないかというところまで近づき、ツナとにこは顔を赤らめてしまう。

あまりの突然の出来事にツナもにこも動けずにいると…

 

「ツナ君…?」

 

「にこちゃん…?」

 

タイミングがいいのか悪いのか、海未と穂乃果の

ペアが追いついてきてしまう。

そして今のツナとにこの状況を見て海未と穂乃果はその場で固まってしまう。

 

「ハレンチです!何をやってるんですか!」

 

「い、いやこれは事故というか!」

 

「そうよ!誤解よ!」

 

顔を真っ赤にさせながら言う海未に、ツナとにこは必死で弁解する。

一方で穂乃果は…

 

「へ、へぇ…ツナ君とにこちゃんって…そういう関係だったんだ…し、知らなかったなー…」

 

「穂乃果ちゃん!違うから!」

 

体をプルプルと震わせながら、もの凄い動揺してしまっていた。誤解を解こうとツナが穂乃果に向かって言うが無駄であった。

そしてここでさらに…

 

「ツナ君?」

 

「ツナさん…?」

 

「ことりちゃん!?花陽ちゃん!?」

 

ことりと花陽のペアが来てしまい、二人は穂乃果と海未と同じく動揺してしまう。

このあと誤解を解くのに物凄い、時間がかかったのであった。

 

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