大空とスクールアイドル   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)120 「誰なのか」

 

 

 

お化け屋敷でにこと騒動あったが、ツナたちは次のアトラクションへ行くこととなった。

 

「いやー、すっげぇ面白かったよな、このお化け屋敷。特にあの井戸から出てきた奴。」

 

「凛も面白かったにゃ。うーらーめーしーやーじゃなくて、うーらしゃーかーいって言って、出てきたあの殺し屋(ヒットマン)お化けにゃ。」

 

「確かボンゴレに入ったら成仏できるとか、リボーン(小僧)みたいなこと言ってたよな。」

 

山本と凛は特に怖がった様子も見せず、お化け屋敷を普通に楽しんでいた。ちなみに山本も凛も、井戸から出てきお化けがリボーンだということに気づいてはないない。

 

「(やっぱり山本と凛ちゃんって似た者同士だよな…運動神経抜群でちょっと天然で…それにあのお化けがリボーンだって気づいてないし…)

 

改めてツナは山本と凛が似た者同士だということを再認識する。

一方でもう一組の似た者同士である獄寺と真姫は…

 

「あの程度で驚くなんて、情けねぇな。」

 

「そういうあんただって、「祟りだー」とか叫んでたじゃない。」

 

「んだと?」

 

「何よ?」

 

獄寺と真姫は火花を散らしている。相変わらずこの二人はは犬猿の仲である。

 

「(獄寺君と真姫ちゃんは、素直じゃなくて、頭が良くて、家がお金持ちで…似た者同士がこんな身近に2組もいるなんて…)」

 

獄寺と真姫の様子を見ながらそう思うツナ。本人は気づいていないがツナと穂乃果も似ているところがある。勉強が苦手で、おっちょこちょいで、人の上に立つ資質があるという点はツナと穂乃果もある意味似た者同士である。

すると雪穂がツナに小声で話しかける。

 

「ツナさん。」

 

「何?雪穂ちゃん?」

 

「いや、何か考え事してたからどうしたのかなって思っちゃって。」

 

「ああ…別に大したことじゃないよ。」

 

「もしかして、お化け屋敷でお姉ちゃんと一緒になれなかったのが残念だったとか?」

 

「ち、違うよ!お、俺は別にそんなこと…!!」

 

表情をニヤニヤさせながら雪穂がそう言うとツナは顔を真っ赤にしてしまう。本当に穂乃果と一緒になれなかったことを考えていたわけではないが、実際に残念に思っていたのは事実である。

 

「さっきのくじで、私がお姉ちゃんのを引いてたらツナさんと交換してあげられたんですけど。」

 

「そこまで気を使わなくていいから!」

 

穂乃果と一緒にしてあげようと気を使ってくれる雪穂にツナがそう言う。

そして雪穂はさらに続ける。

 

「それでツナさん。せっかくリゾートアイランドに来たんですから、もちろんするんですよね?告白。」

 

「こ、告白!?そ、それは!!まだ早いというか…!!その…!!」

 

雪穂の口から告白とという単語が出ただけで顔を真っ赤にして動揺してしまう。ツナの反応を見て雪穂は「告白できるのはまだ無理そうだな…」と心の中で思ってしまう。

一方で穂乃果は雪穂と話している、ツナの後ろ姿を見ながら考えていた。

 

「う~ん…」

 

「どうしたの穂乃果?」

 

「さっきからずっと唸ってるわよ。」

 

「何かあったん?」

 

さっきから様子がおかしい穂乃果を見て、絵里、にこ、希が尋ねる。

 

「いやー…大したことじゃないんだけどねー…ちょっと気になることがあって…」

 

「もしかしてツナさんの好きな人がμ'sの中にいる

ってリボーン君が言ってたことですか?」

 

「な、何でわかったの亜里沙ちゃん!?」

 

亜里沙に自分の考えていることを当てられて、穂乃果は驚いてしまう。そして亜里沙の言葉を聞いて、海未、ことり、花陽も反応してしまう。

一方でこの話を初めて聞いた、にこ、絵里、希は…

 

「え!?ツナの好きな人がμ's(私たち)の中にいるの!?」

 

「それよりもツナ君って好きな人いたのね…」

 

「へー、ツナ君の好きな人がμ's(ウチら)の中に…」

 

絵里とにこはこの話を聞いて驚きを隠せずにいたが、希だけは全く動揺してはいなかった。

 

「ですが…それは本当かどうか決まったわけでは…」

 

「もし本当だったら、ツナ君が海未ちゃんのことが好きだっていうことも…」

 

「ま、まさか…!!」

 

希が表情をニヤニヤさせながらそう言うと、海未は希の言葉を真に受けて顔を赤くする。

すると穂乃果は希の話を聞いて勘違いする。

 

「ええ!?ツナ君って海未ちゃんのことが好きなの!?」

 

「違います!それに声が大きいです穂乃果!」

 

穂乃果の勝手な勘違いに海未は顔を真っ赤にする。幸い今の会話は穂乃果、ことり、花陽、絵里、希、にこ以外には聞かれていなかった。

 

「可能性の話だよ、穂乃果ちゃん。」

 

「え?そうなの?」

 

ことりが可能性の話であることを説明すると、穂乃果は理解する。

そして穂乃果はあることを思い出す。

 

「そういえばツナ君の好きな人って確か…とっても笑顔が素敵で明るくて、前向きな人だって…」

 

「ええ!?何で穂乃果ちゃんそんなこと知ってるの!?」

 

「前にツナ君と電話した時に聞いたら、教えてくれたよ。」

 

以前、花見が終わったあとにツナの好きな人の特徴を言ってたことを思い出す穂乃果。ツナの好きな人の特徴を知っていることに花陽は驚く。もちろん花陽だけでなく海未、ことり、にこ、絵里も驚いた。

そしてこれらの特徴に当てはまるメンバーを考えるが…

 

「別にみんな暗いわけでもないし、後向きでもないし、笑顔はみんな素敵やし、ある意味、全員に当てはまるよね。」

 

希がそう言うと、首を縦に振ってうなずいてしまう穂乃果たち。

だが亜里沙だけは知っていた。

 

「(ツナさんは穂乃果さんのことが好き。でもこれを言ったらダメ…それにまだどうなるかわからないってリボーン君も言ってたから…)」

 

この事実を心の中にしまいこむ亜里沙。結局のところツナの好きな人が誰なのかわからなかった。

 

 




微妙ですいません。

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