まぁその話は置いておいて、今回はちょっとだけオリジナルの過去篇をやります。
一方でスカルの船艦に捕らわれた絵里は…
「ちょっと離しなさいよ!」
「う、うるさいぞ!大人しくしてろ!」
「大人しくできるわけないでしょ!捕まえられてるのよ!」
スカルの巨大鎧タコに捕まえられながらも、絵里はたじろぐこともなくスカルに文句を言う。
「それに何なのよ!リボーン君やコロネロ君を見返すって言っておいて、あなたは結局戦わないわけ!」
「戦えるわけないだろ!
「ボンゴレ…ツナ君が…?穂乃果たちが確かに誘拐犯からことりを救ったって聞いてたけど…」
絵里にはスカルがなぜツナを恐れているのかわからなった。誘拐犯からことりを救っていたと聞いていたとはいえ、正直ツナがそこまで強いとは思えなかった。
そう絵里が思った時…
ドボーーーーーン
突如スカルと絵里の目の前に大きな水しぶきが上がる。
水しぶきと共に、海中から全身が水に濡れたツナが飛び出し甲板に現れる。
「ツ、ツナ君…?」
「な、なぜだ!?この
関知するレーダーがあるはず!?それにお前は本当にボンゴレなのか!?」
絵里とスカルは突如現れたツナに驚く。
そしていつもと違うツナを見てスカルは驚いていた。ツナはいつもの
「大丈夫か絵里…?」
「え!?ええ…」
ツナに呼び捨てにされてことりや真姫の時と同じく戸惑ってしまう絵里。
「お、おい!お前の属性は大空のはずだろ!なのにお前のその姿は何だ!?」
「…」
そしてスカルの言葉を聞いてツナは目を瞑り、思い出す。
それは遡ること4年前…
-並盛山-
「いいかツナ。これから死ぬ気の到達点の修行だけじゃねぇ、新しい新技も開発するぞ。」
「何でそうなるんだよ!そもそも修行するなんて一言も言ってないだろ!」
「将来ボンゴレのボスになるんだ。修行は必要だぞ。」
「だからマフィアのボスにならないって言ってるだろ!」
「仮にお前がマフィアのボスにならなくてもだ。」
「え…?」
「今ボンゴレファミリーの正当後継者はお前しかいねぇんだ。その肩書きがある以上、たとへお前は望まなくてもお前を狙う奴はたくさんいる。それにいくらバミューダを倒したとはいっても、
「でもバミューダは…」
「ああ、よっぽどのことがない限りバミューダと戦うことはないだろうな。だがバミューダ以上の敵が現れないっていうことも絶対ないとは言い切れねぇ。そんな敵が現れたらどうすんだお前?」
「どうするって…」
「仲間を失うことになってもいいのか?」
「嫌に決まってるだろ!」
「その為の修行だ。だから修行はこれから必ず行うぞ。」
「わ、わかったよ…でも修行っていっても何をするんだよ…?」
「まずは
死ぬ気の零地点突破をするんだ。」
「死ぬ気の零地点突破?改じゃなくて?」
「ああ、死ぬ気の零地点突破でお前の新たな可能性を引き出す。お前が
そう言うとリボーンはレオンを銃に変形させる。
そしてツナを
そして
「いいぞツナ。その調子だぞ。」
こうしてしばらく同じ修行が続いていき…
「!?」
「どうやら見つけたらしいな。」
ツナの表情を見てリボーンは不敵な笑みを浮かべる。
リボーンはツナの超直感が何かを見つけたのだということを確信する。
そして場面は再びスカルの船艦。
「…」
「おい黙ってないで答えろ!」
4年前の修行を思い出して黙っているツナにスカルがしびれを切らして叫ぶ。
「
「リ、リボーン先輩!?」
いつの間にか船艦に乗り込んでいたリボーンを見てスカルが驚く。そしてリボーンを見た恐怖したのか呼び方がリボーン先輩に戻っていた。
「この4年でツナが見つけた新たな境地だ。
状態になると死ぬ気の炎が消えて、冷気が灯るようになるんだ。だから死ぬ気の炎を関知するレーダーに反応がなかったんだ。」
「そ、そんなことまでできるようになっていたのか!?」
「それだけじゃねぇぞ。今のツナは
「な!?」
ツナの力をリボーンから聞いてスカルは驚いてしまう。
そして今の今まで黙っていたツナが口を開く。
「スカル、できればお前とは戦いたくなかった。
だが…」
するとツナの額とボンゴレギアは冷気が消え、大空属性のオレンジの炎が灯る。
「目の前で大切な友達を失ったら死んでも死にきれねぇ!」
死ぬ気の到達点がプラスの到達点なら、その逆であるマイナスに特化したモードもあるのではないかと思って考えたのが
この小説、続けて欲しい?
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続けて欲しい
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どっちでもいい
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別にいい