そして船艦での攻防戦が続いていく。ツナは絵里に傷一つつけることなく、スカルの部下を次々に海へと落としていく。
がツナはスカルの部下たちに囲まれてしまう。
「包囲したぞ!」
「これでもう逃げきれられないぞ!」
「覚悟しろボンゴレ!」
スカルの部下たちが武器を構えながら叫ぶ。
そしてツナは絵里に言う。
「すまない絵里。一瞬で終らせるから我慢してくれ。」
「終わらせる?どういう…きゃ!」
ツナの言っていることの意味がわからず、尋ねようとした絵里だが、ツナはおもいっきり絵里を上に投げる。
「投げただと!?」
「はぁ!」
突然ツナが絵里を投げたことにスカルの部下たちは驚いてしまう。その驚いた一瞬の隙をついて、ツナは大空の死ぬ気の炎を逆噴射させ、高速移動して残りの敵を全員を気絶させる。
そして元いた場所に戻ると、ツナは落ちてきた絵里をキャッチする。
「よし…なんとかうまくいったな。」
「うまくいったじゃないわよ!いきなり空中に投げ飛ばすなんて聞いてないわよ!」
「す、すまない…正直、他に方法がなくて…」
「ま、まぁ…いいわ…///助けてくれてありがとうツナ君…///」
「気にするな。それよりどうした絵里?顔が赤いぞ?」
「き、気のせいよ!?///」
「そ、そうか…?」
顔を赤くしながらお礼を言う絵里に違和感を覚えるツナだが、何でもないと絵里が言ったので気にしないようにした。
するとリボーンが表情をニヤニヤさせながら、二人のもとにやって来る。
「イチャイチャしてるところ悪いんだが。」
「「イチャイチャしてない(わよ!)」」
リボーンに言われて顔を真っ赤にさせながら叫ぶツナと絵里。
そんな二人の反応を楽しんでいるリボーンが、ここでコロネロから連絡があったことを伝える。
「コロネロから連絡だ。「このふざけた
「そうか。」
「それと「ちゃんと
「「余計なことを言われなくていい(わよ)!」」
リボーンからコロネロからの伝言を聞いて、ツナと絵里は顔を真っ赤にしながら叫ぶ。
「とにかく急げ。早く逃げねぇとコロネロの
そう言うとリボーンはレオンを翼に変型させると、空へ飛ぶと、マフィアランドのほうへ飛んでいく。
「さて俺たちも行くか。」
「行くって…まさか泳いで…?」
「いや、飛んで帰る。」
「と、飛ぶ!?」
飛んで帰ると聞いて驚く絵里。
とりあえず真姫の時と同じく、絵里はツナの首に手をまわし、ツナは左手で絵里を支えて、右手の大空の死ぬ気の炎を逆噴射させてマフィアランドに帰っていく。
「前に白蘭さんだっけ?あの人が空を飛んでいるのは見たことあったけど、まさかツナ君も飛べるなんてね…」
「まぁ…俺や白蘭以外にも飛べる奴は他にもたくさんいるんだがな…」
「ハラショー…」
他にも空を飛べる人物がいると知って、驚く絵里。
また絵里の中のマフィアのイメージが崩れていったのだった。
「すまない絵里。俺の服を濡れてるから気持ち悪くないか?」
「だ、大丈夫よ!///」
「そうか…」
ツナが尋ねると絵里は顔を再び赤くしてしまう。服が濡れていることよりも、こうしてツナに密着してることに意識しすぎて、服が濡れていることなど気になっていないのである。
「ねぇツナ君。一つ聞きたいんだけどいい?」
「何だ絵里?」
「どうして飛べるのに、海の中から来たの?」
ずっと疑問に思っていたことを尋ねる絵里。
「空から行けば敵に俺の姿がバレて、お前に危害が加わる可能性があったからな。だから海中から進むしかなかった。」
「私の為にそこまで…!?///」
「ああ。まぁ多少寒かったが、どうってことはない。お前を無事に助けることのほうが大事だったからな。とにかくお前が無事でよかった。早くみんなのところへ帰ろう。みんなお前が拐われて心配してたからな。」
「え、ええ…!///」
ツナの言葉を聞いて絵里はそう言うがやっとであった。
自分の為にここまでしてきて助けて来てくれたツナに、絵里は惚れてしまう。
「(亜里沙の言ってた通りね…私もツナ君に恋しちゃったみたね…!!///そして他のみんながツナ君を好きになった理由も…!!///)」
こうしてμ'sの最後の一人、絵里もツナに恋したのであった。
いかがだったでしょうか?正直もっといい感じにしたかったんですが…すいません。
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