大空とスクールアイドル   作:薔薇餓鬼

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今日はちょっと穂乃果がメイン?です。


標的(ターゲット)15 「雨」

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから2時間ほど歌って、全員カラオケ店から出た。

 

「いやー!歌った歌った!」

 

カラオケ店から出て穂乃果がおもいっり背伸びをしながら言う。

 

「いやー、みんなうまいよね。特に真姫ちゃんの歌声ってすっごく綺麗で、俺つい聞き惚れちゃったな。」

 

「な、何よ急に!?変なこと言わないでよ!」

 

「あ…ごめん」

 

真姫にそう言われて、少し顔を暗くするツナ。そんなツナを見て凜がこう言う。

 

「大丈夫だよ。本当は褒められて嬉しいんだけど、恥ずかしいだけだにゃ。」

 

「な、何に言ってるのよ凜!わ、私は別に…!」

 

凜に自分の本心を言われた真姫は恥ずかしさのあまり、少し顔を赤くする真姫。

すると今度は花陽がツナに真姫のことを教える。

 

「真姫ちゃんは歌だけじゃなくて、ピアノもうまいですよ。」

 

「へー。すごいねー。」

 

「花陽まで!」

 

「(ピアノもできるんだ真姫ちゃんって…そういえば獄寺君はピアノをやってたって言ってたなー…お母さんは将来を期待されたピアニストって言われてたって…)」

 

真姫がピアノができると知って、自分の友達である獄寺がピアノがひけることを思い出す。

ツナはそんなことを考えていると、穂乃果が

さっきから考え事をしているツナに話しかける。

 

「どうしたのツナ君?」

 

「あ!いや何でもない…ちょっと考え事してて

さ…アハハ!」

 

「?」

 

変な様子のツナに穂乃果は疑問符を浮かべる。

ツナは獄寺の過去のことに関わることなので、

喋ることを断念する。

 

「(獄寺君のことを勝手に話すのは、良くないよ

な…それに獄寺君のお母さんは…)」

 

10年後の未来でリボーンから獄寺の母は何者かに消されたと聞いていたツナだったが、実は中学3年の時に獄寺がツナにだけ自分の母親について真実を話してくれたのだ。獄寺の母は誰かの手によって殺められたわけではなかったが、それでも悲しい過去なので話すわけにはいかないので、ツナはそのことを心にずっとしまっていた。

ツナが暗い顔をしているとことりと海未が心配する。

 

「大丈夫ツナ君?顔色が悪いよ?」

 

「どこか具合が悪いのですか?」

 

「だ、大丈夫だよ!とにかくもう帰らないと!明日は学校だしさ!」

 

「「「「「「「?」」」」」」

 

ツナの妙な態度に穂乃果たちは疑問符を浮かべていた。

ツナの妙な態度に違和感を感じていたが、各々家に帰っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツナは穂乃果とことりと海未と一緒に帰る。途中海未とことりと分れ、ツナはバイクを置いている穂むらに行くために穂乃果と二人で帰っていく。

二人が帰っていると、途中で雨が降ってくる。

 

「あ、雨だ…そういえば夕方から雨が降るって言ってっけ…」

 

雨が降ってきたのでツナはポケットからあらかじめ用意していた折り畳み傘を取り出す。

一方で穂乃果は…

 

「ど、どうしよう!私、傘持ってきてない!」

 

「え!?じゃ、じゃあ俺はいいから穂乃果ちゃん俺の傘を使って!俺は濡れても平気だから!」

 

「え!?それじゃツナ君が風邪ひいちゃうよ!」

 

「だ、大丈夫だよ!穂乃果ちゃんが風邪を引くほうが俺にとっては大変だよ!」

 

「でも…あ!そうだ!私とツナ君が一緒に傘の中に入ればいいんだよ!」

 

「え!?いや…それは…!」

 

穂乃果の提案にツナは顔を赤くする。それに対して穂乃果は「何でツナ君は躊躇ってるんだろう?」という顔していた。

だが結局…

 

「(女の子と相合い傘するなんて…なんか変な気分だ…!)」

 

「ツナ君、肩が濡れてるよ?もっとこっちに寄ら

ないと濡れちゃうよ?」

 

「い、いや!大丈夫!俺はここでいいよ!」

 

「え?何で?」

 

「い、いや!な、なんかここが落ち着くから…!」

 

「?」

 

ツナが遠慮している理由がまだわからない穂乃果。このあともツナは穂乃果のほうに寄らず、穂むらに向かって歩いていく。

少しすると穂乃果はツナにあることを尋ねる。

 

「ねぇツナ君。」

 

「な、何!?」

 

「聞きたいことがあるんだ。」

 

「き、聞きたいこと?」

 

「うん。どうしてさっきあんな暗い顔してたの?」

 

「え…?」

 

「何か私がツナ君に変なことしちゃったかな?」

 

「ち、違うよ!穂乃果ちゃんのせいじゃないよ!」

 

「それならいいんだけど…でもどうしてあんな暗い顔してたの?」

 

「そ、それは…」

 

「ご、ごめん…私ったら余計なこと聞いちゃって…」

 

「穂乃果ちゃんが謝る必要なんてないよ!俺が暗い顔してたから悪いんであって…ただちょっと思い出してたんだ」

 

「思い出す?」

 

「うん。真姫ちゃんがピアノがひけるって話題に

なった時に、俺の友達のことを思い出してさ

…その友達もピアノがひけてさ…」

 

「ピアノが上手なの?」

 

「さぁね。俺も聞いたことないんだ。あまり詳し

く言えないんだけど、その友達にとってピアノ

はあまりいい思い出じゃないらしくてさ…

それを思い出してたらなんか気持ちが暗く

なっちゃって…」

 

「そうだったんだ…」

 

「あ…ごめんね。なんか暗くなっちゃって…」

 

「ううん。聞いた私も悪いし…こっちこそごめんね…」

 

ツナと穂乃果はお互いに謝る。そして暗い話をし

たので、話しかけづらくなり何も話せなくなって

しまう。

すると二人の後ろから車がかなりのスピードで向かってくる。その車を見て「このままでは穂乃果ちゃんが危ない」とそう思ったツナはとっさに…

 

「あ、危ない!穂乃果ちゃん!」

 

「え!?」

 

急遽、ツナは穂乃果を自分のほうへ寄せて穂乃果を車から護る。車が通り過ぎたのを見計らって穂乃果を見ると。

 

「危ないなーもう…大丈夫?穂乃果ちゃん…!?」

 

なんとツナは穂乃果を自分の胸の中に抱き寄せてしまっていた。もちろん意識してやったわけではない。

 

「ツ、ツナ君…!!///」

 

「あ!ごめん!穂乃果ちゃん!///」

 

ツナはすぐに穂乃果を離して、元の位置に戻る。

するとここでツナと穂乃果に変化が訪れる。

 

「(ど、どうしたんだろう私!?急にツナ君といるのが恥ずかしくなって…!!も、もしかしてこれが…!!)///」

 

「(い、今…俺穂乃果ちゃんを…!!あれ?急に心臓が…!!この感じ…俺が京子ちゃんのことが好きだった(・・・)時と同じ感覚…!!///)」

 

この瞬間、二人は恋に落ちた…

 




穂乃果は少し適当だったので、ツナのことを好きだということを気づかせる話にしてみました。

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