時は絵里が部屋に戻った頃に遡る。
絵里がカードキーで部屋を開けると、希、亜里沙は寝間着姿でベッドの上で髪をドライヤーで乾かしたり、にこ顔パックをはったりしていた。
「おかえりお姉ちゃん。」
「遅かったじゃない。」
「何かったん?」
「ちょっと真姫とことりと出会って、話こんじゃってね。」
亜里沙、にこ、希がそう言うと絵里も寝間着に着替え、髪をおろすと、バッグからくしを取り出すと髪をとかし始める。
「今日は色々とあったわね。まさか襲撃されるなんて思わなかったわ…」
「でもエリチはツナ君のこと好きになったんやし、そう悪いことばっかりでもないやん。」
「へ!?///そ、それは!///」
希が表情をニヤニヤさせながら言うと、絵里は顔を赤くして挙動不審になってしまう。
そんな絵里を見てにこが言う。
「ま、まぁ…勝手にすればいいじゃない。せいぜい頑張りなさいよね。」
「他人事みたいに言ってるけど、にこっちもツナ君のこと好きなんやから、他人を応援してる暇なんてないんやない?」
「なななな!何言ってるのよ!?///わ、私は関係ないでしょ!///」
「にこ…他の人は知らないけど、私は気づいてるわよ。なんか穂乃果たちと一緒で、禍禍しい殺気を放ってたし。」
「亜里沙も気づいてたよ!」
「な!?///」
ずっと隠していたつもりであったが、希だけではなく絵里と亜里沙にもバレていたことに、にこは驚き顔を赤くしてしまう。
「そ、そういう希はどうなのよ!?」
「あ、誤魔化した。」
「ご、誤魔化してないわよ!いいから言いなさいよ!」
「そうやねぇ。ツナ君は男の子で私の気持ちを理解してくれた人やし、なにより抱きついた時の反応が可愛くて…!!///そんなツナ君の顔を見てたらもうゾクゾクしちゃって…!!///」
「の、希…?」
「本当に希って魔性のドSよね…」
希はツナの可愛い反応をした時のことを想像し、顔を赤くしながら興奮していた。
どこからどう見ても危ない人にしか見えない希を見て、絵里とにこは若干どころか、かなり引いてしまう。
「そういえばツナ君の好きな人って、
中にいるんやろ。誰なんやろうね。」
「占なってみればいいじゃない。」
「どうしたんにこっち。ツナ君の好きな人がそんなに気になるん?」
「ち、違うわよ!///こういう時はいつも占ってるじゃない!///」
「ウチの占いはよく当たるけど、100%じゃないし、ユニちゃんみたいに未来が見えるわけじゃない。仮に占って、占いが当たってたとしたら、にこっちどうするん?ツナ君の好きな人が自分じゃなかったら。」
「そ、それは…って私は別に関係ないわよ!」
希の言葉を聞いて、にこは再び顔を赤くして誤魔化した。
すると亜里沙が…
「私は知っているよ。ツナさんの好きな人。」
「ほ、本当なの亜里沙!?」
「うん。」
「じゃ、じゃあツナ君の好きな人なは本当に
「それは内緒だよ。これから頑張ってね、お姉ちゃん。」
亜里沙がウィンクしながら言うと、絵里、にこはもの凄い気になってしまう。一方で希は真剣な表情でツナの好きな人は誰なのか考える。
すると部屋の扉が開かれる。
「ちゃおっす。お前ら起きてるか。」
「せ、先生!?」
帽子をとり、青いジャージを着て、相棒のレオンを竹刀に変形させ、修学旅行で部屋を見回る先生になりきっているリボーンを見て、絵里は学校の先生だと勘違いしまっていた。
「俺だぞ。」
「リボーン君!?」
「き、気づかなかった…」
「何で気づかないのよ…?」
青いジャージすばやく脱いで、いつもの黒いスーツの姿に戻ると、絵里と亜里沙が先生のコスプレをしていたのがリボーンだということにやっと気づく。
そして正体に気づかない二人に、にこは呆れ果ててしまう。
「どうしたんリボーン君?何かあったん?」
「ただ様子を見にきただけだ。何か困ったこととかないかと思ってな。」
「別にないわよ。」
「私も。」
「ウチも。」
「亜里沙も大丈夫。」
「そうか。ならいいんだ、邪魔したな。」
絵里、にこ、希、亜里沙の返答を聞くとリボーンはすぐに部屋の扉を出ていく。
「何だったのかしら?」
「さぁ?」
リボーンが来たと思ったら、すぐに帰ったことに、にこと絵里は疑問符を浮かべる。
すると扉の前に何かが落ちていることに気づく。
「あれは…カード?」
希は部屋の前に落ちているカードのところへ近づくと、カードを拾う。
(このカードにこの番号は…なるほどね。)
カードに書かれている番号を見て希は、これが何を意味するのか理解した。
そしてこのカードに気づいたのは希だけでなく…
(こ、これはツナの…)
(ここここれは!?///確かツナ君の!?///)
希以外にも二人ほどこのカードを見て、このカードに書いてある番号の意味について理解する。
(これで全員の部屋に置いてきた…あとはどうなるか楽しみだな。)
不敵な笑みを浮かべるリボーン、一体リボーンの思惑とは何なのであろうか!?
もうわかりますよね?
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