時刻は午後10時をまわる。
「あーあ…誰もいないし、なんか疲れたからも
う寝よ。」
ベッドでそうぼやくと、ツナは部屋の灯りを消し、布団をくるまって横になる。
そして1時間も経たないうちにツナは寝息をたてて完全に眠ってしまう。
そして時はツナが眠ってから4時間後、時刻は午前2時をまわる。
凛、花陽、真姫のいる部屋602号室では。
「そろそろだにゃ。」
凛がスマホの時計を見て呟く。
すると枕を持って花陽と真姫が起きないように、足音をたてずに部屋から出ていく。
そして部屋から出た凛は扉をゆっくり閉めると、部屋の扉にもたれかかると、ポケットからカードを取り出す。
(ツナの部屋の扉のカードキー…何であんなところに落ちてたかわからないけどこれはチャンスだにゃ。)
このカードキーはリボーンが部屋に入ってきた時にリボーンがわざと落としたのである。だが凛はこれがリボーンがわざと落としたものだと気づいていなかった。
(確かツナの部屋は2階にあるから、エレベーターで行ってもいいけど…それだともし誰かに見つかったら面倒なことになるにゃ…。階段で行けば誰かの気配を感じたらすぐに逃げられるにゃ。じゃあさっそく行くにゃ。)
ツナのいる部屋まで行く方法を考えた凛はさっそく上に上がる階段を目指していく。
そして凛が部屋を出るほんの少し前…
穂乃果、海未、ことりの部屋である601号室。
「お、起きてませんよね…?」
ベッドの上で枕を抱きしめながら、ベッド寝ていることりと雪穂の様子を見る海未。だがなぜか穂乃果だけは部屋にいなかった。
(おそらく穂乃果は寝ぼけてどこかに行ったはず…あのあとカードがないか探しましたが、見当たりませんでした。おそらくリボーン君が置いていったカードは1枚だけなはず…)
海未はリボーンがこのカードを落としたということに気づいていた。
そして海未は寝ている二人を起こさないように足音をたてないようにゆっくり歩く。
そして扉の前まで移動し、ドアノブに手をかけたその時。
「う~ん?…あれ海未ちゃん…?」
ことりの目が覚めてしまう。
しかし海未はことりが起きたことに気づかず、そのまま扉を開けて部屋を出ていってしまう。
「どうしたんだろう…こんな時間に?」
こんな夜中に部屋から出ていく海未を見たことりは、何かあったのかと思い海未のあとを追っていく。
そして海未とことりが部屋から出ていったあと、絵里、亜里沙、にこ、希のいる603号室では。
「そろそろやね。」
希がスマホの時計を見て、そろそろ動く時だということを確信すると、希は枕とカードキーを持って部屋から出ていく。
そして部屋から出ると希、ルームキーを見つめる。
(これでツナ君の部屋に入れるんやね。ありがとうリボーン君。さてツナ君はどんな反応をするんやろ。楽しみやね。)
心の中でリボーンにお礼を言うと、希も他の人と同じくツナの部屋を目指していく。
だがまだ凛たちは知らなかった。すでにもうツナの部屋に辿りついている人物がいるということに。
それは…
「ツナ君…」
何を隠そう穂乃果であった。
海未の予想した通り穂乃果は寝ぼけてツナの部屋にやって来ていたのである。寝ぼけているるとはいってもツナの部屋は穂乃果たちのいる部屋より2階上にあるので普通は辿り着くはずがないのだ。なにより一番、驚くべきことは穂乃果はツナの部屋のカードキーを持っていないのにも関わらず浸入したことである。一体どうやって浸入したのであろうか?
そして今、穂乃果はツナの腕を抱き枕と勘違いしているのか、ツナの腕に絡みつき寝言を言いながら眠っていた。
そしてツナも横にいる穂乃果に気づかず…
「穂乃果ちゃん…」
寝言を言いながら眠っていた。
一体、これからどうなる!?
全員で行かせたかったんですが、今回はメンバーを絞らせてもらいました。申し訳ありません。
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