凛の唇があと少しでツナの唇と重なる…と思われた時であった。ツナの部屋の扉の前に気配を感じる。
(だ、誰か来たにゃ!やっぱり凛が感じたのは
すると凛はすぐさまベッドを降りると、ベッドの下に隠れて息を潜める。
そして凛がベッドに下に隠れると、部屋の扉が開かれると、枕を持った希が入って来る。
「へー、ここがツナ君の部屋かー。広いんやね。」
希が小声で呟きながらツナの部屋をキョロキョロと見回すと、すぐさまベッドに寝ているツナと穂乃果を確認するとベッドに入ろうする。
(あれ?もしかして凛ちゃん?)
ベッドの下からオレンジ色の髪が少しだけ見えており、ベッド下に凛がいるということに希は気がついた。
だが希は凛がいることに気づきながらも、あえて話しかけずツナを起こさないように気を使いながら、凛と同じようにツナの上にまたがる。
「可愛い寝顔やねツナ君。」
(この声…希ちゃん…)
「寝てるんなら避けられる心配もないし、こんなに無防備なら何やっても大丈夫やね。」
(の、希ちゃん何をする気かにゃ!?ま、まさか!///)
希はベッドの下にいる凛にわざと聞こえるように言うと凛は希がさっき自分がやろうとしたこと…つまりツナにキスしようとしているのではないかと思ってしまう。
そして凛の予想は的中する。
「穂乃果ちゃんぐっすり寝てるし、起きる前に頂くのもありやね。ツナ君の唇。」
(や、やっぱり希ちゃん!///)
「じゃあ、ツナ君のファーストキスを…」
「ダ、ダメにゃー!///」
ファーストキスという単語を聞いてすぐさまベッドの下から飛び出す凛。
だが希は凛がベッドの下から飛び出すだろうということを予想していたのか、ツナの体の上にまたがったままニヤニヤしていた。
(は、はめられたにゃ…!///)
ニヤニヤしている希の顔を見て凛は、自分がベッドの下に隠れていたのを全てわかった上で、希が芝居うっていたということに気づいた。
「り、凛ちゃんが…な、何でここにおるん…?」
「もう演技はいいにゃ…」
「凛ちゃん以外にも、この部屋のカードキーを持ってる人がいたんやね。やっぱりリボーン君は他の部屋にもカードキーを落としていったんやね。」
「え?あのカードキー、リボーン君が落としたものだったのかにゃ?」
「気づいてなかったん凛ちゃん?」
「うん。そもそも凛はここに来る途中でこの部屋のカードキーを落としちゃったにゃ。」
「え…じゃ、じゃあどうやって入ったん…?」
「廊下に設置してあったエアコンを壊して、天井から浸入したのにゃ。」
「そ、それは予想外やね…」
さすがの希も天井から浸入してこの部屋から入ったと聞いて、驚いてしまっていた。
するとここで疑問が一つだけ浮上する。
「じゃあ穂乃果ちゃん一体どうやってこの部屋に入ったんだにゃ…?確かカードキーは海未ちゃんが持っているのを凛は見たんだにゃ…」
「そういえば、この部屋のカードキーの鍵穴のまわりになんか傷ついてたような…」
希は鍵穴になんか傷がついていたことを思い出し、凛はその言葉を聞いて穂乃果がどのようにこの部屋に入ってきたのかはなんとなく理解するが、それはないだろうと思い自分の推理を否定する。
「まぁ穂乃果ちゃんがどうやって入ってきたかは置いておいて…まずはツナ君の唇を…」
「ダ、ダメだにゃ!!///ツナの唇は凛のものだにゃ!!///」
「冗談やん。さすがに寝てる間にキスしたら、ツナ君がかわいそうやん。ツナ君の好きな人がまだわかってないんやし。」
「そ、それぐらいわかってにゃ!///凛のほうこそ冗談だにゃ!///」
さっき寝ているツナにキスしようとしていた凛は、希の言葉を聞いて動揺してしまう。
「その様子だとキスしようとしたんやね。」
「そ、それは…!!///」
「まぁいいか。じゃあさっそくツナ君と一緒に。」
そう言うと希はツナの上にまたがった状態から、そのままゆっくりと倒れ、ツナの上で寝ることに決めた。
「ず、ずるいにゃ希ちゃん!凛もそこで寝たいにゃ!」
「早い者勝ち。それに知ってる凛ちゃん?男の子は胸の大きい女の子に興奮するんよ。この位置で凛ちゃんが寝ても凛ちゃんの胸じゃツナ君は喜ばんよ。」
「よ、余計なお世話だにゃ!ツナは胸の大きい小さいで女の子を差別なんてしないにゃ !それに凛の胸はこれから大きくなるんだにゃ!」
希に胸のことを言われて凛は反論する。
そしてこのあとも希と凛の戦いは続いたのであった。
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