そしてなんやかんやで花陽の泳ぎの練習が始まり、ツナと花陽はプールの中に入る。ちなみに雪穂と亜里沙も一緒泳ぎに行ってしまっていた。
「じゃ、じゃあ始めようか…」
「は、はい…大丈夫ですかツナさん?」
「だ、大丈夫…」
海未と真姫に突き飛ばされて、ツナの顔はちょっとだけ顔が腫れてしまっていた。
「それで穂乃果たちは、結局遊んだままですか…」
「ま、まぁ全員で教えるのもアレだし…」
今だに遊んでいる穂乃果たちを見て、海未とことりが呟く。
「とにかく始めようぜ。泳ぐ時はスィーとウンッパウンッパってやればいいんだぜ。」
「え、えっと…」
「あんたも!?」
「だからその教え方は何なんですか!」
「この野球馬鹿!もうちょっと考えながら言え!」
山本がクロールの動きをしながら、さっき凛から
気配の消し方を教わった時のような教え方で言うと、花陽は戸惑ってしまい、にこ、海未、獄寺はツッコミをいれてしまっていた。
そして山本に任せておけないと思ったのか、ここで獄寺が立ち上がる。
「ったく!野球馬鹿に任せておけねぇ!十代目見ててください!俺が手本を見せてやります!」
(ま、まさか…)
獄寺の言葉に、ツナは嫌な予感がしてしまう。
すると獄寺は眼鏡をかけ、どこからかホワイトボードから取り出すとそこに色々と図を書いていく。そして学校の先生が授業などでよく使う指示棒を使って説明を始める。
「いいか耳の穴かっぽじって、よく聞いとけよ。まずうまく泳ぐには重力と浮力の重心がだな…」
(やっぱり出た!獄寺君の理論指導!)
「え、えっと…」
「さっきよりまともなのですが…」
「全然わかなんない…」
「あんたのまわりには、まともに教えられる人はいないわけ!?」
獄寺の理論指導にツナはやっぱりと思ってしまい、花陽、ことりは獄寺の言っていること、ホワイトボードに書かれていることの意味がわからず、頭から煙をあげてしまっていた。
そしてにこは山本と獄寺がちゃんと教えられていないことにツッコミをいれる。
するとここで真姫が立ち上がる。
「見てられないわね。」
「んだと?」
「あんたのその教え方じゃダメだって言ってるのよ。」
(やっぱり真姫ちゃんってすごい…あの獄寺君に一歩も引かない…でも真姫ちゃんならうまく教えられるかも…)
ツナは真姫ならうまく教えられるであろうと期待していた。
だが…
「ここが間違ってるわ。ここをこうしないと。」
(
獄寺の書いた図の一部を消して、書き直す真姫を見てツナはツッコミをいれてしまっていた。
「いや!てめぇのほうが間違ってる。ここはさっきのままでいいんだよ!」
「何よ!ここはこうじゃないと、辻褄があわないって言ってるでしょ!」
「お前のその理論はアテにならねぇ!」
「何ですって!あんたの理論のほうがアテにならないわ!」
「んだと!?」
「何よ!?」
ここで獄寺と真姫は火花を散らし、お互いの理論が正しい、正しくないの喧嘩が始まってしまっていた。
「あ、あの二人とも落ち着いて…」
「そうですよ!そもそも花陽に泳ぎを教えるんじゃないんですか!?」
「まず理屈がわかってねぇと、できるもんもできねぇだろうが!」
「そうよ!花陽、待ってなさい。今すぐこいつよりも正確な理論で、すぐに泳げるようにしてあげるから。」
花陽と海未が件している獄寺と真姫に言うが、二人とも聞く耳を持たない状態である。
「そこまで言うなら俺の理論とお前の理論、どっちが正しいか勝負だ!」
「望むところよ!」
そう言うと獄寺はホワイトボードの表面、真姫はホワイトボードを裏面に自分の理論を書いていく。
「お?なんか勝負が始まったぞ。」
「この二人…頭が良すぎて逆に教えるのがダメね…」
「花陽ちゃん、練習しよっか…」
「はい…」
獄寺と真姫の対決を見て、山本、にこ、ツナ、花陽が呆れた表情で呟く。
結局、ツナが花陽を教えることとなったそうです。
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