大空とスクールアイドル   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)178 「怒り」

 

 

 

 

 

 

 

ツナはリボーンはバイクに乗ってここから一番近くの港へ向かっていた。

 

「リボーン、本当にお前が言ってる港にツバサさんがいるの?」

 

「ああ、間違いねぇはずだ。いくらうまくツバサを拐うことに成功したといっても、そのあと絶対に見つからねぇ保証はねぇからな。だからそんなに遠くに行く理由はないからな。」

 

「でも何で船だってわかったんだよ?」

 

「船ならまわりから誰にも見られねぇし、もし逃げようとしても海上じゃ逃げ場がない上に、誰の助けを呼ぶことはできないだろ。」

 

「確かに。」

 

ツナのリボーンから何故ツバサを船だと拐ったということにずっと疑問に思っていたが、リボーンの説明を聞いて納得していた。

するとここで新たな問題が浮上してしまった。

 

「あれ?でもそのイードロファミリーって構成員ってアイドルオタクなんだよね?だったら何でステージをメチャクチャにしたんだろう?」

 

「犯人の狙いはライブを強制的に中止させて、ライブが再開する間にツバサを拐うのが目的だったんだろ。犯人はA-RISEを憎んでいたんじゃなくて、逆に好きだったから推しであるツバサを自分だけの物にしたいとでも思ったって考えるのが自然だな。」

 

「そんなことの為にツバサさんを…」

 

ツナは犯人のツバサを拐った理由を知って怒りを覚えてしまっていた。そしてツナはバイクの速度をさらに上げてツバサがいるであろう港へと向かっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその頃、ツバサが捕らわれている港。この港の辺りには人気がなく、よほどのことがない限り人が来ることはないであろうという場所であった。

 

「成功だ。とうとう念願だった日本(ジャッポーネ)のアイドルA-RISEのリーダー綺羅ツバサを捕らえた…」

 

少し細い体で赤い髪の毛の男は眠らされツバサが捕らわれているであろうダンボールを見ながらそう呟いていた。

 

「これでファミリーの念願が叶ったとあいつらは思っているだろうが、誰があいつらなどにツバサを渡してなるものか。ツバサはこのリーク様の物だ。これからツバサは僕と一緒に暮らすんだ。フフフ…」

 

興奮しているのかリークという男は顔をいやらしい表情をしながらそう呟いた。

 

「さて後は船で運ぶだけだ…」

 

「間に合ったか!?」

 

「だ、誰だ!?」

 

リークが船でツバサを運んで逃げよう思ったその時、後ろには額にオレンジ色の死ぬ気の炎を灯し(ハイパー)死ぬ気モードになっているツナと、その隣で腕を組んで仁王立ちしているリボーンがいた。

 

「き、貴様はライブの時の!?」

 

リーク突如現れたツナとリボーンに驚きの声をあげてしまっていた。

そして驚いたのも束の間、リークはツナの正体に気づいてしまった。

 

「その死ぬ気の炎と紋章はボンゴレ!?それに最強の赤ん坊(アルコバレーノ)まで!?なぜここに!?」

 

リークは二人の正体に気づいて驚いていたが、ツナがボンゴレギアに灯っている大空の死ぬ気の炎を逆噴射させ、一瞬でリークの懐に入りこみ腹部パンチを与える。

 

「グボォ!?」

 

そしてリークは腹を両手で抱えながら、片膝をついてそのまま動かなくなってしまっていた。

そしてツナは置いてダンボールの所まで移動すると、中を開けると寝息をたてているツバサを抱えて救いだした。

 

「ツバサ!ツバサ!」

 

「う、う~ん…?」

 

「よかった目が覚めたか…」

 

ツナは眠っているツバサをさすりながら名前を呼ぶと、すぐにツバサは目を覚まし、安堵の表情を浮かべていた。

 

「へ!?ツナ君!?何でここに!?というか額が燃えてる!?そもそも何で私はこんなところに!?」

 

ツバサはツナがここにいること、そして(ハイパー)死ぬ気モードで額が燃えていること、なぜ自分がここにいるのかということなど色々とわからなくなり混乱してしまっていた。

 

「あそこにいる男は、お前を自分だけの物にしようと警備員に変装しお前を拐ったマフィアだ。そして俺はあんじゅからお前がいないと連絡を受けて、助けに来たんだ。」

 

「マ、マフィア!?」

 

ツバサはマフィアが自分を拐ったことに驚きを隠すことができなかった。

 

「で、でも何であの男がマフィアだって知って…それにその姿は一体…?」

 

マフィアが自分を拐ったことにも驚いていたが、ツバサは一番驚いていたのは(ハイパー)死ぬ気モードの状態のツナであった。

 

「僕のツバサから離れろボンゴレ。」

 

リークはツナの一撃を受けながらも、腹部を押えながらゆっくり立ち上がっていく。おそらくツバサを取られたくないという思いが、痛みを上回ったのであろう。

 

「どうやらそいつは精神が肉体を凌駕してるらしいな。厄介だぞツナ。」

 

「ああ、わかってる。」

 

確かに腹部に決まった一撃でも倒れないリークを見てリボーンがそう言うと、ツナはボンゴレギアに死ぬ気の炎に灯し戦闘体勢となった。

 

「たとへボンゴレであろうと、僕のツバサは渡さないぞ!」

 

「ツバサはお前の物じゃない!ツバサは俺の友達で、多くの人に笑顔や希望を届けるアイドルだ!それを自分のくだらない私欲に為に拐うお前とは違う!」

 

「黙れ!お前に私の気持ちがわかるはずもない!」

 

「鉄パイプに細工してライブを中止にしたような奴の気持ちなんてわかりたくもない。それに…お前が鉄パイプに細工したせいでツバサがどんな目にあったのかわかっているのか!?」

 

「ぼ、僕だってあれは予想外の事態だ!仕方がないだろう!」

 

「仕方がないだと!?俺が助けに入らなかったらツバサはアイドルとして活動できなくなってたかもしれないんだぞ!アイドルといったってツバサは俺と年の変わらない女の子だ!どんな理由があろうと女の子を危険な目にあわせていいはずがないだろ!」

 

ツナはリークがやった行いに今まで溜め込んでいた怒り爆発させていく。

 

(私の為に怒ってる…こんなツナ君、初めて見るわ…)

 

ツバサが初めてツナが怒っているのを見て、驚いてしまっていた。

 

「俺は絶対にお前を許さない!」

 

真姫の時と同じくツナは怒りで額の死ぬ気の炎を荒ぶらせていく。

 

 




真姫ちゃんの時と同じような感じになってしまってすいません…

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