結局、穂乃果の好きな人はわからないままツナは雪穂と一緒にまだ寝ている穂乃果を起こしに、部屋に入っていく。
「う~ん…ホノ太郎モフモフ…」
「もうお姉ちゃんってば!」
「アハハ…」
穂乃果はナッツをモフモフしている夢を見ているのか、枕を抱いて少しヨダレを垂らして眠ってしまっており、そんな穂乃果の寝顔を見て雪穂は呆れた表情になり、ツナは苦笑いしてしまっていた。
「私の力じゃ無理です。ツナさんお願いします。」
「ええ!?雪穂ちゃんがこれだけやっても起きないんだから無理だよ!」
「大丈夫ですよ。穂乃果ちゃん大好きだよって言えば絶対に起きますから。」
「な!?///」
雪穂が表情ニヤニヤさせながらそう言うと、ツナはいつものように顔を真っ赤にさせてしまう。
「じゃあお目覚めのキスを…」
「ダダダダメだって雪穂ちゃん!!///さすがにできないって!!///」
「でもいずれすることになるんだし、その為の予行演習だと思えば。」
「ダ、ダメだって!!///穂乃果ちゃんには好きな人がいるんだかし!///そんなことできないよ!!///」
ツナは雪穂の提案にさらに顔を真っ赤にしてしまう。そしてツナはナッツの力を借りて穂乃果を起こそうということを思いつき、ボンゴレギアに死ぬ気の炎を注入すると、相棒のナッツがボンゴレギアの中から出てきた。
「ガウ♪」
「穂乃果ちゃんナッツだよ…ってこれで起きるわけ…」
「え!?どこ!?」
「起きた!?」
雪穂が何度も何度も叫んでも起きなかったのにも関わらず、穂乃果はナッツがいると聞いて目をカッと見開き、もの凄い勢いで起きると、即座にナッツを視界に捕らえるとツナからナッツを一瞬で奪い自分の元へ抱き寄せていく。あまりの一瞬のことにツナと雪穂は唖然としてしまった。
「本当にホノ太郎だー!夢じゃなかったんだー!」
「ガウゥ…」
「やっと起きたねお姉ちゃん。ツナさん来てるよ。」
「え!?」
ナッツを抱き寄せてモフモフしてる穂乃果に、雪穂がそう言うと、自分の目の前にツナがいることに気づいて驚きのあまり固まってしまった。
「おはよう穂乃果ちゃん。」
「な、何でツナ君が私の部屋に!?」
「いや…穂乃果ちゃんのお母さんが起こしてきてくれって言われたから起こしにきたんだ。」
「そうなんだ…って!もうこんな時間!雪穂!何で起こしてくれなかったのー!?」
ツナから話を聞いた穂乃果はベッドの側に置いてある目覚し時計を見て驚くと、雪穂に文句を言った。
「何度も起こしたよ!それなのにお姉ちゃんが全然起きないだから!お姉ちゃんが早く起きないからツナさんが来ちゃったんだよ!とにかく早く着替えて!もうお母さんも準備始めてるんだから!」
「は、はーい!」
雪穂が穂乃果への不満を爆発させると、穂乃果はナッツを連れたまま慌ててベッドから降りるち、そのまま部屋から飛び出し着替えに行っていった。
「もう…お姉ちゃんってば。本当にだらしなんだから…」
(妹との雪穂ちゃんのほうがお姉ちゃんみたい…)
ツナはため息をつきながら、部屋の入り口を見つめる雪穂を見て、雪穂の立場が上だということを悟った。
「ツナさんも大変ですね。お姉ちゃんにと本当に付き合うことになったら。」
「そ、そうかな?」
「スクールアイドルとしてステージじゃすっごく輝いて見えるけど、実際家ではいっつもあんな感じなんですから。」
「でも穂乃果ちゃんにはいいところはたくさんあるし、欠点なんて人間だったらあって当然だと思うよ。前にも言ったけど、俺のほうが欠点だらけの人間だし。」
「ツナさん、お姉ちゃんのことが好きだからって甘いんじゃないんですか?」
「え!?お、俺は本当のことを言っただけだよ!だってスクールアイドルを始めて学校を救おうって言い始めたのは穂乃果ちゃんなんでしょ?」
「そうですけど…」
「やっぱり凄いよ穂乃果ちゃんって。俺だったら学校が廃校になるって聞いても絶対にそれを阻止しようなんて思わないよ。俺はみんなといられれば別にどんな学校でもいいというか…そこが俺の居場所だというか…とにかく
「ツナさんはやっぱりお姉ちゃん一筋なんですね。」
「そうでもないよ。昔、俺にも好きな人がいたよ。もうフラれちゃったけどね。」
「え…?」
雪穂は穂乃果を好きになる前に、好きな女の子がいたという事実に驚いてしまった。
「その子と穂乃果ちゃん、なんか似てるんだよね。だから俺、穂乃果ちゃんのこと好きになったんだ。」
「そ、そうだったんですか…」
「でも一つだけ違うところがあるんだよね。前好きだった子は何だろう…太陽みたいな暖かい存在で、穂乃果ちゃんは全てを包容してくれる大空みたいな存在なんだ。」
ツナかつての想い人である京子と、現在の想い人である穂乃果の違いを語った。
(あれ?なんかボンゴレの守護者の使命みたいになってる…)
マフィアになりたくないにも関わらずツナは、つい京子と穂乃果の違いについての説明をボンゴレの守護者の使命で言ったことに自分で驚いてしまった。
「なんかツナさんって変わってますよね。」
「え?そうかな?」
「はい。だからこそお姉ちゃんを任せられるのはツナさんしかいないと私は思ってます。だからお姉ちゃんのこと幸せにしてあげてください。」
「え!?///その!!///」
いつもならこういうことは表情をニヤニヤさせながら言う雪穂が真面目な顔で言ったのでツナは戸惑ってしまったのだった。
本当に無駄な話ばかりですいません。京子と穂乃果の違いももっとうまくできればよかったんですが…本当にすいません。
次回からバイトの話に入っていきます。ヒフミトリオも出す予定です。
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