なんとか絵里は希を諦めさせ、ツナにバイクに乗せられて自分の家まで移動した。
そして絵里の家の中に入った。
「お邪魔しまーす。」
「ただいま亜里沙。今、帰ったわよ。亜里沙?」
いつもなら「おかえりお姉ちゃん」と言って迎えて来るのだが、その亜里沙がいないことに絵里は疑問を感じていた。
「どこか行ったのかしら?」
すると玄関の横の棚に、一枚のお姉ちゃんへと書いてある封筒が置いているのをツナは気づいた。
「絵里さん、手紙がありますよ。」
「あら本当だわ。」
そう言うと絵里は、亜里沙からの手紙を黙読する。
お姉ちゃんへ
今日は家で勉強する予定だったけど、雪穂の家で勉強するね。ツナさんと勉強、頑張ってね。
(亜里沙!?///変に気を遣うようになって…!?///)
いつもこんな風に気を使わない亜里沙がこんなことしたことに絵里は驚くと同時に、顔を真っ赤にしてしまっていた。
「何て書いてたんですか?」
「な、何でもないわ!!///雪穂ちゃんの家でテスト勉強するって書いてあっただけよ…!!///」
「そうですか。」
絵里は慌てて誤魔化すが、ツナは何も違和感を感じず、この後絵里の部屋に移動して、テスト勉強を始める。
「じゃあ昨日の続きから始めましょうか。」
「はい。」
昨日ツナの家で勉強した時と同じように、二人はテスト勉強を始めていった。
そして勉強を始めて3時間半ほどで、とりあえず勉強は終わり、時刻は7時40分になり、外は暗くなっていた。
「ツナ君。どうぞ。」
「ありがとうございます。」
絵里がコップにジュースを注ぐと、ツナは一言だけお礼を言うとジュースを飲んだ。
(そ、そういえば男の子を家に招くなんて初めてよね…!!///しかもそれが初恋の相手…!!///)
今さらではあるが絵里は、家に男の子を初めて招いたことを意識した。
「絵里さん、今日もありがとうございます。」
「え!?ええ。どういたしまして。ツナ君の役に立ててなによりだわ。」
「こんなに平和に勉強できたのは何年ぶりかなー。」
「平和って…勉強よね?」
「普通は平和なんでしょうけど、俺の場合は違います…間違えるたびにリボーンに蹴られたり、爆破されたりしてるんで…しかも中1の頃からそうなんで…」
「それは平和じゃないわね…」
ツナからリボーンの教育を聞いて、絵里は顔を引きつらせてしまっていた。
するとここで絵里はあることに気づく。
「待って…なら穂乃果が危ないんじゃ…」
「大丈夫ですよ。リボーンは女の子にそんなことは絶対にしないんで。女の子にはすっごい甘いんで。」
「そう…なら安心ね…」
ツナから穂乃果が大丈夫だということを聞いて内心安心すると同時に、ツナが可哀想だと思ってしまった。
「テストといえば、音ノ木坂にいた頃、穂乃果たちがラブライブに出場したいって理事長に言ってたのを思い出すわ。その時に理事長からテストで不合格にならなかったら、出てもいいって言われてみんな必死に勉強してたって希から聞いたわ。」
「絵里さんは最初から入ってたんじゃないんですか?」
「私は最後のほうだったわ。希と一緒に入ったの。」
「そうだったんですか。俺はみんなでやろうと決めてμ'sを始めようと言ったのかと思ってました。」
「でも私はスクールアイドルを始めた時、生徒会長として私は反対してたわ。」
「え!?そうだったんですか!?」
「ええ。むしろ穂乃果たちとは敵対してたようなものだったわ。」
「想像もつかない…反対してたのにμ'sに…?」
「まぁそうでしょうね。あの頃の私は傷つくこと恐れて、壁を作ってずっと逃げたわ。友達と言える人は希だけだけ。でも穂乃果たちとμ'sをやって、そのお陰で私は変わったわ。」
「…」
あまりの意外な絵里の過去を知って、ツナは驚このあまり何も喋ることができなった。
「急に暗い話になってごめんなさい。私ったらつい。」
「わかりますよ。」
「え?」
「俺もそうでした。中学時代、勉強も運動できなくてダメツナって呼ばれてて…俺はダメツナって呼ばれるのが嫌で、どんなことからもずっと逃げてました。でもリボーンに出会って、気づかされました。俺は一度でも死ぬ気でやろうとしてなかっただけなんだって。」
(ツナ君も私と同じ…希が自分の気持ちを理解してきれたっていう意味わかった気がするわ…)
絵里はツナの話を聞いて、希の言っていた言葉の意味を理解した。
すると急に部屋の明かりが消え、真っ暗になる。どうやら停電のようである。
「きゃ!」
暗いところが苦手な絵里は悲鳴を上げると、すぐに何かに捕まった。
そして数秒ほどで部屋の明かりがつく。
「え、絵里さん…!?///」
「え…!?///」
突然の停電で怖くなって、絵里はツナに抱きついてしまっていた。
事故とはいえツナに抱きついてしまった絵里、一体どうなる!?
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