リボーンのLINEのせいで、ツナは絵里の家に泊まらざるおえない状況になってしまった。
そして金曜日。μ'sのメンバー全員がツナよりも先に絵里の家に集まっていた。希以外、絵里のことを殺気を放ち睨んでいた。
「え、えっと…」
「絵里ちゃん。あの写真はどういうこと?そもそも何でツナ君が絵里ちゃんの家にいるの?」
「そ、それは…」
「言わないと私のスタームルガーP85が火を吹くよ。」
「穂乃果!?」
どこからか穂乃果が拳銃を取り出すと、絵里は恐怖のあまり後退りしてしまっていた。もちろん他のメンバーも後退りしていた。
「ほ、穂乃果!?何でそんな物を持っているんですか!?というか本物なんですか!?」
「本物だよ。リボーン君が貸してくれたんだ。もし絵里ちゃんが口を割らないようならコレを使えって。」
「そこまでしますか普通!?」
「大丈夫だよ、弾は入ってないから。安心して海未ちゃん。」
弾が入っていないと聞いて全員ホッとするが、そのことをバラしてしまったので意味はなくなってしまった。
「こうなったらラル教官から教わった、敵を自白させる方法を実践するにゃ。絵里ちゃん覚悟するにゃ!」
「わかったわ!ちゃんと話すから!だから落ち着いて!」
これ以上は隠すのは無理だと思ったのか、絵里はツナが自分の家にいたこと、そしてツナに抱きついたことについて包み隠さず正直に話した。
「どうやら本当みたいだにゃ。」
「凛…どこでそんなことを覚えたの…?」
絵里が尋ねると、凛は絵里の脈に手をやって絵里が本当のことを言ったかどうか確認していた。
「ようするにエリチはツナ君と二人っきりになりたかっただけなんやね。そしてツナ君とイチャイチャしたかっただけだったっと。」
「変な言い方は止めてもらえる、希!?///」
「照れんでええんよ。ウチだってツナ君とそういうことしたいし。」
「希!ハレンチですよ!」
「あれー?さりげなくツナ君を自分の家に誘って二人っきりで勉強しようと思ったのはどこの誰やったけー?」
「そ、それは…!!///」
希の言葉に海未は反論することができなかった。
「それで…?何でにこちゃんがいるわけ?」
「何?悪いわけ?」
「別に。ただにこちゃんは勉強が苦手だったじゃなかったけ?」
「何?自分は頭がいいアピールでもしてるわけ?」
「ふ、二人とも喧嘩はダメだよ…落ち着いて。」
花陽が火花を散らしながら喧嘩している、にこと真姫を止める。ちなみに、にこが絵里の家に来た理由はツナに会う為と、晩ご飯作りである。
すると絵里の家のインターホンが鳴った。どうやらツナがやって来たようである。
「あ、来たみたいだね。私が出て来るよ。」
「待ってことりちゃん。私が出て来るから。」
「凛が出て来るにゃ!」
「待って私が出て来るわ!あんたちじゃ不安だわ!」
「いや私が!」
ここでことり、穂乃果、凛、真姫、海未が誰がツナを出迎えるか争い始めてしまった。
「じゃあウチが行って…」
「「「「「「「絶対にダメー!」」」」」」
希がツナを迎えに行くと言った瞬間、全員希が玄関に向かおうとするのを、阻止した。
すると絵里の部屋の扉が開く。
「お邪魔しまーす。あ、みんなもう来てたんだ。」
「ツ、ツナ君!どうやってここに!?」
「どうやってて?亜里沙ちゃんがどうぞって言ってくれて入っただけですけど…それがどうかしたんですか…?」
「そ、そう…」
ツナが勝手に家に入ってきたのだと思ってしまった絵里であったが、ちゃんと亜里沙が代わりに出迎えてくれたと聞いて納得した。
「あ、絵里さん。亜里沙ちゃんから伝言です。今日から雪穂ちゃんの家に泊まって勉強しに行くって伝えておいてって。」
「な!?」
また亜里沙が変に気を遣ったことに、絵里は驚いてしまった。
こうして波乱の勉強が始まろうとしていた。
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