ツナとリボーンがに拐われたフゥ太とことりを助けに向かっていたその頃、廃工場では。
「う、う~ん…?」
「気づいたことり姉?」
ことりが目覚めると、横には両手首をロープで結ばれ、身動きが取れない状態のフゥ太がいた。そしてことりもフゥ太と同じように捕らえられていることに気づくと同時に自分に何があったのかを思い出す。
「えっと…私…」
「変な男にことり姉は拐われたんだよ。僕が
妙な行動を起こさないための人質として。」
「人質…?」
「うん。それよりごめんね。ことり姉まで巻き込んじゃって。」
「フゥ太君が謝らなくてもいいよ!それより私たちを誘拐した男は…?」
「今ここにはいないよ。この工場の外で何かしてみるみたいだけど、どのみちこのロープを外しても、逃げられないよ。」
「そ、そんな…」
フゥ太から今、自分たちがどういう状況に置かれているかを聞いて、ことりの目から涙がこぼれる。
涙を流していることりを見て、フゥ太が心配する。
「大丈夫?ことり姉?」
「ご、ごめんね…フゥ太君だって怖い思いしてるのに…私ったら…」
「大丈夫だよ。絶対にツナ兄が助けにきてくれるから。」
「ツナ君が…?どうして…?それにツナ君は並盛に…」
「少なくとも穂乃果姉たちがツナ兄に連絡するはずだよ。一応、ツナ兄の家に居候してるんだし。」
「あ、そっか…」
フゥ太の言葉にことりは納得する。実際、家にはいないが二人を助けるために現在、この廃工場に向かっているのは事実である。
「でも…ツナ君が来ても…誘拐犯に…」
「そういえば、ことり姉はツナ兄の強さを知らないんだよね。ツナ兄はあんな誘拐犯に負けるほど弱くないよ。」
「ツナ君が…?」
「うん。さっき言ったでしょ?僕はマフィアに狙われたって。日本に来た時にもマフィアに拐われ
そうになったことが2回あったんだ。」
フゥ太は日本に来てツナと初めてあった時にマフィアに拐われそうになった時のこと、骸に拐われ
た時のことを思い出す。
「ツナ兄はどんな時でも、自分がどんな目にあっても僕を…みんなを護ってきたんだ。だからツナ兄を心の底から信じられるんだ。だからことり姉、ツナ兄を信じて。」
「…」
フゥ太の言葉にことりは驚きのあまり何も言えなかった。
すると二人を誘拐した男が再び、戻ってくる。
「おや?目覚めたようですねランキングフゥ太君にお譲さん。今しがたウチのファミリーに君を捕らえたことを伝えた。1日もすればファミリーが迎えにくる。おっと妙なことをするなよ?妙なことをすればこのお嬢さんがどうなるか、君ならわかるはずだ。」
「妙なことはしないよ。それにツナ兄が助けにくるから。」
「ここには助けは来ない。私はこう見えても
術士でね。万が一を考えて幻覚でここに来れ
ないようにしてある。」
すると男の指にリングをつけており、そのリング
から藍色の炎…霧の炎がリングに炎に灯っていた。
その炎を見てフゥ太は少しだけ驚いていた。それに対してことりは見たことのない現象に珍しいものを見るような目で男のリングを見ていた。
「(何…?指輪から炎が…どうなってるの…?)」
「仮にこの場所を嗅ぎ付けたとしても、術士でもない限りここに来ることはできな「ドーーーン!」な、何だ!?」
突然爆発が起こり、男は爆発した方向を見ると爆炎の中から2つの人影を視界に捕らえる。
「だ、誰だ!」
「派手にやりすぎだぞツナ。」
「お、お前がやれって言ったんだろ!」
男の言葉を無視して、
「無視するな!貴様はら…な!?」
男はツナと姿を見て驚愕する。そして男はツナをみたあとにリボーンの姿を見て再び驚愕する。
驚いていたのは男だけではなく、ことりもツナの姿を見て驚いていた。一方でツナの姿を見て、フゥ太は明るい表情になっていた。
「ツナ君…?本当にツナ君なの…?」
「ツナ兄!」
「あ、あの額の炎…あの紋章…まさかボンゴレ…!?それになぜ
「フゥ太、ことり大丈夫か?」
「うん!」
「え…う、うん…」
明るい表情で答えるフゥ太。それに対してことりは急に呼び捨てで呼ばれたことと、
二人が大丈夫だとわかったツナは、少しだけ微笑むとすぐに真剣な眼差しになり…
「絶体に助けてみせる。俺の命に変えても!」
仲間を助けるため、ツナの死ぬ気の炎が燃え上がる!
なんとか超死ぬ気モードを出すことができました。
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